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13. 09. 30

瀬戸芸・夏会期(3)

あまちゃん、終わってしまいましたね。
朝の8時になってもあの
♪ソ,ド,ド,ド,ド, ,ド,ドレドレミの音楽が
聞けなくなってしまいましたねー。

既定のこととはいえ、楽しみが
なくなってしまった、という人が
謙介の周囲にも何人かいました。
世間では「あまロス」という言葉まで
できちゃったそうで。

       ×      ×      ×

今日のお話は8月の末、まだ暑かった時のことです。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期がもうじき終わる、というので
慌てて出かけていったのです。
出かけて行った、たって、何せ暑かったころでしたから、
わざわざ遠出する、というのもめんどうくさいぞ、という
意識が傍らに働いたので、近場でしたが、、。
これは高松港のサンポートでやっていた
「ベンガル島」という大きな展示です。

サンポートという場所の一角に、
国際芸術祭のアーティストと
バングラデシュのものづくりの職人、
パフォーマーの方々が100人以上集合した
アート工房なのです。 まるで
バングラデシュの村がそのままひとつ
日本に引っ越してきた、という感じの
エリアになっていました。

遠くから見たら、こんな感じでした。
Bengaru1

手前では日本人の職人さんが伝統的な作り方で
船を作っていました。ちょうど見に行った日の午前中に
海に浮かべて一度走らせてみたところだったそうです。
Bengaru2

Bengaru7

この作品もちょうど、少し前にできた作品でした。

Bengaru3

これは人力車がバングラデシュに行って
さらにバングラディシュの文化と融合してできた
「リキシャ」です。

Bengaru6

下のバス、よーく見てくださいね。「ことでん」って書いてあるでしょ。
日本のバスです。で、塗装をバングラデシュの方にして
もらったら、こうなる、ということです。

日本のバスとは思えませんでしたわ。

Bus1

正面はこうです。
Bus2
やっぱりこれが文化なんですよね。
横はもっとすごい。
どうみたってダッカの辺を走っているバスにしか見えません。
Bus3


Bengaru5
日本にも以前は映画館の看板でこんなふうなものがありましたが、、。
日本のものはここまで怪しさが漂うようなことなかったような気がします。

高松港だって、実際の風景はこうなのですが、
Takamatuko

それをバングラデシュの方が絵にしてみると、
どう見たって高松のなじんだ風景には見えなかったりします。 
絵をよくよく見たら、それは自分が知っている場所なのですが、
それでもなんだか全然違う国の別の場所、と思ってしまいます。
Bengaru42
このベンガル村を見学していたら、ある人に
声をかけられてしまいました。見たら、えーっとえーっと
この人、知っているぞ、でも名前が出てこない、
と思ったら25年前に時々仕事で会っていた人で、、。
あれまぁ、ということでしばし立ち話でいろいろと
お話しました。 
こういうふうな再会もあるんだなぁ、と
思いました。


      ×      ×      ×


さて、これはまた別の日です。
今度は実家の街から、仕事場の街に戻る途中、
ちょっと回り道をしました。
夕暮れの浜辺です。
まだ暑かった8月の末でしたが
お盆も過ぎて、海ももう静かになっています。
Hamabe
ここの公園にはお芸術がいっぱい!


写真の角度の関係で見にくいのですが
Play with Isamu Noguchi
イサムノグチと遊ぼう、と彫ってあります。
Noguchi1

ノグチさんの遊具がこの公園にはたくさんおいてあります。
Noguchi2


Noguchi3

どうしてその遊具で遊んでいる写真がないのか、
と言えば、この写真を撮る数十分前まで
夕立が降りまして、、遊具が全部びしょ濡れで
遊べなかったから、なんです。

Noguchi4


Noguchi5

オクトテトラについては、2つありました。


それでも雨が上がって、天気が良くなるふうだったので
帰りにこの公園に寄った、ということでした。
Octtetora
この公園の施設は、瀬戸内国際芸術祭が終わっても
そのままの恒久的な施設なので、また今度は天候の良い日に
行きたいと思います。

     ×       ×        ×

それからこれも瀬戸内国際芸術祭関連開催に
なっていた、丹下健三の回顧展に行ってきました。

Tange

丹下さん自身は回顧展というようなものは大嫌いだったそうで
今回の展覧会も巡回展はなくて、これがおそらく丹下さんの
展覧会としては最初で最後だろう、というようなことを
聞いたので、それでは、ということで出かけてきました。

