« そしてすべて消えてしまった。 | Main | ある意味画期的な写真集 »

13. 01. 21

ある意味世界が注視

今回から3回「ある意味」という言葉を頭に置いて書いていきます。
今日は「ある意味世界が注視」です。
世界が、って、謙介さん、あんたえらい大きく出はりましたなぁ、
っていわれそうですが。

19日の土曜日、香南町の飛行場まで
飛行機を見に行ってきたわけです。


ふふふ。今回は、ここの飛行場の管制官、
ちゃんと仕事をしたんでつね。

え?

先月の話なんですけどね。
ここの飛行場、通常なら、管制官が
2人体制で仕事をするそうなんですけど、、。

片方の管制官が、「ちょっと晩飯買うてくるけんな。」と言って
留守にして、もう片方の管制官が、「眠たいわ」って
いって寝てしまったそうで、、。、

その時、飛行機が着陸しようとして、ここの飛行場の近くまで
やってきてて、管制官に着陸のご許可をもらおうとしてきたわけです。

しかーし、片方留守中。片方就寝中。
だもんで飛行機は着陸できなくて、10分間空港の上をぶーんぶーんと
飛んでいたということがありました。これが先月の話です。

なので、今回もまた「ワシ、うどん食うてくるけんな。」とか言って居なかったのでは、
と思ったのですが、今回はちゃんと誘導して着陸させたようです。

Tkj1

香南町の飛行場です。
飛行場のビルが丸いのは、讃岐の山を
イメージしたのだそうです。
いくら、うどん県空港だからと言って、うどんの丼では
ありません。


日本の飛行場っていうのは、海辺に作るか、
山の上を切り開いて作るか、しかほぼ方法がありません。


この空港は最初、関空のように海の上に人工島を
作って、そこに空港を作る、といっていたのですが
気象状況で霧がよく出る、とか、海の環境を破壊
するの、とかいうことで、止めになって、急遽
お山を切り開いて作る、ということに方針転換して
作られました。

この空港の入り口にある、石のお芸術作品です。

Kounan3


作ったのはイサムノグチさんです。なんですが、、
この作品のデザインとか、製作についての
細かい詰めができて終わった段階で
イサムノグチさん、お浄土に行ってしまったので、
後は創作のパートナーだった山下さんが、彼との生前の
打ち合わせどおりに拵えて完成した、というものです。
従ってこれが、イサムノグチの遺作、ということになるんでしょうね。

ターミナルビルのエレベーターで3階にあがります。

屋上から北をみたところです。
さっきも言ったように山を切り崩して作ったので見晴らしはいいです。
右正面に屋島が見えています。
Kounan2

あの屋島の裏側にイサムノグチのアトリエがありました。
今は庭園美術館になっています。
ビルの南側に来て、滑走路側の展望デッキに出てみましたら
緊急着陸した件の飛行機、
空港の西の端、国際線用のエプロンの
もうひとつ向こうに、駐機していました。

Kounan1


一応国とアメリカとボーイング社合同の調査自体は
その前日の金曜日で終わったようなので
これから究明がなされて、ということになるのでしょう。

ですが、この究明が完了して、原因が分かり
その対処方針が出て、改善がなされないかぎり、
飛べない、飛ばないわけですから、飛行休止は
長期になるかもしれません。

それに、いまだこの飛行機は「証拠資料」なので
いかに所有する航空会社の人でも、動かすのはもちろんのこと
国のご許可なく、触ってはいけないのだそうです。
だからまだしばらくこの状態で、ずーっと留め置かれたまま
の状態が続くように思われます。

しかしこの最新鋭機の飛行ができない時期が
長期になったら、日本航空みたいに、他の会社からレンタルで
飛行機を借りて飛ばすしかないかもしれませんね。
日航の飛行機、一時期は結構レンタルの飛行機で
運航してましたし、、。

最近、航空会社って、自前の飛行機じゃなくて
レンタルの飛行機で飛行機を飛ばしている会社結構ありますよね。


いくつかの会社とか銀行がお金を出しあって飛行機を
買うわけです。うちはエンジン担当。うちは機体担当、うちは尾翼担当(笑)
とか言ってお金を出すわけですね。それを銀行が集めて一まとめにして
ほらよ、って航空機の製造会社から飛行機を買う。
その飛行機を航空会社に貸してレンタル料を稼いで、
そのレンタル料で、元手を稼ぐ、と。
そういうシステムがあるよ、と謙介が聞いたのが
もう20年くらい前ですから、もういまや一般的になって
いるのではないですかね。

航空会社にしてみても自社で飛行機を買うと
経済的な負担も大きいですし、 いらなくなったときに
レンタルだと契約満期で、どうもありがとう、って返したら終わり
ですが、自分の持ち物だとそうもいきません。
なので、最近は買うより借りるところが多くなっているとか。

今回はこれからいろいろと究明がされて、
原因が分かって、それについての対策が出て、
改善がなされて、それについて役所が見きわめを
することになりますが、、、

この飛行機の解析次第で、世界中のB787の
今後の「方針」が決まる、というわけですから、
ある意味、この飛行機の調査結果を世界中が注視している、
という表現も、あながち大仰な表現でもない、と
思います。


この飛行場を使う人は、離発着のたびにこの事故を起こした
飛行機を目にしてしまうので
あんまりいい気持ちはしないと思うんですけど、、。
何せ、動かせないのですから、
しばらくこの状態が続くと思われます。

