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13. 11. 12

瀬戸内国際芸術祭・秋会期:宇野港編(2)

Uno3_1
降りてすぐあったのが、アラーキーさんの写真です。

宇野は一地区の地名で、行政的には岡山県玉野市です。
玉野市の一部として宇野、という場所がある、ということですね。
その宇野にあるから、駅は宇野駅なのですが
以前は、どうして玉野なのに駅は宇野なの? と
思っていた時期がありました。

玉野市は映像の街を標榜しているのだそうです。

久しぶりにこの宇野港周辺に来ると
あまりの変わりようにびっくりしてしまいました。
以前は連絡船から宇野線への乗り換えも
ありましたし、フェリーボートの数も多かったですし
駅前にもサルベージの会社とか回漕店とか
いろいろと海に関連した会社があったように
記憶しているのですが、そうした会社とか
建物がきれいさっぱりなくなって、広い駐車場に
なってしまっていました。
宇野駅も前は乗り換え客とか
宇高連絡船への貨車の積み込みとかで
結構広い面積の駅だったのですが
今は、鉄道の線路も3線あるだけの小さな駅になって
しまいました。
瀬戸大橋が出来て、JRは本四備讃線経由に
なってしまい、人の動きも大きく変化してしまったのですね。
この間の変化に、久しぶりに来て
すっかり驚いてしまったのです。


Annnai
ここが瀬戸芸関連の案内とか
いろいろな玉野の名産を売っている
玉野インフォメーションセンターです。
玉野は直島へ行く本州側の乗り換え地点なので
次から次へと人が来て、乗り換え方法についての
質問がかわされていました。
ここで宇野会場の地図をいただいて出発です。


船底の記憶、という作品。これは宇野港の岸壁にありました。
Unoko1


下の写真は岸壁から対岸の直島を見たところです。
直島まではこれくらいの距離しかありません。
フェリーで20分くらいで渡ることができます。
ただ行政区画で言えば、直島はもう香川県です。
直島と手前の宇野の間の海の中間あたりに
県境がある、ということです。
Unoko2
思うのですが、直島こそが黄金の島かもしれません。
上の写真の左のほうに小さく煙突が見えているかと思いますが
ここが三菱マテリア○の直島工場で、この工場で
金の製錬をしています。要するに金鉱石から金の延べ棒を
ここで作っているのです。以前はここで銅の精錬をしていた時期が
あって、その精錬の途中で出る煙で、この辺一帯の
植物が全部枯れてしまったことがありました。
直島もずーっとハゲた島だったのです。
今はさすがに環境問題にみんなうるさくなったので
いろいろな装置をつけて、そういう植物が枯れてしまうような
煙を放出したりはしていませんが、
以前は本当にひどかったのです。
今回も会場になっている豊島だって、
大阪の産廃業者が、勝手に島に産業廃棄物を持ってきて
埋めて、それが水や地面の汚染、悪臭のもとになりました。
その後会社は倒産、結果その責任を負うものが誰もいなくなった
ために、その後処理は香川県が引き受けざるを得なくなって
目下、そのごみの片づけをしています。
後、まだ相当の年月がかかる予定です。
しかし、どうして大阪のごみをこちらの人間の税金で
処理しなければならないのでしょう?


ごみ、といえばそのごみで作った作品もありました。
Unoko3
これは宇野のチヌと題された作品。宇野港周辺の海岸に
あった「ごみ」を使って作られた作品とのことです。


これもアラーキーさんの写真作品。
現代アートって、こんなふうに身近で触ったり、近寄ったりして
鑑賞できるカジュアルさがいいですね。なんだか照明管制された
暗い美術館の部屋で、見えない見えない、と思いながら
押しかけた人の波の中で、ものの1分くらいしか見られない
経験を何度もしてきた自分には、とても気楽で、この敷居の低さが
とても良かったです。

Unoko4

玉野市ですが、岡山とか香川の人間だったら
名前は知っていますが、それ以外の人は
玉野、って知っていますか?。

玉野市の会社でみなさん知ってる、
と言えばやはり「治山」ですかね。
ちさん、と読むのではありません。
漢字で書くと???でしょうが、
ひらがな書きにして
洋服のはるやま、と
言えば、名前くらいはご存じかもしれませんね。


↓これがその1号店だったのですが、、
Haruyama
街全体が衰退してしまっているので、ちょっと前に
この店も閉店してしまいました。


玉野の産業って水産と造船なのですが、、
水産は輸入の水産物が増えてしまって、、
内海ものの水産物は振るわなくなってしまいました。
造船も、、ここには三井造船がありますが、、
なかなか経営が難しいようです。

そういうことで、ここの街の商店街もさびれてしまって
上の写真のようにさびれてしまった、
いうようなことになってしまいました。

それから人で言えば、「いしいひさい○」さんがここのご出身です。
「たまのの市」はもちろん玉野市、です。
Ishi1
結構ののちゃんを読んでいたら
いしいさん、玉野のローカルネタを使っているんだとか。

実は謙介の大学の時の先輩のオヤジさんが
高校の英語の先生をしていた当時、
そのいしいさんを教えたそうなんですが、
ちょっと前の「ののちゃん」に、その先生の名前が
出てきていました。とても変わった姓なのでたぶん
先輩のオヤジさんのことだろうと思われます。


Ishi2

これは国際芸術祭番外アートだそうで。
玉野市のボランティアスタッフが作った
わらによる蒸気機関車。(まぁ見たらわかりますが。)
Warakikansha

玉野の作品は写真を中心としたものが多かったので、撮影が
できませんでした。 
玉野は街中美術館、を目指しているそうで
市内の港近くにあった家の何軒かを、
この芸術祭のためのアート展示会場にしていました。

そんないくつかのギャラリーの前にあった病院です。
これは会場ではなかったのですが、なんとなく
たたずまいに惹かれてシャッターを押しました。

Byoin

ギャラリーの中には、こんなふうに奥まったところにひっそりとある
家の一室で、というところもあって、迷路の奥に、、という感じで
会場を探すのがまるで謎解きをしているみたいで楽しかったです。
Kaijyo

四国の人間にとって「宇野」というのは
岡山からの宇野線の終着駅で、ここで宇高連絡船に乗り換える
駅でした。宇野駅がかつて
連絡船の乗り換えでごった返していた当時の写真を並べて
往時を懐かしむ、という写真展示です。
Unoko5

宇野駅の近くの作品群は、1キロ四方の中にコンパクトにまとまっていたので
ささっと見ることができました。
9時半の船で高松に戻ってきました。高松港に10時半過ぎに着いて
今度は11時の雌雄島海運の船に乗り換えです。
Takamatuko

やはりこのフェリーもものすごい人です。
謙介が通勤に使っていた時は20人も乗ったらすごい、
ということだったのに、今日は並んでいる人だけでざっと数えたら
300人はいました。
ここから女木島にむかいます。
Kochan

今日はここまでにします。
(今日聴いた音楽 駅 竹の家のまりやさん
 しみじみと時の流れを感じてしまいました。)

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