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13. 11. 28

行動を推理してみると

昨日、三重県の津在住の友達と
電話で話をしていたのですが、

彼の言うには、今回の伊勢神宮の遷宮の混雑と
20年前の前回の伊勢神宮の遷宮の時の混雑とは
だいぶん内容的に違う、ということなのだそうです。

前の時は、混雑の予想がついた、と。
大阪・名古屋からの近鉄特急の到着時刻だから混雑する、
何時から何時の間は、この道路は混みやすい
というふうに、今までの経験値から予想がついたのだ、と。

だけど、今回は、もういつ、どういうふうに混むのか
わかんない、と言っていました。
どうしてそうなるんだろう、と聞いたら
たぶんツイッターでしょう、とのこと。

「赤福なう」(いまどきまだこんなふうに言うヤツがいるのかどうかは
知りませんが。)とか「おかげ横丁で松阪牛コロッケなう」とか
ツイートしたりするから、あ、赤福たべたーい、、とか思って
急にワーッと人が押し寄せることになるんだそうで、、。

今度のご遷宮の渋滞、「遷宮IT混雑」って言っていいんじゃない?
というのが友達の見立てでした。

ご遷宮混雑とツイッターっすか。「アマテラスさんもびつくり」の
意外な結びつきだなぁ、とも思いましたが
まぁそういうふうに世の中動いていっている、というのが2013年という
時代なんでしょうかね。(笑)


で、ここからが本題なんですが
このあいだ、知り合いが京都に行くとかで
(知り合い、も、ですね。)
「この時期に京都で静かに紅葉が見られるスポットは? 」
ということで質問されたんですよ。

清水寺と嵐山と高尾はやめたほうがいいよ、
人ばっかりで、埃っぽいし、落ち着いて紅葉なんて
眺められる風情じゃないからね、
って言って、それ以外の何か所かを候補として
お教えしたのです。

で、帰ってきてどこに行ったの?
って聞いたら、嵐山と清水寺だって。
で、人が多くて混雑してて落ち着いて見られなかった、って。

ここで、「だから言ったじゃないか、そんなところに行くからだ。」
って言うのは簡単なことですが、そう言ってしまったら
人間関係が一気に崩壊しそうですし、、。
一応、「ふーん。」と言っておくにとどめました。

で、ここからが今日の本題なのですが、、、。

どうして彼はそういう行動をとったのでしょう。

謙介の話をちゃんと理解して
聞いていなかったのでしょうか?

人によったら、こちらがいくら説明しても
相手が自分のこととして、
それを捉えて、相手の気持ちの中に
その言葉を入れて納得しないと理解していない、っていう
ことがありますよね。 

一応こちらの言ってることについては
「うん、うん」とか言いながら、
それはあくまで表面的にうんうんと
言っているだけで、
その実、全くこちらの言ったことを理解していない、
了解していない人、って結構います。

特に「おっさん」はこの手の人が多いんです。
ふんふん、って聞いているからわかったのか、と
思ったら、全然理解していなくて、、いったいこちらが
時間をかけて説明したあれはなんだったの?
とかがっくり、くる相手って結構いたりします。


で、次のパターンとしては、
果たして本当に混んでいるのかどうか疑っていた、と。

自分自身が、本当にそういう混雑を目の当たりにしないと
納得できなかったのか。

まぁ年によって混雑状況というのは違います。
加えて紅葉、という自然現象の推移ですから、
時期も多少の変化だってあるでしょう。

だから、あいつはああは言ったけれども、
自分のこの目ではっきりと事態を把握しない限りは
納得しないぞ、と思っていたのでしょうか。

で、3番目のパターンとしては、

最初から彼の頭の中の、京都の紅葉スポットって
嵐山と清水寺しかなかったのかもしれません。

そこで謙介が、違う場所を言ったわけですが、それは
聞かなかったことにして、やはり最初の方針通り
自分の行きたかったところに行った、
ということなのでしょうか。

(なんだか秘密保護法案の地方公聴会みたいですね。
形式だけ聞いてみたけど、方針は最初から決まってる、
というようなものですかね。)


旅行するときにタウリさんも先日おっしゃっていましたが
ほかの人からあそこは良かった、とか、ここはいいよ、と
聞いても、結果的にそれとは関係なく、
つい同じところ、なじみのある場所に
行ってしまう、っていうことってよくあります。

こないだ日経の四国版で、四国に来る観光客が
少ない、ってあったのですが、謙介、このことと共通しているのでは
ないか、と思うんですよ。


たとえば他の地方の人から見て、奈良、京都とか
大阪、神戸といった近畿地方、

長崎とか阿蘇、桜島、温泉といった
九州地方もそれぞれ旅行をするときに
明確なイメージが湧くと思うのです。

それが中国四国地方となったら、、そういう強いイメージって
湧きますかね????

