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13. 07. 09

だからずっと言ってることなんですけれども

こないだ、京都・大阪に行ったときに、本屋さんもあちこち
回ってみました。

謙介、割と自分の専門と関係のないような
経済とか、マーケティングとかの本も読んだりするのですが。

最近見ていたら、韓国経済とか
韓国の会社組織の研究について書かれた本が
結構出ているのを見ます。

で、そういう本は、今の日本は経済がさっぱり、であると。
それに比べて韓国の経済は順調だ、と。
だから韓国の会社の経営方法については
日本は学ばねばならない、とか書いてあります。

ふーん、と思って手にしてぱらぱらと立ち読みするのですが、、
いままでにそんな本を見てきて、韓国の特徴なり企業風土の記述に
納得できるようなその手の本に出会ったことが
ありません。

前々から言っていますように、
謙介、日本の物づくりには精度の高さがあって、
それが韓国とか中国に負けているとは到底思えないのです。

普通の品物を見てもどうでしょう。
たとえばラミネートチューブ一つを見ても
こちらは韓国製

Tube


でもってこちらは日本製です。

Tube2


見てほしいのは、チューブの端っこです。
日本製は、その部分で手を傷つけないように
丸くしてありますが、韓国製は切ったままです。


その切りっぱなしの角が手に当たって痛い思いをしたことが
あります。
日本のチューブはこんなふうに角を加工しています。
そういうところひとつを見ても、日本の商品っていうのは
使う人の身になって考えられているなぁ、と思います。

もうそういうことで言えばきりがありません。
ビニール袋ひとつとっても、
日本製はいろいろな厚さのものがあります。
ですが外国のものはやたら厚いものだけ
1種類です。

こうした普通の商品を使い比べてみても
日本の商品と韓国のものとは
その差が歴然としているように思えるのです。

会社の経営でも同じです。
韓国は確かに一時的に注目を浴びる時期が
あるかもしれません。 そうして、その状態だけ見たら
勢いがありますから、おおっ、と思うかもしれません。

でも、継続してその状態をキープし続ける
そのキープをするために不断の努力をする、
ということは全くできない国です。

早い話が韓国のお店で100年以上続いた老舗
なんていったい何軒あるでしょう。
そんなもの10本の指で足りてしまうんじゃないか、とさえ
思います。

ちょっと評判がよくなって規模を大きくしたら、
すぐそこで失速してしまい、分裂するか
空中分解して、それでおしまいです。


それはどうしてなのか、といえば
根本的に伝承できる技術とかノウハウとかで
他のところに追従を許さないような品質・価値を持ったものが
ないからです。人が飽きっぽいので、継続して努力する
ということができないからです。 新しい何かを産み出す、
そうしてその品質を高める、ということはしません。
ビジネスは下等な、ものだと思っていますし、
額に汗して、何かを創り出す、という職人気質なんて
韓国では信じられないことです。そんなものは男が一生かけて
やる仕事ではない、と思っていますから。

それでは改めて聞きますが
韓国に品質で世界標準以上の製品で一体何があるでしょう?

外国の(ほとんどが日本でしょう)技術援助とか
日本で作られた部品を輸入して組み立ててそれを
再輸出して外貨を稼いでいるだけでしかない構造の国です。
輸出が停まったら、それでもうあの国の産業はがたがたになるでしょう。

いやすでにそうなりかかっているのは明らかです。

韓国の企業経営が優れている?
日本がお手本にしなければならない点?
うーん。正直なところそんなものは
ないんじゃないかなぁ、、。

それは中国にしても同じだと思います。
あの国の製品で、世界的に品質で知られている優れたもの、
と言って、思い浮かべられるものがありますか?

以前、中国に住んでいたせいでしょうか、
たまに会社を経営している人が、今度中国に進出しようと思うのだけど
気をつけたらいいことって何? 
と聞かれることがありました。
謙介は中国なんか進出したってろくなことがないから
止めといたほうがいい、といつも言っています。


謙介がいたずいぶん以前の江蘇省でも、
市の偉いさんに会う約束になっていたのに、
急にその日の朝になって都合が悪くなった
という木に竹をついだようなわけのわからない理由で
キャンセルになったことが何度もありました。

そのくせ、お会いしたいので、と言ってきて
面会が即座に決まったこともありました。

要するに「相手の都合」というものは一切考慮されません。
なんたって市の幹部はえらいのです。

トップの人の意見で、「今日からカラスの色は白」と決まってしまったら、
それがでたらめだろうがなんだろうが、一切関係なくカラスは白い鳥
ということになってしまいます。昨日まで黒だったのか赤だったのか
そんなことは関係ありません。
決まったら、その日から一切がそうなってしまいます。
外交のトップ、国のトップが、こう、だ、と言ったらそれっきり
中国の真理ははそうなります。
逆に気が変わって、また新しいことを言い出したら、
今度はそれが真理になるわけです。
突然の方針変更なんてお手の物です。

