« 盗作と偽作とオリジナリティと | Main | 枯れた趣味 »

14. 02. 11

雪道を走る

7日の金曜日、実家に帰る直前に
道路交通情報を見たのです。
そうすると仕事場の街から
東に抜ける5キロほどの峠があるのですが、
その向こう側以東は高速道路、
辛くもまだ速度規制だけで一応走れる状態でした。

仕事場の街の辺は全く雪はなかったのですが
帰るときに山岳部を見たら
真っ白で、山には雪が降っている感じでした。

いつもなら夕食を摂ってから出発ですが
こういう時は1分1秒を争いますから
帰って荷物を取って、即出発しました。
峠のところは国道を通らないといけないので
国道の麓まで来ましたら、、
たくさんの黄色いカッパを来た人が道路に立っていて
来る車、来る車に、何か言っています。

うちの車にも近づいてこられたのですが、、

この先でトラックが立ち往生していて
道路が渋滞しています。
とのことでした。

その時は、まだ峠を越えた以東は走れる、
と思っていたので、列に入ったのですが、、
全然車は動きません。
ラジオとつけると、とうとう高速は降雪のため
東は県境手前のICまで不通になりました、との知らせ。

あ、こらあかんわ、と思って引き返しました。
もう一度アパートの近くまで、戻ってそこから
別の山岳ルートを走ることにしました。

途中まで行くと、
道端にまたまた黄色のカッパを来た人が大勢います。

この先、冬用タイヤかチェーンをした車でないと
通行できません、とのこと。

謙介の車なんて11月から冬用タイヤ装着です。
もうばっちり。

「スタッドレスタイヤです。」
「あ、じゃあ、どうぞ。」

ということで、そのまま再び走りはじめました。

四国は温暖で雪なんて降らない、
なんて思ってません?
高速道路って結構山間部を通っているので
その関係で謙介も雪道の運転をせざるをえなくて
毎年そういうことが、2、3回はあるんです。

途中までは、まだ道路もシャリシャリ言っていて
みぞれ状だったのですが、段々標高が高くなって
行きましたから、途中からはそんな水っぽい音がしなくなって
本格的な雪道になっていました。

この道は何度も通ったことがあるので
知っている道ではあるのですが
いつも通るのは夏なのです。

この道は冬に通ったのは過去に3度しかありません。
でもまぁどの辺にどういうカーブがあるかとか
どの辺にどういうカーブがあったか、覚えていたので
何とかなるだろう、と思って走っていました。
対向車も5分に1台くらいは来ます。
この道路は、向こう側の都市に抜ける最短路線
でもあって、定期都市間特急バスの運行もあります。
頂上近くにトンネルがありまして、
さすがにここまで来たら半分行った、ということで
ホッとしました。

トンネルを抜けるとやはり雪がしっかり積もっていて、
ライトに照らされた轍のあとを見ながら、
慎重に下りていきました。雪は間断なく降っています。

夜の雪はライトに照らされ
白い残像を遺して斜めに走って行きます。
聞こえるのは車のエンジンと、
雪道を走るごろごろという音ばかり

家持さんは、赴任先の因幡(鳥取)の雪を
「けふ降る雪の いや敷け吉事」と歌ったわけですが
こんな雪を見て
「この雪が降り積むようにめでたいことが
重なって欲しい」と歌うのは、本当にそう
思って歌ったのか、と、改めて思いました。

あの時代、
暗い夜のとばりの中に、遠く近くにポツン、ポツンと
竪穴式住居があって、そこで燃やす火の
明かりが頼りなげに見えていたことでしょう。

そんな暗い夜にしんしんと降る雪を見て
家持さんは本当にめでたいことが重なってくれ
なんて真剣に思って歌を作ったのか、、

車のライトに照らされて斜めに走る雪を見ていると
数年前にあの因幡の国庁跡に
立った時のことを思い出したりしました。

40分ほどで峠を降りて、向こう側に出ました、が
ここからも高速はすべて乗れませんので、
ずーっと国道を走って帰ることになりました。

山道を降り切って国道196号線に出たのですが
びっくりです。謙介の仕事場の街に行くほうの車線が
大渋滞です。ずーっと車が連なっています。全然動いて
いません。


謙介の走る東に行くほうの車線は空いていて
スムーズに走れたのですが、向こう側の車線は
全然ダメです。

とはいえ東に行く国道だって途中から混雑するに
決まっているので、途中から裏道に入って、
県道を走っていきました。雪はずーっと降り続いています。

もうそろそろ国道に戻っていいかな、と思ったのが
午後10時。
仕事場のアパートを出発して4時間経過です。
いつもなら、2時間半の行程が、4時間なのに
まだ同じ県内を走っています。
いつ着くんだろう???

