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13. 02. 19

問題外の客

この間、とある電器の量販店に行ったのです。


その店にはたまたま展示も在庫もない商品でしたが
いくらなのか、と値段を聞いたのです。
カタログを見せて、「これ、いくらでしょう? 」
と尋ねました。

お店の店員さんは
何でそこにあるものを買わないで、わざわざ
訊くんだよ、という感情が顔にありありと出ていて
面倒くさそうにパソコンのキーボードを叩いて
値段を調べると、遠くから値段を教えてくれました。

その後、また別の服のお店に行ったのですが、、
そこのお店の人もなかなか興味深い対応でした。

若いおしゃれな格好をした人には
なんだかニコニコと対応していたのですが
謙介さんがその人にシャツってどこでしょう尋ねると、
とっーてもつっけんどんな対応になりました。(笑)

こういう対応、謙介、今までにも何度も受けたことがあります。


その店のメインの購買層ではなさそうな
オッサンが冷やかしで質問していそうだから、
とでも思ったのでしょうかね。

まぁ全然いけていませんし、
何だ、このオッサンは? うちの店に何をしに来たの?
っていう感情がありありと分かる気がしました。


都会では、やはりお店間の競争が烈しいので、
たとえ、その店のターゲットにしたい客層とは
違っていそうな客が来たとしても、
とにかく買ってくれたら、それはお店のためではないか、
もしくはそういう応対の良し悪しが店の口コミになって評判を左右する
ということが頭にあるからでしょうか、。
謙介もあんまりつっけんどんな
対応をうけたことはありません。

あ、でも一度銀座の資生堂パーラーで
おひとりさまの客だから、っていうんで
トイレの前の席に座らされましたねぇ。
ほんわかとにおいは漂ってくるし、音はするし、、
老舗なのかどうか知りませんが
2度といかない、と思いました。

まぁ都会で受けたのはそれくらいですが、
田舎では客の外見で対応を差別するお店って結構多いです。

なんでうちみたいな店に、あんたのようなのが来るわけ?
店員さんの顔がそんなふうに語っていたりします。

謙介、別に「妾の連れ子」ではありませんけれども
割とそういう相手の表情をじーっと見ています。


前は結構そういう対応をされると、一々ムッとしていたのですが
最近では一度、そういうことをされたお店には
もう二度と行きません。

世の中イケメンがもてはやされたり、
歳とったら人生の終わりだのという話が
あっちこっちから聞こえてきます。

この国って、成熟ということを
どうとらえているのでしょうね。

そういう若さを誇るとか若いのがいい、
というような声ばかりが多く聞こえてくるのは、
今のところネットユーザーの中心部分が、まだ比較的若い人が
多いので、その年代の意見の反映が多い、っていうのもあるでしょうし、

歳取ってくると、自分の意見と違っていても、若いときのように
一々反対するのって面倒くさい、っていうのもあります。


それから。

多分これが一番大きい理由だと思うのですが
おっさんおばさんになると、そんな自分のこと以外の
別の問題が次から次へと生じて、とにもかくにも
忙しい、ということがあるように思います。

職場の人間関係をどう調整しながら、仕事を進めていくか、にはじまって
親の介護とか、家族の世話とか、
とにかく自分以外の問題解決に時間と手間を取られてしまうのです。
人のお世話をしなくてはならないのです。

そんな自分以外のことで、
しかも簡単に回答の出ないような問題で
あれやこれや、と忙しい状況です。

そんな状況なので、若い時みたいに服のこととか
自分の身の回りのもので新しいものが出た、ということが
あっても、それどころではない、という状況です。
正直言って、全然そんなことになんてかまっていられない、という
現実が生じてくるわけです。

自分のことはひとまず横に置いて、
人の世話とか、自分以外のことについて
取り組まないといけないことが
圧倒的に多くなったりします。

だから友達と会うと、もう最近はそれぞれの会社の
勤務状況とか、お互いの高齢の家族をどうするのか、
という話題がやはり多くなってきました。

自分のことについては、「面倒だったり」「忙しかったり」で
全く省みる余裕がなくなってくるのです。
その結果、ネットのおじさん意見は表に出にくくなるのです。
意見の主張だって反映されにくくなるのです。


そういうなりふりかまわず働いているおじさんが
たまに店に行ったりすると、ああダサいヤツ! って
思われて、問題外の客、というあしらわれ方を
するんですよね。(笑)


