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13. 10. 10

栄枯盛衰

四国はなんだか夏と秋が同時進行状態です。

今回の台風はこの辺は幸いにも
さほど影響はなかったのですが、
南の海を見ましたら、次の25号とか26号がすでに
控えていて、それが風向き加減で
またやってくるかもしれません。

でも、うちの仕事場の辺なんて
まだつくつくぼうしがないてて、
お部屋はもちろんクーラーを作動しています。

夜だって扇風機がまわっています。
最高気温が32度だし夜だって24度なのに、秋なんて
どこの話? というようなもので、、。

11月1日から年賀はがきの売り出しになるんですが
11月のはじめ、って、謙介の辺ではまだ半袖で
過ごせたりします。半袖でいるのに、年賀はがきって、、。
全然実感がわきません。

最近はなんだか夏が11月のはじめまであって
2,3日でいきなり冬ということが多いような気がします。
冬も4月の終わりくらいまでで、
5月になったらいきなり初夏、
という感じですし、、。

暑くもなく、寒くもなく、という季節は本当に短くなって
しまったような気がするのは謙介だけでしょうか。

さて。
毎週週末に実家に戻って、
実家を留守にしていた間の1週間分の新聞を読みます。
(と、言っても、同じ新聞は仕事場でもとっているので、
ローカル欄を中心に、ですが。)
週末近くなるチラシがどさっと入っています。

一軒あたりの新聞でさえ、結構重いな、と
思うのですから、新聞配達の方は、何百と
配らないといけないわけで、、。

配達の場所までは
スーパーカブとか車で行くのでしょうが、
そのあとは結局人力でしょうし、
まったく大変なことだと思います。

謙介の実家の街ですが、あんまり高い山が
ありません。 平地が多い、ということです。

それは商売で言えば、平地が多いですから、
「どこからでも行きやすい」ということで
商圏が広い、ということになるそうなのです。

でもね、商圏がいくら広いたってですよ。
大都市圏のベッドタウンならいざ知らず、
人口が40万そこそこの市に
大きなショッピングモールが3つ。百貨店が2つ。
地場のスーパー、他県資本のスーパー合わせて
100軒近いスーパーがあって、さらにコンビニだってあるわけで。

なので日本でも5本の指に入るくらいの
オーバーストアの街です。
前にもお話しましたが、
これ以上店作ってどうするんだよ、 
って思うんですけどねぇ、、。

でもそういうお店の人にとっては、
全然そんなことは関係なくて
もっともっと作りたい、らしい、というのか
作る予定になっているのだそうで。

コンビニだって、まだまだ作るぞー
後、200軒くらい作る、って
コンビニ会社の人が言ってました。
(特にファミ○とセブンイレブ○と)


そんなに作って、、どうするんですかね。
何だか商売が陣取りゲームみたいになっている
ような気がするんですけどね、、。

結果として、当然人口は限られているわけですから、
その競争に負けてしまう店も出るわけで、、。

今年になって岡山から進出していたスーパーが
一軒閉店しましたし、ちょっと前は高知から進出していた
スーパーも閉店しました。
そもそも店が多すぎるんだもん。

店が多いと思っていたら、やはり
今回の新聞広告には、 デパートのリニューアルオープンの広告と
近くの街のお店の閉店セールの広告が一緒に入っていました。


Ionechigoya

さすが、商売をする人はただで転んだりはしませんねぇ、、。
閉店セール、ってあるから、11月くらいに閉店なのかと思ったら
閉店自体は来年の2月だって。
5か月間延々と閉店セールをするそうです。

日本人って、閉店セールとか、
期間限定に弱いから。(笑)


昨日は上司が市内の中心部で宴会があるから、というので
会場近くまで送ったんです。
その車中でたまたまスーパーの話になりました。

仕事場の街にも地元資本のスーパー(といっても一部上場の大きなところ)
があるんですが、「あそこ、買うもの、何にもないねぇ。 でも、
その割に黒字、ってねぇ、、不思議なことだねぇ。」と言っていました。
その指摘、まったくそうだと思いました。

