« 屋島へ(セトゲイその2-1) | Main | 1300! »

13. 04. 16

屋島へ(セトゲイその2-2)

世の中って、本当にいろいろなことがあって
びっくりすることがありますね。

先週のことです。セクションは違うのですが
同じ仕事場の人が、木曜日・金曜日と無断欠勤をしました。

先週の火曜日に、水曜は体調不良で休みます、
という連絡が入って、それっきり連絡がなかったのです。

どうしたのか、と電話しても出ないし、、と思って
見に行ったら、金曜の夜、自宅のマンションで亡くなっていたのが
発見されたそうです。
警察の検死の結果では先週の水曜夜あたりに亡くなった、
とのことでした。今日、その方のお葬式がありました。

謙介、その人に最後に会ったのが4月3日のことで、、
まだ二週間だったので、え? あの人が、、と思ったら、、
本当にびっくりしてしまいました。

金曜にそんなことがあって翌朝の地震で、、、。
ここ数日、、日替わりで驚くようなことが続いて、、という日々だったのです。
その話はそこで一旦措きます。


さて。
昨日からのやんやんやしまの話の続きです。

案内板の表示で方向が間違っていない、ということがわかったので
そのまま道を歩きます。 屋島山頂は、桜の季節が終わって
これから新緑、なのですが、まだ麓に比べたら寒いので
新緑が出ている、という状況ではありませんでした。
新緑の葉が出るまでにはもう1週間くらいはかかるんじゃないかなぁ、
と思いました。

お、ようやっと見えてきました。
あの建物なんですよ。
あれね、もう10年くらい前に運行を停止した
屋島ケーブルの山頂駅舎です。

Yc1

実はここにアート作品がこっそりまぎれこませてあるのですが、、
分かります? 
一つは、駅の入り口にあるアーチです。
あれ、なんか駅舎と同じようなトーンの寂れ方をしているので
最初からあった、と思われるかもしれませんが、
謙介の記憶ではあんなものありませんでした。
あれ、セトゲイの作品なのです。
あのアーチの内側に鏡がしつらえてあるのです。
「時をうつす鏡」ということだと伺いました。
それからもうひとつ作品があるのです。
分かります?
「影」なんです。
実は、駅舎の前にの地面にある黒い部分は駅舎の影では
ありません。駅舎の影の形にアスファルトを舗装したものです。
右側の店の軒の影が、ホンモノの影です。
それも「時」を現しているのだとか、、。

このケーブルの駅、前々から行きたかった場所でした。
前はこの辺を走っているローカル私鉄の子会社だったんです。
それがローカル私鉄が倒産してしまい、
単独で会社経営しなければならなくなったことと、
ケーブルの場所が悪かったんです。
ローカル私鉄の駅を降りて、また300メートルくらい歩かないと
いけなかった。それから屋島の山上も、降りたらすぐに屋島の旅館街
だったらよかったのですが、600メートルも歩かないといけなかった。
こんな不便さがあったのも問題だ、と思います。
それで先年運休と最初は言ったのですが、
それから廃止届けが出され受理されています。

Yc4

このケーブル、太平洋戦争中も一度廃止されて、戦後復活して
いたんですけどね。

実は廃墟好きの人から、この屋島ケーブルの山頂駅は
結構人気のあるものだったのです。
建てられたのが昭和4年だそうで、そのころ流行した建築の形式が
濃厚に入っている感じがします。

Yc2

来年、計画では、ケーブルの線路の横に登山路を作って
歩いて山に登れるようにするそうです。

Yc3

高野山みたいに南海電車を降りたらすぐにケーブルの駅が隣接していて
ケーブルで上がったら、バス停があって、というのであれば
まだ利用客もいたかもしれませんが、電車を降りて何百メートルも
歩いて、またケーブルで上がって、そこから商店街でお土産でも
見られるのなら別ですが何にもない山の道をひたすらまた歩いて
というのでは観光客は来ないと思うんですよ。
でも、この建物を生かした、カフェとかしたら、いいんじゃないか、
って俺は思うんですけどね。このまま朽ちさせてしまうのは
本当に惜しいと思うんですが、、。
Yc5

見学を終えて、今度は四国八十八か所の霊場のひとつ屋島寺にむかいます。

Yashimaji1


門前に、お金を寄進したんでしょうね。石碑があったのですが、、。

Yashimaji2

「金一封」っていうのはよく見ますが、一金若干、っていう
書き方っていうのは初めて見ました。

Yashimaji3
これが本堂。

その横の宝物館がなぜかとんでもなく前衛現代建築。
なんだかとってもお芸術した建物です。

Yashimaji4
あ、でもセトゲイとはまったく関係ありません。
この宝物館、できてもう30年くらいは
経ちますから。

あ、そうそう。ここはジブリ寺です。
ジブリ寺って、勝手に謙介がつけたんですが。(笑)

だって『平成狸合戦ぽんぽこ』にこの屋島狸が出てくるではありませんか。
屋島狸はもちろんここの狸です。

Yashimaji5
その狸のお社が、本堂脇にあります。

お寺を出て、山頂西側の展望台にむかいます。
三国連太郎さんがお亡くなりになった、ということなので、
この写真を入れさせていただきました。

Megi
この写真中央から左に写っているのが女木島(めぎじま)です。
映画の釣りバカ日誌、一番最初の設定はこの女木が舞台で
この女木島での釣り、というのがストーリーの中心だったのです。