こういうことって、やはりそれぞれ自分がそういう「立場」とか
「年齢」にならないと分からないことかもしれませんね。

その位置になってみてはじめて見えてくるもの、とか
分かること、って結構あるんですよね。 そういうところに
来ないと、それなりの情報だって入ってきませんし。


そんなことをお店の反応を見ていて思ったのでした。


(今日聴いた音楽 You Light Up My Life 歌 Debby Boone
 お、今日は珍しく洋楽だ。 邦題は「恋するデビー」でした。
 1977年 音源はシングルレコード )

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Comments

そんな態度の店、二度と行きたくないです。
客の方がやたら偉そうに振舞ってるのも見たくないものですけど、客を馬鹿にする店は最悪です…。
ただ、もうムッとしなくなったというのも凄いです。
悟りの域ですね…。
しかし、大人になると、自分のことなんて構ってられなくなるんですね。
グサッと来ました。
僕は自分のことばっかりで…。
反省です。
ノンケだと、子供の事も重く圧し掛かるのでしょうし…。
あ、というか、問題外扱いされてる店の方が、こっちからすると問題外扱いしてるだけのことですよね。
うん、そういうことですよ。

Posted by: まさぜっと | 13. 02. 20 at 오전 12:38

---まさぜっとさん
まさぜっとさんは、自分のことだけで悩まれているのではありません。人との関係の中で、どうやって仕事をしていけばいいのか、どうやって接していけばいいのか、ということについても悩んでいらっしゃるのではないですか。決してそれは、ひとりだけの悩みというのではありません。それで、まさぜっとさんが文章を書かれると、同じような悩みを持った方が、分かる、ってお書きですよね。そういう悩みで本当に自分の命さえ絶とうとまでして悩まれている方がいる、ということですよね。決してひとりだけの悩みではないと思います。でも、結果的にまさぜっとさんを傷つけてしまいましたね。言葉足らずの部分本当に申しわけなく思います。 
 前に友達から、というので、ゲイの人のための掲示板に何度か出したことがあったんです。そうしたら、会うまでは、もう毎日のようにメールが来て、、とっても熱心だったのに、一度会ったら、まぁ謙介が「いけてなかった」んでしょうね。(笑)みるみるその人の態度が豹変して、すごく馬鹿にするような感じになって、、ということが何度かありました。 顔とか服とかいけていなかったら、×なんだそうで。たまたまだと思いたいのですが、ゲイの人の中にも、そういうふうな部分で相手を見る人がいるなぁ、と気づきました。 そういう経験を何度もしたので、店で似たような態度を取られると、ああ、そういうことなんだ、その程度の店でしかないんだ、と思うようになりました。人それぞれで価値観が違うし、顔に対する好みも違うでしょうし、、。でもきっと20代のころなら、怒っていたとは思うんですが、、、。

Posted by: 謙介 | 13. 02. 20 at 오전 8:36

最近のご時世なのかもしれませんが、「偉そうにしている人」が増えてきたように思います。
「お客様は神様です」と言われた時代、あの当時はお客もそれなりに適切であったから成り立ったのかもしれません。
今は「特別扱いされて当然」的な態度の方が増えていて、僕のような職種・職場でも“モンスター”が出現しています。
あっ、謙介さんがそうだと言っているのではありませんよ。
誤解なさいませんようにお願いしますね(^_^;)。
客の質が低下しはじめると、それに呼応して店側の質も低下してくるという、マイナスの相互補完の関係に思います。
謙介さんが仰るようにそういう店なのですよ。
卵鶏論になってしまいますが、客がそうさせたのか、店のせいなのかは分かりません。
自分自身が成り下がらないように心がけることが重要だと思いますので、謙介さんやまさぜっとさんの仰るように二度と行かないは正解だと思います。
心煩わされる場所に自ら飛び込む必要はありません。

結局のところ、人に優しくできない社会になってしまったのだと思います。
ネットの発達は若者文化を興隆させましたが、一方で人との繋がりが粗になっていることが以前から指摘されていました。
繋ぐのも切るのもクリック一つ。
面と向かっているときは相手の様子を見つつ、周りを伺いつつというのが普通でした、液晶画面にはその必要はありません。
商売で言えば、「買ってくれてありがとう」「売ってくれてありがとう」というお互いに感謝する気持ちが以前にはあったように思います。
他人を見下すような態度をとったり、勘違いの上から目線になったり、こういった状況が続けば、隣国の人たちの言動を笑うことはできなくなるかもしれませんね。
ecoと称して環境に優しくするのも大切ですが、人間同士についてももっと考える時期だと感じます。