戦後すぐに空襲で焼失してしまった香川県庁舎を
再建するときに、当時の知事が、知り合いだった
画家の猪熊弦一郎さんに、設計誰に任せたらいいだろう、
と聞いたら猪熊さんが「前川国男か丹下健三」と答えました。
その時、前川さんは対岸の岡山県庁舎の設計をしていたので、
ならうちは、という経緯で丹下さんになった、ということです。
以後、県知事のアートブレーンとして丹下さんが就任した結果
この辺にまとまった数の丹下作品が生まれた、という経緯が
あります。
丹下さんの作品は見たら、ああ知ってる、
というのが結構あると思います。
たとえば、東京のオリンピック体育館もですし、
Orinpic1

謙介がこないだ行った広島の平和祈念公園の施設
もですね。
というところで、先日の広島出張が、微妙にここで
つながっていたわけです。

Kinenkouen


ちょうど行った時に学芸員の方が
丹下建築についての説明、建築の見方に
ついて説明をしてくださっていました。
丹下さんの作品の特徴、というのは、
中心部を線が貫いていて、そうした
中心線の上に建物が配置される構造、
というのがあるそうで、、
上の写真の広島の平和公園なんて
平和祈念館、慰霊碑、原爆ドームが
すべて一本の線上に作られています。
本当にそのままだったなぁ、と思いながら話を
聞いていました。

あの平和公園の設計にはイサムノグチも設計を
出す予定だったそうです。しかし、彼は半分アメリカで、
原爆を投下した国の人間がそんなものするな、
という反対意見が多く寄せられたために、
設計のコンペに出すのを断念したとか。
そのかわり、その手前の平和大橋のデザインを
担当することになりました。


回顧展には丹下さんの設計の建物だけでなくて
同時期に香川・瀬戸内を中心に活躍をした
アーチストの作品もありました。
猪熊さんの作品もいくつかありました。

あ、そうそうゑちごやの包装紙の「華ひらく」の
原画もゑちごやからお借りしてきて展示がされて
いました。

猪熊さん包装紙だけかと思ったら
紙袋のデザインもされていたそうで、、。
そのデザインの原画も併せて展示が
ありました。

Echigoya

(謙介の家にたまたまありました。笑)
ちなみに、この「mitsukoshi」の字をデザインしたのが
柳瀬嵩さんですね。

え? 誰それって?

やなせたか○って、
ひらがなで書けば、
もうおわかりですよね。

丹下さん、そもそもが愛媛の今治の人ですから
この辺になじみがあった、ということでもあります。


謙介の通勤コースにあるこのホールも
丹下さんの作品です。
Himegin


丹下さんだけでなく、瀬戸内海を挟んだ各都市にある
(倉敷・広島・今治・松山・高松・淡路島・八幡浜)
建築史的に有名な建物の紹介もなされていて
非常にすそ野の広い楽しい展覧会だった、と
思いました。

いよいよ10月からは瀬戸芸秋会期が開始です。
また新しく別の島が会場として加わるので
楽しみです。


(今日聴いた音楽 思秋期 歌 岩崎宏美
 もう秋でございます、、とか言いながら今日の最高気温が
 30度ってさぁ、、、。)

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Comments

オレもすっかりあまロスです。
くいしんぼうの子供がいくらかわいくても、物足りない日々を過ごしています。
なんか、アキ以外にも眼鏡会計ババアは元気だろうかとか、いっそんは南部ダイバー歌ってるだろうかとか考え、頭の中は潮騒のメモリーが流れているという。
はあ・・・。

Posted by: 悠太 | 13. 10. 02 at 오후 9:34

---悠太さん
 実は8月の末に宮本信○さんにお会いして
話をいろいろとする機会がありました。時間限定でここにも写真を公開していたのですが。(ちょうどあのころ夏ばっぱは退院した後で、ずーっと寝ていた)あまロスになるということはやはりそれだけ見ていた人が、あのドラマを我が事として見ていたからですよね。それは登場人物みんなリアリティがあって、あ、こういう人いるよね、と思ったからだったろうと思います。 東北にお住いの悠太さんがそうおっしゃるのですから、なおのこと実感がこもったことだなぁ、と思います。安倍ちゃんは、まめぶ汁を今日も作っているのでしょう。ヒロシはなんだか優柔不断なまんまホームページを作り続けているのでしょう。本当にそんな気がしてきますね。10月14日は総集編があるようですから、もう一度チェックしなければ。

Posted by: 謙介 | 13. 10. 02 at 오후 11:24

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