そういうはっきりとしたイメージを中四国地方には
感じないのだと思います。

だからどこへ行こうか、っていうことになっても
中四国に行きたい、って思い浮かばない。

西日本はまだしも、東日本の人に
四国って行きたいですか? って
聞いたら、よほどのことがない限り出てこない、
と思います。東日本の人の頭のなかにあるのは
せいぜい東京どまりで、、西の行きたい場所として浮かぶのは
京都・大阪までじゃないでしょうか。


はじめて旅行したいのだけど
近畿がいいか、四国地方がいいか、って
選択してもらったら、おそらく圧倒的に近畿、っていう
人が多いと思うんです。

で、大抵その次に言う言葉だって謙介には想像がつきます。

「四国って何もないじゃん、何かあるの? 」


「何かある」というのは、あくまでその人の頭の中の
インパクト度でしかない、と思うのですが、
四国とか中国地方には、そういうインパクトを
与えるようなものがないのだ、と思います。

で、まだ1度も行っていないところについて、いくら誰かが
こういうところだった、と話をしたとしても、イメージの修正、というのは
なかなかできません。人って一度その場所はそういうところだ、
っていうイメージを与えられてしまったら、その場所に行かない限りは
修正しないですもん。

だってそうでしょ。
愛媛ったらたいていの人はミカンっていうだろうし、
香川ったらうどんだし、
高知ったら坂本龍馬だし
徳島ったら阿波踊り、って
いうようなものだと思います。

いや、謙介、それが悪いとかなんとか言っているのでは
決してありません。そうじゃなくて、やはり人間
そういうふうに、意識下で「なんとなく思っていること」が
それがやはり行動に影響を及ぼす、
ということがあるなぁ、と思うのです。

だからおそらくは彼の頭の中には京都の紅葉名所は
もう誰が何と言ったって、清水寺、嵐山という場所だったのでしょう。

謙介が違う場所もあるよ、と言っても、彼の頭の中で
その紹介された別のところ、というような変更がきかなかった、
ということなのだと思います。

一応聞いたけど、それは自分の考えと相いれなかったから
無視をした、と。

まぁ最初からそんなもの、行くところは決まってた、
ということなんでしょう。

でも、一応、聞いちゃうんですよね。(笑)
そこがまぁ人間の心理のおもしろいところかもしれません。


(今日聴いた音楽 踊り子 歌フォーリーブス
 1976年 珍しくジャニーズ系ですが。笑
 大人の人もちゃんと聴ける曲だと思います。)

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Comments

「だからそう言ったでしょ!?」
謙介さんの仰るように、↑という会話が最近増えてきたような気がします。
しかも、プライベートな友人よりも、職場関係の人たちに多いように思います。
年代差はほとんどないのに不思議です。

というわけで、私も拙い(笑)分析をしてみますと・・・・・、

プライベートの友人達は“あうんの呼吸”とまではいきませんが、結構融通し合ったり、暗黙に了解し合ったり、調整し合ったりと、いろいろな物事がスムーズです。
恐らくですが、何かを一緒にするときに、『同じ土俵』にいるのだと思います。
なので、理解しやすいし、されやすいのだと推測しました。

職場の人は、そうですね、いつも“あうんの呼吸”で仕事ができれば最高なのですが、ほとんどの場合はそれはできていません。
話の理解度も相手の脳への伝達度もまったく違います。
仕事以外の雑談でも、時々それを感じます。
そういうときは『きっと土俵が違うからだよね』と自分を納得させています。
自分が相手の、相手が自分の、どちらかのパターンで同じ土俵に載らないと、物事はうまく伝わらないように感じます。

相手がどういう思いや考えを内に持って、その上で質問してきたり、行動したりしているのかを感じ取らないと、相手がすっと受け取ってくれるような状況にはなりにくいかな。
仕事上では面倒なので、そこまで気を遣ってすることはほとんどありません。
ですから、「指示」という形になっています。

人間関係に強弱がないと、重すぎたり、逆に寂しすぎたりしますから、それぞれに努力の度合いを変えて付き合うことが、一番楽なのかもしれませんね。

Posted by: タウリ | 13. 11. 29 at 오전 8:26

---タウリさん
そうですよね。
やはりプライベートの友達ですと、いろいろな内面的な話もお互いにしますから、
あ、あの人は、こういう人なんだ、
ということも分かっていたりします。
分からないにしても、付き合っていたら
さりげなくフォローしてあげたり、
遠慮なく質問して聞いたりします。
でも勤務先の人と話をするのは
難しいところがあります。
どういう背景があって、それでこういうこと
が起こって、だからこうなっている、と、
それについては、自分はこういうふうに
思っているのだけど、というところを
順を追って説明していかないと、
理解してくれません。
それと、
「相手がどういう思いや考えを内に持って、その上で質問してきたり、行動したりしているのかを感じ取らないと、相手がすっと受け取ってくれるような状況にはなりにくいかな。」ってありますね。
 でも、文学部卒業の人間って、
そういうのばっかり分析してきましたから
相手の発問の意図をやはり考えてしまうん
ですよ。面倒ですし、いい加減疲れるん
ですが、、、(笑)気が付くと考えていたりするのです。

Posted by: 謙介 | 13. 11. 29 at 오후 12:03

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