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14. 07. 04

クジラのお菓子

先日友達から、クジラのお菓子をいただきました。

え? クジラのお菓子?


そうです。

クジラのお菓子。


ク、クジラのお菓子ですか?

あれこれ言うより見ていただきましょう。


Kujira1
これです。広島県の尾道のお菓子で
鯨羊羹。
ね、クジラのお菓子でしょ。


中を開けると、金粉模様の印刷された名誉総裁賞を
受賞しました、という紙が入っておりまして、、。

Kujira2

それを開けるとこんなふうなものが見えました。
ごはんのつぶつぶが見えますから、
あ、これはきっと道明寺の糒(ほしいい)
だな、と思いました。
関西の桜餅ではピンクに染められたお米の粒の
残ったようなお餅が桜の葉につつまれていますが
そのお米の粒の残ったようなお餅の材料が糒です。

Kujira3

脱酸素剤の入っている中包装を開けて切ってみますと
こんなふうになりました。
あ、なるほど。クジラのおばけですね。(笑)

Kujira4
どういう作り方をしているのか、
見てみましたら、白い部分は糒で、
黒の部分が錦玉羹だそうです。
うまく考えましたねぇ、、。
昔は鯨餅というお餅だったそうな。

こんなクジラの部位があるのか、
ということなのですが、
最近の人はクジラはあまり食べないと思うので
おそらくあまりご存じないと思うのですが、、。
クジラの部位で言えば、皮の部分です。

本物のクジラの皮はこんなふう。

Onake2

こうやって見ると、うまく似せたなぁ、と思います。
これを何度も水でさらしたあと、冷たくして
少し辛子の入った酢味噌をかけていただきます。
普通は「さらしくじら」とか言いますし、
大阪では「おばけ」と呼んでいます。
この広島の尾道では「おばいけ」と呼んで
よく食べていた、とこのお菓子の案内に書いてありました。

Obake

おばけも最近はスーパーではめっきり見なくなって
しまいましたねぇ、、。

羊羹なのでつい厚切りにしてしまいましたが
この鯨羊羹に限っては薄切りのほうがいいかも、、(笑)

Kujira5

おそらくは和菓子ですので、抹茶とともに
いただくのを計算してか、ちょっと甘さがきつかったように
思いました。

最近の和菓子は以前の和菓子と違って
あまり甘くなくなっていますもんね。

あ、でもひょっとしたら今のんでいるリバビリンの副作用のせいで
味が変わって感じられたのかもしれません。

日本中にいろいろとお菓子がありますが
こんなお菓子は珍しいと思いました。

それに四国から遠い東北とか北海道のお菓子ではなくて、
広島の尾道ですからそう遠くないところだったわけですが
こんなお菓子があったのは知りませんでした。

やはりガイドブックだけでは
わかんないこともたくさんありますね。

お菓子をいただきながら
そんなことも思ったのでした。

(今日聴いた音楽 今日はなし!)

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