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13. 09. 25

にわか巡礼(2)

さいきんはお遍路といえば
こんなのもありまして。
これをご覧になった弘法大師さまは
なんとおっしゃるでせう。

さて、高速で30分ほど走って、
県境を越えてすぐのICで
高速道路を降りました。
そこから30分ほど走ると、
先日、瀬戸芸で伊吹島に行った時の
駐車場になった公園に出ました。
今日は別に車も停める必要は
ないので、そこから山に上っていきました。

到着です。

山の西側の有明浜の砂地に、銭型をこうして立体にして
作ってあるのです。これが作られたのは江戸時代で、
以後今に至るまで年間2回くらい砂ざらいをして、形を
維持させてきたのです。

どうして、こんなものを作ったのか、と
誰だって思うでしょうが、
江戸時代に丸亀藩の領主生駒高俊が来た時に、
領主を歓迎する目的で、この銭型を作った、
と言われています。
見たところは円形に見えるのですが、
実際は楕円形だそうで、
上から見て、丸く見えるように、
視覚処理をして作ってあるそうです。
江戸時代の技術だそうですが、
視覚処理までちゃんと計算して、って
本当にすごいと思います。


以前大川橋蔵の銭型平次が
テレビであったときのオープニングで
この銭型の写真を使っていましたから、
見たら、あ、なんかどこかで
見たかなぁ、と思われる方もおいでかもしれません。


Zenigata

この銭型を見た人は
一生お金に困らずに幸せに暮らせる、という
言い伝えがあるとかないとか、、。
前に地元の人が、「そんなお金に困らず幸せになれると、
いう言い伝えや、生まれてずーっとここやけど、
はじめて聞いたけどの。」と言っていましたから、、
真偽のほどは、、。(笑)


この銭型の展望台のある山の裏側に、
やはり四国八十八か所の霊場があります。
ですが、ちょっとこのお寺は変わっているのです。
一つの場所に、2つのお寺(霊場)が同居しているのです。
↓こんな具合に。
Kannonnji2

で、こちらが69番の観音寺の本堂です。 
Kanonnji1

で、そこから50メートルほど行ったこちらが
68番の神恵院の本堂です。
こっちはとっても近代的。
Jinnein

で、ここは両方のお寺の寺務所は一つで、寺務所で、二つのお寺の
御朱印をいただける、ということです。
二つのお寺を参詣し終えたら、11時40分でした。

この日は朝の5時に起きて、7時ごろからお寺参りを
したり、あっちこっち行ったので、おなかがすきました。

観音寺もうどん屋が多いのです。前に行った大喜○製麺も
その一つだったのですが、今日はまた違うところ、ということで
かなくま餅福○へ行くことにしました。
観音寺市内のうどん屋も他にもいいところ
いっぱいあるんですけどね。

でも観音寺の街中、って、駐車場が少ないんですよ。
それでおいしいうどん屋で、琴弾公園からそう遠くなくて
そこそこの駐車場があって、という選択肢で考えていったら
ここがいいかなぁ、ということになりました。

ここはお店の名前にもあるように、
もともとは餅屋です。
で、観音寺のことですから、
「ついでにうどんも出したらええでないんな。」
ということになって、、。

でも、この観音寺の辺というのは
うどんについては香川の中でも特に「うるさいお土地柄」ですから
そこで出すうどんも大変洗練されて、おいしいうどんを出すように
なった、という店です。

Kanakuma1

この辺のうどん屋さんには必ず1年中おでんがあります。
こういうふうに夏だってあります。

Kanakuma

右端にある赤っぽいものは「えび天」です。
この辺でてんぷら、というのは、前にも言いましたが
衣をつけて揚げる普通のてんぷらと、標準語でいう
「さつま揚げ」もてんぷら、というのです。

この赤い「てんぷら」は小エビを殻ごとすりつぶして
作ったさつま揚げです。赤いのはエビの殻の色、
ということですが、、。殻ごと、と言っても、殻は丁寧に
すりつぶしてありますから、口の中でその殻が気になる
ということは全くありません。

このえび天は結構好きな天ぷらです。
なかなかおいしいです。


とはいえ、すじ肉もおいしそうでしたし、
こんにゃくにも心動かされたりして、
いろいろ迷ったのですが、
今日は焼き豆腐にしました。
上にかかっているのは味噌に
少し辛子をいれて作った辛子味噌です。

おでんのところに、横にこの味噌と刻みねぎの容器があって、
自分の好みでそれぞれかけられるようになっています。
謙介は結構これが好きなので、たっぷり目にかけました。

こちらではただ単に辛子だけつけて食べる、というのはあまりしません。
おでんには辛子味噌をつけて食べるのが普通です。

よその地方に行って、おでんが出たとき、
チューブ入りの辛子を渡された時には
「え? 何、これだけ? 
こんなものでおでんは食べられないぃぃぃ。」と
それはそれは大きなカルチャーショックでした。