ようやっと通行規制ながら開いている
高速のICまで来ました。

そこからは、40分少々で
実家の街のICに。

仕事場の街を出発したのが6時5分で
実家に帰り着いたのが11時過ぎでした。
5時間かかっちゃいましたねー。

まぁでも、夜中になるんじゃないか、と
思っていましたが、その日のうちに、
しかも事故も起こさず帰りつけたので
よし、としました。

翌日も午前中はまだ道路が凍結していて
通行規制があったようですが
幸いお天気が良かったので
気温もあがって、道路状態も良くなったようで
謙介が帰る午後3時過ぎは、もうどこも
通行規制はありませんでした。

雪道を阻まれ、回り道をして2時間半かかった区間、
高速道路を使った帰りは6分で走り抜けてしまいました。
ええ、たったの6分でした。

3時過ぎに出発して仕事場の街のICに到着したのが
5時半。 もう雪はどこにもありません。
一昨日のあれは何だったの?
と思わず言いそうな週末の移動でした。


(今日聴いた音楽 国道ささめ雪 歌 狩人
 1978年 あのころフォーク全盛だったのですが
 こういう曲も聴いていたりしました。)

|

« 盗作と偽作とオリジナリティと | Main | 枯れた趣味 »

いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

凄かったみたいですね、こちらは雨でしたが。  猿之助さんの新年会凄く楽しかったようです。
こんなことなら行けば良かった・・・ただ日帰りは無理なので宿泊プランでないと。とてもサービス精神が旺盛な方なので!!
3月歌舞伎座昼・夜無事確保しましたが、非常に不自然な席の残り方で今月の様に大量に戻るのではないか?という予想をされる方。
役者さんが頑張っても肝心の松竹がね、やはり価格設定・平日の開演時間・チケット購入の方法etc改善の余地はあると思うのですが肝心の松竹がねこのままジリ貧ですか?付合う役者・スタッフ・観客の事を少しは考えろよと。ま無駄ですけどね。役者の酷使といい気がつく人はいても上層部に進言できないんでしょうか。そんな事したら即クビかしら。

Posted by: ゆき | 14. 02. 12 at 오전 10:39

---ゆきさん
ここ数年四国は冬の寒さが尋常でなく
冷えてきています。前は雪がこれほど
積もって高速が閉鎖になる、なんていうことはあまりなかったのに、最近はこういう
事象が多いです。実感としては
地球温暖化なんて嘘の皮、といいたいような
冷え方です。温暖化温暖化、と言いますが
あんな連中の言っているのは
たかだか100年200年単位のことでしか
ありません。何十億という地球の今までの
気候の中で、そんな100年のスパンの
データを取ったところで何の意味が
あるのか、と思うのは間違って
いるのでしょうか?
とにかく最近は実感として寒さがきついように思います。 
猿之助丈は、終演時間なんて無視しますからね。こんぴら歌舞伎の時だって、一応の
第一部の閉幕は2時、だったのですが
2時半近くまでのびて、第二部が3時からですから舞台転換がもう押して押して
大変だった、ということもありました。
あの会社は学習能力がないので
極限まで行って、ああ、ということに
ならないと、回心しないと思います。
そうして一応は学習するのでしょうが
また何年かしたら、きれいさっぱり
忘れてしまう。それでまた、、
その繰り返しのような気がします。
言ってもとめても、聴く耳を持たない
上層部では、本当に、、ねぇ、、。
やれやれ、って大方の歌舞伎ファンも
思っているのではないでしょうか。
どうぞ自分の贔屓の役者はつぶされません
ように、とか。

Posted by: 謙介 | 14. 02. 12 at 오후 10:49

雪道運転大変でしたね。
読んでいると、よくぞご無事でという感じです。
こちらは2週続けての大雪となりました。いままで住んでいてこんなに降るのは初めてです。
昨日のは、先週と違って湿った重い雪で、仕事から帰ってくると駐車場はグチャグチャの雪がごっそり。
バックで駐車しようと切り返していたら、そのまま動けなくなりました。
途方に暮れていると、幸い同じ時間に帰ってきた人が同じように雪にはまっており、二人で協力してお互いの車を動かした次第です。
まさか自分の駐車場でこんなことになるなんて、思ってもいなかったのでびっくりでした。
いろんな所で異常気象が起きていますが、これから先もいままで起こらなかったようなことが起こるのでしょうか?
備えるといっても限界がありますしねえ。
やれやれです。

Posted by: 悠太 | 14. 02. 16 at 오후 5:18

---悠太さん
ニュースで仙台が積雪30センチとか聴いて
前に悠太さんにお会いした時に仙台は雪は
ほとんど積もらない、と伺っていたので
改めて今回の雪はすごかったんだ、と
びっくりしたところです。四国も山間部は
結構降るんですが、今回は平野部にも
結構降りました。 こちらも2週連続で
ものすごく遠回りして実家に帰る、という
ことになって、少々疲れています。
今週も火曜日水曜日とまた雪マークです。
悠太さんも本当に大変でしたね。
今年は、まさかこんなことになるなんて
というような天候の連続で、、
本当におっしゃるように、こんな天候が
年に何度か起こるようになるのでしょうか?
やはりちょっと考えないといけない、
ということなんでしょうかねぇ、、。

Posted by: 謙介 | 14. 02. 16 at 오후 11:05

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/59093878

Listed below are links to weblogs that reference 雪道を走る:

« 盗作と偽作とオリジナリティと | Main | 枯れた趣味 »