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13. 04. 19

石中にみまかれるひと(セトゲイその4)

Shami1
今、発売中のアエラに、やはりセトゲイの特集が
ありました。遊んでどうする。(笑)
というのか、午前中に謙介の以前住んでいた
島を見学して、、午後は、別のところに行きました。

今回の島は島なんですが、今は埋め立てで
四国本土とつながってしまって、、
厳密に言ったら、島ではない、のかもしれません。
でも、今回の会場のひとつになりました。
この島は春会期だけしか開催がないので
急がないといけなかったからです。
車を駐車場にとめると、目に入ってきたのは
↓この建物です。
Kaii1

正面から。 これは県立の美術館です。
Kaii2

日本画家の東山魁夷さんの美術館です。
東山さんのご両親はもともと香川の人で、その関係で今も親戚が
たくさんいます。 謙介が図画工作を習った
東山節○先生のおじさんが東山魁夷だったりしますし、、。

そんな関係で東山さんが亡くなったときに、東山さんの奥さんが
香川県に作品を寄贈して、この美術館ができたのです。
Kaii3
東山美術館は常設展示の普通の美術館なので、
また近いうちに行くと、ということで今回はパスしました。


まず、見えてきたのがこれです。
↓ターニャ・プレミンガー 「階層・地層・層」
Ogeijyutu7
これ芝生を養生していて、3月の最初は土の色しか見えなかったのですが
ようやっと緑の芝で覆われていい感じになってきました。
これって、なんだか奈良の高松塚古墳みたいな感じです。

土盛りのうんこ(あ、言っちゃった。笑) を連想してしまいました。
この土はこの辺で取れる花崗土を使っているんだそうです。
でも、土盛りだけに上に上がってみたら瀬戸大橋が一望できて
それはそれでよかったのです。
Setotekyo

土盛りうん、、(やめましょう。)を降りて、今度は
坂出市の(この島は坂出市ですから)万葉会館へ行きました。
ここで万葉学会の重鎮の中西進先生の万葉集のご講演が
あったわけです。
Hitomarochan1

Hitomarochan2_2
どうしてここに万葉会館なんてあって、万葉集なのか、といえば
柿本人麻呂が、この島で歌を詠んでいるからなのです。

讃岐狭岑嶋、視石中死人、柿本朝臣人麻呂作謌一首并短謌


集歌220 玉藻吉 讃岐國者 國柄加 雖見不飽 神柄加
幾許貴寸 天地 日月與共 満将行 神乃御面跡 次来
中乃水門従 船浮而 吾榜来者 時風 雲居尓吹尓
奥見者 跡位浪立 邊見者 白浪散動 鯨魚取 海乎恐
行船乃 梶引折而 彼此之 嶋者雖多 名細之
狭岑之嶋乃 荒磯面尓 廬作而見者 浪音乃 茂濱邊乎
敷妙乃 枕尓為而 荒床 自伏君之 家知者 往而毛将告
妻知者 来毛問益乎 玉桙之 道太尓不知 鬱悒久
待加戀良武 愛伎妻等者


反歌
集歌221 妻毛有者 採而多宣麻之 佐美乃山
        野上乃宇波疑 過去計良受也


この歌を詠んだのが、、謙介の想像ですが
下の写真の奥のほうの岩場のあたりだろうと想像します。
「石中死人歌」ですから、岩場に亡くなって
打ち上げられた遺体を見て、という歌なのです。
この島の岩場、ということであれば下のあたりでしょう。 
歌のタイトルは死人が出てきていますが、
歌の内容は、讃岐の国を褒めた歌です。

どうして褒めたか、といえば、讃岐の国の土地の神様に
この讃岐はすばらしい、と褒めたたえておいて、
そうして気持ちを良くしてもらって、、
「なにとぞ行路を無事に支障なく通過させてください。」
ということを祈ったのです。磯で亡くなった人を見た
人麻呂は、よりいっそう旅の安全を神に祈る気持ちが
強くなったに違いありません。

Hitomarochan3_1

中西先生の講演の後で、お茶会がありました。
(オーケストラ生演奏つき)
お菓子は、この人麻呂の反歌に出てくるウハギ(ヨメナ)の花を
かたちどったお菓子でした。
Kamado

で、お茶をいただきつつオーケストラの演奏。(笑)
金刀比羅宮の雅楽の担当の方々が来られて
お茶会のときに楽器紹介と演奏をしてくださったのです。
Oke1

これも瀬戸内国際芸術祭の参加作品(公演というのかイベント)
だそうで。こういうのなら、とってもいい、と思いました。
お菓子もおいしかったし。

で、次の作品は「そらあみ」と題した作品。染め方をデザインしていて
お芸術作品なんだそうで、、。

Tateami3
上の写真だと、ちょっとわかりにくいですね。
下の写真だと網にいろいろと染色がほどこされているのが
わかります、よね。
そらあみ、って空の雲をつかまえる網なのかなぁ、と
思いながらみていました。
Soraami

北側の浜辺に出ました。
瀬戸大橋が雄大に見えています。
この橋は2段構造になっていて
上を車が走って、下を鉄道が走っています。

Setotekyo3

ということでアエラに出ていた写真は、この椅子の写真だったのですが、、
こうして椅子に座っていると潮騒に混じって
橋を渡る電車の音が聞こえてきます。
この景色を柿本人麻呂さんが見たら、
なんと言ったでしょうかねぇ、、。
Oisu3

ということで、セトゲイ沙弥島会場も見学を終えることが
できたのでした。
とりあえずセトゲイの報告は以上でおしまい、とします。
長々とお読みくださいましてありがとうございました。


(今日聴いた音楽 高気圧ガール 山下達郎歌
 この曲が発売されたのが1983年の4月です。
 なので、30年前の曲なのですが、、全然古い
 感じがしないなぁって思います。 
 全日空のCM曲でしたねぇ。)
 


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