そのスーパー、俺も自分の買いたいものがその店で
全部そろったためしが1度もないんです。 

仕方がないからほかの似たもので我慢するか、
とか、どうしてもその求めていたものがないから、そこを出て
別のスーパーに行ったとか。そんなことばかり。

自分だけそんなふうなのかと思っていたら、自分の周囲の人もみんな
「買いたいものがない。」か、「品物が高い。」か
「肉や魚が古い。」とかいう話を聞きました。

みんなそうなんだ、だったら何とかしろよ、って
思ったのですが、黒字、って言うんですから、、
店はなんともしないでしょうねぇ、、、。

この仕事場の街に来た当座、はじめて
そのスーパーで肉を買って、パックのラップを外したら
臭いましたもん。そうして次の日に仕事場に行って
「○○で肉買ったら臭った。」って同僚に言ったら
「○○なんかで肉買うからよ。 私は絶対買わない。」と言われて
びっくり仰天してしまいました。

昨日だか、おとといだったかの○経新聞にイオ○の社長が
食料品が売れ行きが悪い、って書いてあったんだけど、、。
あんな無機質な工場みたいな売り場作っていて、
買う楽しみのないような商品の並べ方をしておいて
売り上げが落ちている、たって、、そりゃ当たり前じゃないか、と
しか思えません。

どうして気がつかないんだろ?

きっと会社のお偉い人なんて、自分で毎日スーパーに行って
食事の材料なんて買ったことないんでしょう。
品質管理とか、流通はわかるのかもしれませんが、
それで買いやすいのか、あんな売り場なんて
見たくない、と客に思わせているかどうかまでは
きっと理解できないのでしょう。

でも、その辺がよく分かっているのが高知資本の某スーパーだなぁと思います。
ここはよそのスーパーに比べて、どの品も少々お高いのですが
行って、売り場を見たら、よそのスーパーにないようなものが
いっぱいあるし、売り場の並べ方も、イオ○と違って
人が買いたくなるような訴求力のある並べ方をしています。

でも、あれだけ店があったら、また閉店になるところが
出てくるように思うんですけどね、、。
それにイオ○とかは、20年くらい経ったときに
その店の収支を見て、赤字だったらさっと撤退する
という話を聞いたことがあります。
20年どころか、10年持つかどうか、、。


なんだか最近の店、って、長く続ける、というのは
ダメなのでしょうか。 なんだか短期間に
いろいろなものをどーんと資本投下して
即回収できないとダメ、みたいな風潮ばかりで、、

で、結局映画のタイトルみたいに
「そして誰もいなくなった」ことになってしまって、、。


会社は、全体で運営しているから
陣取りゲームみたいに考えていて
この地区の店を閉店して、あっちの地区にもっていく
なんて簡単に考えるかもしれませんが、
そこで暮らしている人にとっては、そういう
今まであった店が無くなってしまう、というのは
やはり困りますよね。

なんだか最近のああいう商売の仕方って、
どうなんでしょうね。
お金をかけてどーっとあちこちに作って
ダメだったらまた別のところ、別のところ、って。

田舎なんか、地道に商売でもしないかぎり
うまくいかないのに、ああいう全国チェーンが
来て、当座は流行るけど、地道にしないから
すぐに飽きられて、1年で撤退、っていうパターンの
くりかえしです。
都会ではそういうのでもいいのかしれませんが
地方でそれをしてもねぇ、、。まぁ長続きさせよう
なんて最初から思っていないのかもしれませんが。


      ×     ×     ×

さっきムラカミさん、またノーベル賞とれんかった、
ってニュースになってたけど、、。

毎度言いますが、あの人の作品、
「人間」が書けていないですしねぇ、、。
小説として根本的な部分が、、、ねぇ、、。


まぁ、、ちょっとむずかしいような気がいたしますです。

(今日聴いた音楽 買物ブギ 歌笠置シヅ子
 もう本当に 「わてホンマによぅ言わんわ」の
 世界です。)

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いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

謙介さん

初めまして。こんにちわ。
いつも毎日、ブログを楽しみに読んでいます。
こうして謙介さんの住んでいる町、お仕事、旅、日常のふと感じたことなど、どれも興味深く、同じブログ記事を何度も読み返すこともあります。

今回のスーパーの出店については、いろいろ考えさせられるテーマでした。
東京に住んでいると、デパートから食料品の小売店、スーパー、商店街、コンビニなどさまざまな店がありますが、最近、その食材について不安に思うことがあります。
これだけの食糧を、都民は必要なのかどうか、賞味期限の切れた食材はどこへ行くのかなど考えます。

なかなか四国の今を知る機会が少ないので、謙介さんならではの着眼点をもとに、さまざまなテーマでブログを書いてください。
これからも楽しみに読んでいきます。

あさってぐらいから、再度、秋めいてくるようですが(お天気予報では)、今回の記事のように12月ぐらいにいきなり冬になるように、秋は短いかもしれませんね。
どうぞお体、御自愛ください。