持っている航空会社だって、自分のところの事故を起こした
飛行機が、ああやっていつまでも在ったら、、イメージが、、
ちょっとねぇ、、。
でもまぁしばらくは、このままここに置かれて、世界中の航空会社は
ことの成り行きを見る、ということに
なるのでしょう。


(今日聴いた音楽 山本潤子 翼をください
 1980年盤 山本さん、もう40年以上歌って
 こられているはずですが、、、。何せ「赤い鳥」
 からでしし、、。それでも今も全然変わらない
 お声です。 やっぱり練習とか節制の成果
 なんでしょうね。本当にすごいと思います。)


|

« そしてすべて消えてしまった。 | Main | ある意味画期的な写真集 »

いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

リース機材を使うのは今は普通になっているようです。
ANAでは保有機材の約1/3がリースです。
大型機材を購入するよりも、中小型機材を複数導入して、中短期路線を複数回飛ばすほうが効率が良いし、空席率を減らすことができるようです。

B787はA380に対抗して製造された機材で、エアバスとの中長期展望の差が表れた、ボーイング期待の星です。
慌てて作りすぎたというより、当初から計画倒れ的だったので、B777が計画されたときとは大きな違いです。
ボーイングとしてはB747の発注減少とB767系のリプレースが重なったため、B767並みまたはそれ以上に燃費の良い機材の開発が必要でしたから。
今思えばですが、B777は高性能の機材だと思います。

オスプレイ云々の話ではないですね(苦笑)。
B787に何かあると、数百人単位での惨事になります。
アメリカも威信をかけて原因究明、改修を急いでいると思います。

国産の中型機(200人前後)の開発はできないのかと常々思います。

Posted by: タウリ | 13. 01. 22 at 오전 9:56

---タウリさん
 機材のこと、うちに定期的に送られてくるANA VISION 誌に、その機材の状況の報告がありましたので、見ていました。そうですね後、問題は乗員、というのか機長のやりくりの問題がありますね。このB787はなんだか試験飛行とか、その後のデータ集積にものすごく時間がかかっていたように思います。 実はこの後、うちのオヤジと話をしたんですが、湯○の蓄電池だろ、あそこの、うーん。というような話でしたが、、やはり、地元の新聞を見たら、資格試験とかコンテストがあって、どうしても東京に行かないといけなかったのに、それが受けられなかった人がいたとか、式典に出るのに、出られなかった、というような人の話が出ていました。これって、どうなるんですかね。まだしも墜落しなかっただけまし、といえばそうなんですが。おっしゃるように、それこそ、ある意味、オスプレイよりももっと問題です。
 航空会社も、以前のようなジャンボ機ではなくて、そこそこの大きさの機材で、頻繁に飛ばす、という方向になってきているように、中型機、タウリさんのおっしゃるように、需要はありそうですが、、エアバス社とか、ボーイング社に遠慮しているんでしょうか。

Posted by: 謙介 | 13. 01. 22 at 오전 11:12

機材購入の話題、孔子に論語でございました(^_^;)。
よくご存じのことでしたね(汗)。

B787の話題は記憶が不確かなのですが、謙介さんのブログへのコメントだったか、他の方へだったか思い出せないのですが、幹線に導入しない理由を書いた気がします。
万一の時の被害を最小限にくい止め、しかもある程度の距離を運行して経験と実績を積むことの双方を成り立たせることが、航空会社の裏の考えだったと思います。
そしてその通り、地方への影響は出ましたが、幹線に乗る大多数のビジネスマンや大口の観光への影響を少なくできたと、当初は思っていたと推測します。
ところが、全機運行停止になってしまい、思わぬ誤算に頭を悩ませていることでしょう。
今回のニュースでもう一つ興味深かったことは、アメリカが自国内のB787を運行停止にした記事内でのこと。
「アメリカの航空会社ではユナイテッド航空の6機・・・・・」
最新鋭と売り出しておきながら、アメリカ国内には6機しか就航していないのです。
日本ではJAL・ANA合わせて24機。
日本の航空会社がローンチカスタマーだったとはいえ、意地悪な推測をすると、日本でテストしているのではと勘ぐってしまいました。

日本が航空機を造れるのはアメリカはよく知っていて、国防上の理由から、日本には造らせないという噂を聞いたことがあります。
B767ぐらいの中型機を日本が開発したら、それこそ爆弾をたくさん搭載できる軍用機を造ったに等しいのだとアメリカは考えているのだと思います。
70年弱前は敵同士だったわけですから、本当の意味での信頼関係はまだないように感じます。

Posted by: タウリ | 13. 01. 22 at 오후 8:32

---タウリさん
 B787ですが、「主」の調査権でも使って、見てやろうか、って思いました。 今度の「あなびじょん」何を書いてきますやら。先日、まだこんなことにならない前にB787の就航路線表を見たら、なんか圧倒的に羽田以西の路線が多かったですね。東のほうはあんまり飛んでいないなぁ、という印象を持ったのを覚えています。それにトリプルセブンとか、B767の時と違って、このB787は開発段階からもたついていましたもんね。そういうこともあって、「本当を知っている航空会社」は、ちょっと手を出すのをためらっていたんですかね。あなびじょんでも、予告の予告の予告で、本当にオオカミ少年のような飛行機だな、と思いました。アメリカの航空会社は、「ほーらみろ」っていうところなんですかね。まぁ、いずれにしても、徹底分析が待たれます。
 

Posted by: 謙介 | 13. 01. 22 at 오후 8:51

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/56573132

Listed below are links to weblogs that reference ある意味世界が注視:

« そしてすべて消えてしまった。 | Main | ある意味画期的な写真集 »