Kanakuma2

うどんは野菜天ぶっかけにしました。
Kanakuma3
行ったとき、ちょうどゆでた麺が切れたところで、
新たな麺が茹で上がるまでに時間が少々かかりましたが
それが却って出来立ての麺が食べられてよかったです。
(まぁそのために11時50分すぎ、
といううどんの麺がひっきりなしに茹でられる時間を
狙っていったのですが。)

かなくまもちから国道に戻り、ちょっと走ると川があって
その川に沿っていくと、70番の札所の本山寺があります。
このお寺の読みですが、「ほんざんじ」ではありません。
「もとやまじ」です

Motoyama1

本山寺の本堂は国宝です。
決して大きい建物ではありませんが、
非常に雄大な形をしています。 

Motoyama2

この五重塔は、江戸時代に朽ちてしまって
一度壊されたものを明治時代に
当時のこの寺の和尚さんが再建したものだそうです。
八十八か所のお寺の中でも、
五重塔のあるお寺はそう多くありません。
Motoyama3

来年は弘法大師が815年に開創された
この四国八十八か所の霊場めぐりが
開創1200周年になります。それで「あしあとプロジェクト」
というものが今、四国の札所のお寺を中心に行われています。

しかし、こうして札所のお寺を回ってきてつくづく思うのですが
やはり四国のお寺は敷居が低いというのか、
お寺が人々の生活に溶け込んでいる、という感じがします。
人の生活の延長線上にお寺が自然にあります。

部活の高校生が境内の階段でトレーニングをしているとか
おじさんおばさんが朝、境内に集まってラジオ体操しているとか
中学生が学校帰りにお寺の門のところに座って
アイスを食べているとか、、。そういうのが普通の光景としてあります。
京都とか奈良のお寺ではお寺に入ろうとすると拝観料を払わないと
いけませんし、「ラジオ体操? そんなもん、よそでしなはれ。」
と言われるのが関の山でしょう。


Motoyama4
この本山寺を出て再び国道に戻って少し東に走ります。

Kasada1
ここは「笠田」というところです。

実は、ここがこないだのオリンピックのプレゼンと関係が
少しある、と言えば、「え? 」ということになりますかね。

実は、あのプレゼンの最初にお話をされた高円宮妃殿下の
ご出身地が、ここなんですよ。

Kasada2
ため池にはヒシが生えていました。

八十八か所のお寺ですが、ここからの数か寺は
すでにお参りをしていて、このブログでも紹介も
しているので、今回はまだ行ったことのないお寺を
目指すことにしました。坂出の天皇寺です。
と、言って入り口には鳥居がでーんとあって、、。
どう見てもお寺、という感じはしません。

でも、行ったらわかるのですが、このあたり、お線香の匂いが
漂ってきます。濃厚にお寺の雰囲気です。
でも鳥居。

Koushouin1

鳥居は正面のお社のための鳥居、で、お寺はそのわきに
ちょこんとあるわけです。表示もこういうふうになっています。
石碑には「天皇寺」とありますが、正しくは高照院(こうしょういん)
というのですが、、。

Koshoin2

もちろん、ここでの天皇は「崇徳上皇」ということですね。
崇徳院は讃岐に流されて、この辺で崩御されました。
今や弘法大師の開基されたお寺、というより、ここでは
崇徳院の菩提を弔うためのお寺、という意識が強くなって
いる、ということなのでしょう。
Koshoin4

さきに崇徳上皇をおまつりしたお社に参詣します。
屋根瓦は当然菊のご紋が入っています。
Koshoin5

それから南脇にある高照院に。
本堂と大師堂がこじんまりとありました。こちらが本堂。

Koshoin6

こちらが大師堂です。
Koshoin7

この小僧さんの表示看板、どの札所にも必ずあるのですが
微妙に表情が違っていたりして、、。
Koshoin8

これであと香川県の札所で行っていない札所は
1つになりました。
実は讃岐の札所、と言いながら
今の行政区画でいえば、徳島県になるんですけど、、。
そこに行くにはロープーウェイに乗っていかなければ
ならないので、まだ行けていません。

それに今回は朝から結構なところを行ったので、もうここで
打ち止め、にしました。
お遍路、って、こういうふうに思いたったら出かけて
ここまで、という切りのいいところで、終えられるので、
そこもいいですね。

ということで、今回は仕事場の街から実家に帰る行程を
利用しながらの即席お遍路旅でした。

(今日聴いた音楽 夢の途中 歌 来生たかお 1981年
 音源はLPレコード 役柄としての鈴鹿ひろ○でなくて、
 薬師丸さんご本人は、レコードを出してはいるのですが
 歌がうまいか? というと、、ちょっとうん? という気に
 なります。 あのころは、ザベストテンという番組があり
 まして、彼女が生出演して歌ったのですが、レコードは
 ともかく、音程が外れているところも結構あったなぁ、という
 記憶があります。 まぁ、緊張していたのかもしれません。

 この曲は角川映画の主題歌でしたから
 もうコマーシャルがうるさくて、うるさくて。
 1981年の冬から1982年の3月にかけて 
 ♪あーいしたーおとこたちーぃを、、ずばばばばばばばば 
 か・い・か・ん の部分を何度聞かされたことやら。 )

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