Posted by: 都会のひまわり | 13. 10. 11 at 오전 10:45

---都会のひまわりさん
はじめまして。
いつもお読みいただいているそうで、本当にありがとうございます。 
 この間「柔軟剤」というものを栄養士の友達から教えてもらいました。「洗濯に使う柔軟剤でしょ? 」と聞いたら、「違うよ。食肉用のだよ。」とか。硬い肉にそれを注射したら、軟かいお肉になるのだそうで。で、「安売りのステーキハウスのお肉って、その注射がしてある肉だからね。」ということでした。洗濯の柔軟剤は知っていたのですが、お肉用の柔軟剤、ってねぇ、と初めて知りました。 期限切れの食品もそうですよね。コンビニの売れ残りのお惣菜、お弁当、パンなどなど。都会のひまわりさんのおっしゃるように、その廃棄される食品の量は、いったいどれくらいになるのでしょう。そうして、どういうふうに処分されていくのか。 地球の裏側では飢餓で困っている人たちがいる、というのに、、、と思います。
 お話、ありがとうございました。
 これからもあちこち行ったり見たり考えたことを書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 13. 10. 11 at 오후 12:54

謙介さん

お忙しいのに、コメントをいただき、ありがとうございます。恐縮しております。
肉の柔軟剤とは。。。絶句しました。本当なんでしょうか、こわいですね。何を口にすればいいのか、大量販売という名のもとに知らずに口から体内に入っているのですね。
困ったことです。自分の世代では、今のシニア世代のような長生きはできないのかなと思います。
それでも「未来は少しでもよくなる」とそう信じて先人たちが生き抜いてくれたように、私たちも未来を次の世代に残していかねばと思います。
これからも、町の変貌、さまざまな人たちとの関わり、それと謙介さんの心模様のような名写真(どれも新鮮です)、そして、毎回その選曲に驚かされて、楽しみにしています。音楽業界で働いていたものですから、「え、よくこの歌をご存じだなあ、このテーマエッセイにこの曲を。。。」と、感心することしきりです。
よい3連休をお過ごしください。また充電してパワーチャージしてくださいね。

Posted by: 都会のひまわり | 13. 10. 11 at 오후 5:52

---都会のひまわり さん
ソウルに居たときに、「肉がかたければ、サイダーをかけたらいいのよ。」と時々行っていた食堂(シクタン)のアジュマに聞きました。でも、それは炭酸をかけたら肉が柔らかくなる、という科学的な根拠もありますし、サイダーは普通に飲んでいるものですからまだ安心感がありますが、やはり柔軟剤、とか言われると、ちょっとねぇ、、という気がします。写真は素人なので、なかなかうまく撮れないのですが、ありがとうございます。音楽の選曲、もう何が何やら、、統一感のなさったら、、というようなものですが、、。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

Posted by: 謙介 | 13. 10. 11 at 오후 6:34

父曰くイ○ンなんて唯の乗っ取り屋だ…山奥在住なのでお店が豊富なのは羨ましい限りです。ムラ○ミさん「ノルウェイの○」が話題だった頃同級生が「何で最後あのおばさんとああなる訳⁈」それはムラ○ミさんに聞いて貰わないと…海外で人気があるのは母曰く翻訳家が上手いか、翻訳しやすいかじゃないかしら?私もあの方の本は良く分かりません。歌舞伎座連休中の昼も入手いたしました。3Aですがセンター2列目ですから…9月花形で近くの席の方etcにお聞きして以前より観やすくなったと。どうやら吉右衛門さんも体調が優れないご様子。本当このままだとどうなってしまうのか?1月も4カ所で公演て多過ぎるという方が。昼・夜なら2カ所程度が妥当かと思われます。ファンの方には1等にいる世代は後10年程度歌舞伎座に行けるだろうが20年もすれば1等はガラ空きじゃないか?ガラ空きはないにしても消費税も8%じゃ済まないでしょうから。浅草とまでは無理でも価格は明治座程度にして公演回数を減らす、歌舞伎会のクレジットだけでなく口座引落、役者の休みを確保+お稽古etcが必要ですが、松竹がそんな事するはずないし…