さて、屋島山頂から、今度は下におりて、ケーブルの山麓駅を
見に行きます。

ここが琴電(高松琴平電気鉄道)の屋島駅です。

Kotodenyashima

明治に建てられて、色を塗りなおしたり建物のメンテナンスは
していますが、今も現役の駅舎として使っています。
昔は、ここで電車を降りて、駅の前の道を歩いて、
ケーブルの駅まで行っていたのです。
Yc6
ケーブルが見えてきました。こんな道を歩いてケーブルの駅まで行かないと
いけないのですから、お客さんも遠のいたんだと思うんです。

ここがケーブルの山麓駅です。
Yc7

つい3月までケーブルの車両、片方は山上駅にあったのですが、
ワイヤーが切れて車両が暴走して下に落ちてきては大変なことに
なると、3月に上にあった車両を下におろしてきました。
なので今は2台の車両がつながった形で山麓駅にいるのです。
Yc8
最後のほうは1号2号というそっけない車両番号でしたが
以前は「弁慶」「義経」という名前だったと思います。

Yc9
線路を見ました。
先にも書きましたが、この線路は来年あたり撤去される
ということなのだそうですが、、。

せっかくのこの施設を有効利用する方策がないものか、
と俺は思いました。

ともあれ、これにて屋島編はおしまいです。

(今日聴いた音楽 異邦人 久保田早紀
 1980 サンヨーのCM音楽だったのですが、、
 今やサンヨーすらも無くなってしまって、、
 本当に時の移り変わりを感じてしまいます、、。)

|

« 屋島へ(セトゲイその2-1) | Main | 1300! »

おでかけ」カテゴリの記事

Comments

ケーブルカー、市場調査というか、立地調査が上手くできなかったのか、買えた土地がそこしかなかったのか、残念な結果でしたね。
麓の商店街と山頂の温泉地直結というような形であれば、至極繁盛していたことでしょう。

琴電屋島駅は味がありますね。
こういう佇まいは好きです。
千と千尋~に出てきそうな駅ですね。
アニメでは海上を走る電車がありましたが、“錆びないのか”と真剣に心配しました(苦笑)。

ケーブルカーに話を戻しますと、実は乗ったことがないと思います。
記憶が定かではないのですよ。
ロープウェイだったかも?みたいな(^_^;)。
乗れそうな機会が2度ありました。
鞍馬寺にある鞍馬山鋼索鉄道です。
1度目は年に1回の定期点検ということで乗ることができず、徒歩で登りました。
2度目は約2年数ヶ月後でしたが、このときも線路補修のため停止しており、乗ることができませんでした。
鞍馬山の神様(天狗様?)から歩くように仕向けられていたのだと思います(+_+;)。

Posted by: タウリ | 13. 04. 17 at 오전 9:11

---タウリさん
そうなんですよ。もうちょっと交通機関間の接続(立地的に)とか山上でのアクセスとかが便利だったら、こんなふうに寂れてしまって運休→廃止、ということにはならなかっただろうに、と思います。あ、海上を走る電車ありましたね。湯婆々の双子の姉妹のところに行くときに乗ったのでしたね。ケーブルカー、そうですか。鞍馬寺の、、あれは、鞍馬寺参詣客用の、本当にこじんまりとしたおもちゃみたいなケーブルカーです。近くに八瀬から比叡山にのぼるケーブルもありますし、、京都の南には岩清水八幡にのぼるケーブルもあります。奈良に行ったら、生駒さんのケーブルもあります。和歌山は高野山にもありますし、、。
 やはり近畿圏は神社お寺参りで結構ケーブルカーが今も健在ですよ。 生駒山のケーブルはものすごく規模が大きくて、(車輌もちょっと、、乗るのが恥ずかしい)途中に踏み切りとかあったりします。フニクリ・フニクラではありませんが是非一度お試しください。楽しいです。

Posted by: 謙介 | 13. 04. 17 at 오전 11:14

 うーん,ケーブルカーの施設・・・あ,そうだ,ギネスに挑戦!世界最長の滑り台にしてはどうですかねえ?
 夏は,ウォータースライダーに・・・って,どんだけ水がいるねん!って(笑)

 ケーブルカーに乗ってると,「これ,ホントに途中できちんとすれ違えるのかなあ・・・」なんて,心配になったりしません?(苦笑)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 13. 04. 18 at 오전 12:55

---Ikuno Hiroshiさん
そうそう。ケーブルカーの対向のとき、ドキドキしてしまいますねー。いやまぁ理論的にちゃんと左右に振り分けするようになっているのでしょうが、同じ側に来たら、どうするの、とかね。思っちゃいます。
このケーブルの施設、放置されてまだあんまり日が経過していないので、今からでも徹底補修したら、使えるとは思うんですが、、。
登山路にするの、って、確かに方法ではあるんですが、、。見晴らしはいいですし、軌道のあともありますから。問題は、傾斜がすごく急なんです。ある程度のぼって下を見たら、すごく恐い。 ほら、ケーブルですから直線でのぼってくるでしょ。ものすごく急な傾斜で、下が見えると、ちょっとくらくらします。
 謙介的にケーブルが恐いのは、途中で、ケーブルのワイヤーが切れて、下に突っ走って落ちてしまったらどうしよう、っていうのをいつも思うんですが、、。まぁそんなことの起こらないように日頃からちゃんと点検はされているとは思うんですが。

Posted by: 謙介 | 13. 04. 18 at 오전 9:41

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/57174213

Listed below are links to weblogs that reference 屋島へ(セトゲイその2-2):

« 屋島へ(セトゲイその2-1) | Main | 1300! »