僕も若い頃は他人の首を獲るが如くに虚勢をはり、揚げ足をとる性格でした。今も充分にその要素が頻発しますが、年とともにだんだんと衰えつつあります(苦笑)。
現在はディール・カーネギーの『人を動かす』を実践できるように微力中です。

『人を動かす三原則』
(1)盗人にも五分の理を認める
(2)重要感を持たせる
(3)人の立場に身を置く

Posted by: タウリ | 13. 02. 20 at 오전 9:52

---タウリさん
本当にそうですね。いろいろなところで文章を読む機会が多いのですが、上から目線で文章を書いているのを見ると、あ、自分はこうならないようにしなくては、と思います。
 現実に相手と向かい合った場合、ぶっきらぼうでも、相手の表情が分かりますから、シャイだからぶっきらぼうになってしまうのか、相手に対して好意を持っていないためにぶっきらぼうなのか、って見たら分かるじゃないですか。
 でも、ディスプレイの画面の文章からだけだと、それしか情報がないから、分かりませんよね。それで見たほうも「何だこいつは。」っていうことになって、誤解から衝突になって、タウリさんのおっしゃるようにクリック一つで人間関係がそこでおしまいになってしまう、とか、ってありますね。
 なんだかサービスの意味を間違えてとらえている人が多いですよね。一方的に相手が奉仕する、奉仕させるのをサービスと思っている人が多すぎです。お金をもらっているのだからそんなの当然じゃないか、とか。するほうも、それを受ける側にも感謝の気持ちがなければ本当には成り立たないもののはずなのですが。本当におっしゃるようにそういうお互いの気持ちのやり取り、というものが無くなってきているような気がします。
 
 都会に出てきた人は、田舎が人間関係が濃密すぎて息が詰まった生活だった、という反動で、隣の人なんて関係ない、という方向に走ってしまいました。その一方で人間関係があまりに薄すぎると、これもまたどうか、っていうんで、その一方で親密な人間関係も欲しい、と。ですから薄いところはとことん薄い代わりに、濃いところは、もう共依存寸前までのもたれあいのような人間関係になってしまって、、それでまた悩んでいる人も結構いますよね。適当に風通しよくて自立した人間関係を、っていうのは、日本人には難しいのですかね。
 この国も、周囲と適当な距離感が取れないのですね。「脱亜入欧」という考えにふれる時期と、今度は逆にアジアの国の一員である、という正反対にふれる時期があって、その間でいつもあっちへふらふらこっちへふらふらしてきたような気がします。

Posted by: 謙介 | 13. 02. 20 at 오후 12:18

量販店はショールーミングが多くて、辟易しているのかも知れません。タウリさんのおっしゃってる、客の質と店側の質の関係ですね。
パーラーは、そんなところに席を作るのが間違い・・・。見切れ席みたいに、客の事前了承があったりお安かったりするなら良いんですけど。
某百貨店で、専属でファッションコーディネートをしてくれる有料サービスが人気だそうです。90分3千円とか。サービスへの対価をハッキリさせる事は、良いことだと思います。

Posted by: mishima | 13. 02. 20 at 오후 4:22

---mishimaさん
まぁねぇ、今価格だけ聞いて買わない、っていう人も結構多いから、、そうだったのかもしれません。
資生堂パーラー、今の建物に改築前の古い建物で、座席数も少なかったからかもしれませんが、ウエイトレスのおねいさんが案内していったのが、トイレの前で本当にげんなりしました。帰って家族に話したら、口の悪い姉は、「資生堂パーラーは、客を客を便所の前の、音はするわ臭いはしてくるわ、という席に座らせるんかい。」とはっきり言ってやったらよかったんよ。」と言いましたけれども、、。どうしてあんな
変な場所に、わざわざ座席を設けていたのかはやはり収容人員の問題があったからでしょうかねぇ。いずれにしろ、資生堂パーラーっていう店は、平気で客を便所の前のテーブルに案内するような店ですから、二度と行かないリストの中に入れました。

Posted by: 謙介 | 13. 02. 20 at 오후 11:11

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