Posted by: ゆき | 13. 10. 12 at 오후 8:36

---ゆきさん
お父様のおっしゃる通りかもしれません。
イ○ンの方法なのですが、最初に店ができたときに、店の中に地元のお店のテナントを何軒も入れます。そうしておいて、毎年契約更新の時に、賃料を上げて、店を追い出して、自分のところの店の面積を増やしていくとか。
それとあのプライベートブランドのトップ
バ○ューの品物のよくないこと。
やはり相変わらずの安かろう悪かろうの見本みたいに思います。
歌舞伎の役者さん、ブラックなお話ですが
今のうちに見ておけるだけ見とかないと、
何年かしたら、「名人・名優」と言われた
人がみーんなこけてしまって、もう見たいと
思っても見られなくなってしまうかもしれません。 今が最後のチャンス(やれやれ、
そんなチャンス要りませんが。)かもしれません。 
それから先日、立正大○の社会学部の紀要
の中にある人の修士論文で、国立劇場の
やっている歌舞伎役者育成制度が、歌舞伎
界でどのような役割をはたしているのか、
ということを考察した論文を読みました。
歌舞伎の役者の裾を広げるには一定の役割を
果たしているのでは、という内容でしたが
視点が非常にユニークで面白いものでした。

Posted by: 謙介 | 13. 10. 12 at 오후 9:15

イ○ンやっぱりアコギですよね。山奥なので買物は車で片道40分程度、マックスバ○ーが出来たんです。最初は安かったんですよ‼日曜に野菜の特売をしたり(あまり良い商品は…)プライベートブランドも確かに微妙かも、予算があるので購入することもありますが。
>歌舞伎の役者さん、ブラックなお話ですが今のうちに見ておけるだけ見とかないと今が最後のチャンスかもしれません。  私もそう思って最初は夜の部だけでしたが昼も押さえたんです。母に「吉右衛門の舞台を今観ておかないと後悔するんじゃない」その後体調が優れないと知りましたが、そもそも團十郎・勘三郎さんから染五郎・菊之助・海老蔵・松緑・猿之助・勘九郎・七之助・愛之助・獅童さん世代まで役者さんの層に厚みがあまりないような…染五郎さん世代も今の松竹の酷使に何時迄も耐えられるとは思えません。家元の松緑・お父様が健在の染五郎・菊之助さんは比較的余裕があるかもしれませんが?中村屋・成田屋とも最近酷く酷使されているようです。「勘九郎ひとりがたり」をつい最近読んだんですが勘三郎さんあんなに人気があったのにお客様がいない劇場の夢を見ていたなんて…
ファンの方々は本当に役者さんの体調や歌舞伎の今後を心配していますが、肝心の松竹がね。S42中村芝翫、福助、松江の3人の襲名で松竹は襲名ビジネスの旨味を知ったそうです。それから会長?社長?による一連の襲名ラッシュへと。でまた歌○衛門ですよ…ファンの方にも実力が伴ってないとか興味がないとか…あの方は熱心に自ら宣伝するようなタイプにみえないんですが?謙介さんのように専門的に勉強した訳ではないニワカな私ですが、襲名はお腹一杯です。もっとやるべきことがあるんじゃない⁈梅○・魁○さんが襲名した方がいいんじゃない(ファンに怒られますかね)最近シネマ歌舞伎で勘三郎さんをはじめとする役者さんを観ていると切なくなってしまって…歌舞伎は好きですが松竹に酷使される役者さんが気の毒で観ていて辛いです。
>立正大○の社会学部の紀要の中にある人の修士論文読みました。 謙介さんさすがですね、かっこいいですよ。

Posted by: ゆき | 13. 10. 13 at 오후 9:01

---ゆきさん
そうなんですよね。最初はね、多少ましな
ものを置いてあるんですが、時間が
経つにつれてだんだんと、、。
津在住の友達に以前、四日市の
岡田○呉服店の本店だったところに
連れていってもらいました。
もちろんそこはジャス○になって
いましたが、、。
商店街の中の呉服屋が、あんなふうに
巨大企業になったのですから、
それはやはり尋常一様の方法で
大きくなったのではない、と
あの時に改めて思いました。

歌舞伎、本当に襲名の大安売りですね。
前にゆきさんもここでお話してください
ましたよね。坂田藤○郎の襲名のこと。
あの襲名だって、本当に変です。
なぜ、中村鴈治郎ではいけなかったのか。
いや、まぁ坂田藤○郎は歌舞伎界に
とっては、あまりに有名な名前ですが
鴈治郎だって立派な名前ですよね。
襲名、がどのような意味を持つのか、
単に会社の増収につながるだけの
企画だけでしか、あれでは、、ねぇ、、。
あまりにも、、やり方が、、金儲け
のことしか思っていないようで、、。
本当に情けなくなります。

Posted by: 謙介 | 13. 10. 13 at 오후 10:57

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