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13. 04. 08

どうして春が好きではないのか

近江大津宮御宇天皇代 天命開別天皇、謚曰天智天皇
天皇、詔内大臣藤原朝臣、
競憐春山萬花之艶秋山千葉之彩時、額田王、以謌判之謌

冬木成 春去来者 不喧有之 鳥毛来鳴奴 不開有之
花毛佐家礼抒 山乎茂 入而毛不取 草深 執手母不見
秋山乃 木葉乎見而者 黄葉乎婆 取而曽思努布
青乎者 置而曽歎久 曽許之恨之 秋山吾者

春がいい? 秋がいい? ということになって
額田王さんは、私は近くまで行って紅葉を眺められる
秋がいいわ♪ とお歌を詠まれたのですが、、、

まぁこれは宴会の歌ですから、話半分の余興ですけどね。

(すいません。のっけから漢字だらけで。
でもね、万葉集の時代って、ひらがなは存在しませんでした。
ひらがなで万葉集を書くのは変、と思っている人間なので
いきなり漢字だらけで申し訳ありません。)


昨日の風で、謙介の近所のソメイヨシノは
あらかた散ってしまいました。

ああいうことを「花散らしの雨」とか言う人がいますが
それは間違いです。 「花散らし」の意味は別にありまして。 
ここで言う「花」は植物ではなくて、別の意味なのですよ。(笑)
どうだ、きもちいいのか? これはどうだ? ああん、ああっ

まぁそれはともかく。

謙介、あまり春という季節が好きではありません。

どうしてか、と言えば、まず気候が安定していません。
急にあたたかくなったか、と思えば、今度は
いきなり気温が急降下して冬の気候、
となることもありますよね。
それでいつも体調を崩してしまうのです。
それから埃っぽいですし、、花粉の季節でもあります。

2番目に好きでない理由としては3月に年度の切り替えが来て
そこで終わりが来たり、別れがあったりします。
人事のことは早ければ何か月も前から
遅くても何週間か前から異動はわかっていて
いきなり、では確かにありません。

でも、もうそれで終わりになってしまう人やこと、ものが
あったりして、それで妙にセンチメンタルな気分になって
しまいます。

組織としては4月1日から新年度ですからそれに合わせて
異動で組織の活性化を、ということなのでしょうが
謙介の場合専門職なので他にかわりようがありません。

それと人員の削減ばかりで、辞めた人の仕事を担当する
ことや、勤務の負担がまた、というばかりで、、、。
異動でよかったなぁ、ということがあったのは
10年くらい前に来た上司がよかったことが
唯一で、、(その方はもう退職されてしまったのですが)
後は本当に良かったためしがありません。ぶつぶつ。


そこで別れの寂しさに加えて新体制の面倒さに
一度気持ちがどーんと落ちてしまうのです。
そうして再び元のところに気持ちを上げるのにも
時間がかかります。
ようやっと気持ちが3月のレベルまで上がったころは
春から初夏にかかっているころで、、。


いつも春と言えば
そんな気候の不安定さ、人事の異動があるせいかも
しれませんが、こちらの気持ちまで不安定になってしまうのです。

年によったら
4月になると仕事を忙しくして
落ち込みを少しの間忘れておくようにした年もありました。
わざと考えないようにして、前だけ向いて、、
そうして季節を過ぎたころに、静かに心の着地をする。
そんなふうにこの時期を過ごしてみましたが、、。
なんだかそれはそれで現実から目を背けているような
ことになってしまい、、。

かといって
今年のようにやはり去っていく人の多い年は
やはり無理で、途中でいろいろと考えてしまいます。

で、考えても、腑に落ちる答えが出るのか、と言えば
いくら考えても出なくて、考えは堂々巡りで、、。

そんなふうに海の底でいつも答えの出ない
問題を前に悩む季節が謙介にとっての
春なのです。

うーん。春が好きではない、というより、
春が苦手なんだ、ということなのだ、と今、はたと気づいたのです。

改めて自分の気持ちをこうして文章にまとめて
みると、自分の気持ちが相対化できて、
あ、そうか、こういうことだったんだ、と
今、分かった次第です。


(今日聴いた音楽 ロードショー 古時計
 この曲を聴いていたら、昭和50年代に
 あったことをあれこれと思い出すのです。
 かつて古時計のメンバーだった西田さんの
 ライヴが今月、仕事場の街でありますので
 その記念、ということで。)

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Comments

僕も春は嫌いです。
何かが終わる季節っていう意識です。
せっかく掴んだ安定を放棄するっていうか…。
あと、周りだけが浮き足立ってるような感じもして。
花粉も飛ぶし…。
やっぱり嫌いです。

Posted by: まさぜっと | 13. 04. 09 at 오후 10:22

---まさぜっとさん
仕事がはじまって、いろいろと大変でお疲れの時期にコメントありがとうございます。
 春って、まさぜっとさんのお話のようにそれまでうまく行っていたものを放り出して泣く泣く変えてしまわないといけないじゃないですか。以前なら、人員の補充だってあったし、仕事の分担だってタイトにならなくて済んだのに、今では年度替わりになるたびに、人員は減らされる、仕事はきつくなる、、ですもんね。(大抵の中小企業なんてこんな感じじゃないですかね。)
前々から春って、そりゃ確かに明るい感じはするけど、どうしてだかついていけない部分があって、、どうしてなんだろうどうしてなんだろう、、って思っていたら、はたと気がついたのです。春ってあんまり好きな季節じゃないなぁ、って。それで今回文章をまとめてみたんです。しんどい中、コメントありがとうございました。まさぜっとさんのブログ、心配しながらですがいつも拝読していますよ。

Posted by: 謙介 | 13. 04. 09 at 오후 10:48

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