いろいろなものを見た旅(4)京都・洛中にて
オヤジが阿倍野近鉄の話が出たついでに話して
くれたのですが、そういえば以前は、バスの切符売りの
おばさんが阿倍野の辺によくいました。
それは一体なんだ? ということなんですが、、。
切符売りのおばさんは、市の交通局から
回数券を買うわけです。
たとえば、普通のバス運賃が100円だったとします。
そうしたら回数券は11枚つづりで1000円なわけですね。
で、バスの切符を1枚100円で売りますと、
そのおまけの1枚分100円が
おばさんのもうけになっていたわけです。
阿倍野とか梅田といった大きなターミナルには
市バスの切符窓口だって当然ありましたが、
切符窓口のおっちゃんが客をさばききれなくて
切符はおばちゃんのところで買って、とさえ言って
いました。
京都でも1985年ごろまでは、京都駅に回数券を売る人
何人かいたのを見ていたんですけどね、、。
「阿倍野なんかそういう人ぎょうさんいてはったで」とは
オヤジの話ですが、、
今はもうそんな人もいません。
× × ×
この日の晩のホテルは四条烏丸でした。
実は今回の出張、日程的には日帰りも可能でした。
ですが、正直それはちょっと怖かったのです。
というのが、この時期、通常は台風シーズンでしょ。
もしも台風が来て、交通機関が止まって、
本州に渡れなかったらどうしよう
と考えたのです。
ましてや今回は単なる参加者ではなくて
研究発表者でした。天候の加減で発表者が出席できない
ということはたまにありますが、やはり謙介自身は
そういうのはしたくない、と思いました。
それで大事を取って前日泊にした、ということだったのです。
大和西大寺から近鉄京都線の急行で竹田まで。
ここがあの竹田の子守唄の竹田です。
近鉄の電車に接続するように向かい側のホームに
地下鉄の電車が停まっています。
ここから京都市営地下鉄に乗りかえて
そのまま四条まで行きます。
謙介の乗った電車は京都行ではありましたが、
従来通りのJR京都駅の八条口のほうに着く電車
だったので、ここで乗りかえました。
この電車は竹田始発なので、ゆっくり座れました。
最初は地下鉄もすいていましたが、やはり途中の京都(京都駅)から
大勢の人が乗ってきて一気に混んでしまいました。
そんな大勢の人と一緒に四条で降ります。
明日の会場も地下鉄の沿線なので、交通の便のいい四条烏丸で
ホテルを取りました。
荷物を置いた後、ちょっとぶらっと出てみます。
四条を東に行き、寺町京極で左折して北へ。
謙介の草書のセンセイだったナカジマコーショー教授の書いた看板は健在でした。
で、寺町へ。
御池通りを渡ってさらに北に行きます。
村上開新○の前を通ったらお店が開いていたので、
仕事場用のお土産でここのロシアケーキを買いました。
その後、一保堂に行ってお茶を買ってまた戻ります。
四条に大丸の外店舗として東急ハン○ができていたので
寄ってみたのですが、建物の大きさの関係なのでしょうね。
大阪の長堀とか、江坂のハンズと比べたら
品ぞろえが悪くて、、、。ただ単にハンズという
名前だけのお店でしたねぇ。
もうちょっと面白いものがあるかなぁ、と思って
ちょっと期待して行ったのですが、いまひとつでした。
ホテルに戻ってまた出るのも面倒だったので
そのまま烏丸通りを渡って西に行くと、、
四条通り沿いに洋食屋さんの亜樹があります。
ちょうど夕方の6時半でお店が開いたところでした。
ここでAランチ(晩ですけどね。笑)
をお願いしました。(ご飯少な目で)
ビフカツとエビフライとハムという取り合わせです。
これにご飯とカップスープ(ポタージュ)がつきます。
お昼、とても量の多い食事で食べた後はしんどかったのですが
その分いろいろと歩きもしましたので、、、。
この近くに四条烏丸の市バスセンターがあって
ここから91番の市バスに乗って常盤の家に帰っていたので、
この辺はついでにこの辺で食事して帰っていたこともあって
そんなことで立ち寄っていた店が
あちこちにありました。
このお店もそういう店のひとつです。
ねえちゃんが教えてくれた店でしたが、、。
ここはカウンター(テーブルもあるけど)
で、目の前でお店の人が自分の注文した料理が
どのようにできて行くのか、全部見られます。
このお店、お客さんもたくさんくるので
同時進行で4人の方の注文の料理を作っておいでなのですが
動きに無駄がありませんし、ほかのことをしたついでに
ささっと次の料理の準備をしたりと、、
本当に見ていて手際がいいです。
(そうでないとやって行けないでしょうけど)
ああ、こうやってできていくんだな、と思います。
エビフライにかかったタルタルソースも自家製ですし
ドミグラスソースもおいしいです。
京都の洋食屋さん、という感じのお店で
ここも大好きな店です。
久しぶりに行けて良かったです。
以前と全然変わっていなくて、懐かしく思いながら
食事をしたのでした。
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Comments
回数券のバラ売り。私は小学生の時に一度だけ見たことあります。須磨水族館に行った時に、水族館から駅までの回数券をお婆さんが売っていました。ちょうど1985年頃でしたね。
キッチンの見える洋食屋さん、いいですねえ。ラーメン屋のカウンター席とか、調理の様子が見られるのは好きです。Aランチ美味しそうヽ(´▽`)/
Posted by: mishima | 14. 09. 19 at 오후 6:35
---mishimaさん
そうですか。mishimaさんも経験が
おありなんですね。
回数券のばら売りも、そのおばあさん達が引退したと同時になくなった、
ということかなぁ、と、思います。
この洋食屋さんは、四条烏丸の交差点から
西に少し行った四条通沿い(北側)
にあります。
あまり観光客はこなくて、地元の人御用達の
お店なので、おしゃれではありませんが
実質本位の店です。 観光客相手の
訳の分からない変に和風のカフェよりは
ずっといいかも。
一度京都にいらっしゃった時にでもぜひ。
Posted by: 謙介 | 14. 09. 19 at 오후 9:36