ですから、中国に進出したわ、会社の経営もうまくいっていたわ
と思ったら、ある日、外国企業は中国に置いてある資産をすべて
置いて出て行け、なんて法律ができて、それが厳格に実行される
日がくるかもしれません。

それはそうなるかもしれない、ではなくて、そういうふうなことは
日常的にあるということです。

昨日までの法律が一夜にして変更されて
こちらの不利な法律に変更されても、文字通り唯々諾々と中国政府のとか
人民委員会の指示に従える、というのであれば、
あの国に進出することをおとめしませんが、、、、。
そういうのが嫌だ、ということであれば止めたほうがいいよ、
と言っています。

もう少し、後数年もすればあの国は人口構成が一気に変化します。
そうなったら、日本以上に老人の人たちの社会保障とか
福祉をどうするか、という問題に直面すると思います。
日本のように社会的なインフラができている国と違って、
それはできていない、老人問題は起こる、という状況になろうか
と思います。 

韓国とも中国とも一定の距離をおいて
つかず離れずで、付き合っていくことが、非常に難しいことですが
必要なんじゃないかなぁ、と二つの国に住んだ経験から
そう思うのでした。

(銀河鉄道999 ゴダイゴ 1979 
 実は先週土曜日から県美術館で松本零士展
はじまりました。9月まで開催中。
一度出かけようと思います。)
 

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Comments

日本と中朝韓は隣国にも関わらず、長らく心が通い合わない民族同士ですね。
近くにいると反りが合わず、1917年の露西亜での革命以降、政治体制の対立がさらにひどさを増す原因になったと思います。
今の中国人は、中華人民共和国人であって、中国四千年の歴史を担ってきた人たちとは違うことを理解して対処したほうが良いでしょうね。
そもそもそのことは、中国の方自身が理解すべきことだと思っています。
韓国については、現状が薄っぺらいことに気付いているのか気付かないフリをしているのかは分かりませんが、「○○は韓国が発祥」という子供の空自慢的なことは早く止めて、大人な国家に成長することを期待したいです。やることなすこと、子供のわがままのようですもの。
どう付き合っていくかも大切ですが、隣国がどうにかなってしまったときに、日本がどうすべきかも考えておく時期に来たのかもしれません。
社会体制がある程度整った状態の人口高齢化と、そうでない虚構の体制下でのそれは、行き着く先が全く異なるでしょう。
北朝鮮の崩壊がいつになるかで、この流れも大きく変わってきそうですね。

体制崩壊前に、一度は北朝鮮旅行をしておきたいです(苦笑)。

Posted by: タウリ | 13. 07. 10 at 오전 9:22

---タウリさん
 実は、さっき、ここに長編のお返事を書いて表示しようとしたら、何の因果か消えてしまって、できずに終わってしまったのです。 もうそれでしばらく気持ちが萎えてしまって、お返事が遅くなりました。申し訳ありません。
 韓国の空自慢、とタウリさんもお書きでしたが、韓国の新聞で、結構伝統のある、たとえば朝鮮日報などにも、平気で何の学問的な裏付けのないような記事が(それも学者が書いている)載ったりします。
 たとえば今ではもうありませんが旧の朝鮮総督府の建物も作った時の日本政府が、風水の占いによって、韓半島を永久に日本のもののにしようとした、その場所にたてられた、というようなことです。 個人的にはどうかしりませんが、そういう建物を建てるときに日本政府は風水の結果なんて考慮に入れたりしません。 それが証拠に、台北の台湾総督府の建物、タウリさんもよくご存じだと思いますが、決して南向きの建物でもありませんし、建物の背後に山があったり、建物の南に川が流れていたりするようなことはありません。でも、そういう歴史的事実や資料の調査に基づかない、何の根拠もない嘘っぱちが、堂々とそういう新聞に出ていたりします。またそれが専門家と呼ばれる人の話だからたちが悪いです。
 そういうふうにあの国ではいまだに客観的な歴史観、学問ですらまともに育っていません。韓国や中国がこうした資料をもとに客観的な批評ができるようになれば、国としての成熟だって認めますが、いまだにああいうふうな、何でも大声で怒鳴りさえすれば道が開ける、というようなスタイルでやっていては、永遠に学問的な成熟、進歩はないんじゃないか、と思います。
 ただまぁ日本のスタンスも一定じゃないんですよね。あるときは脱亜入欧、と言ってみたり、あるときは、アジアの一員と言ってみたりで、はなはだ軸足がぐらついているのが現状です。
 本当におっしゃるように近隣諸国との付き合いの仕方を再検討する時期にとっくに入っているように思いますね。

Posted by: 謙介 | 13. 07. 10 at 오후 3:57

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