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12. 12. 20

韓国の大統領選挙とか無常の続きとか (2)

昨日、韓国の大統領選挙の結果が出ました。
で、次期大統領は朴槿恵氏になった、ということですね。

昨日いろいろな報道を見たのですが、、
謙介、正直言って、誰が大統領になっても、
その政権の運営の結果、韓国政治上、飛躍的に変化があるか、
といえば、大してないように思ってしまいます。
なんだか表紙が変わっただけ、というのか、、
大きな変化はのぞめないのではないか、というのが
謙介の見立てです。

韓国といえば、大抵の人が「三星」(サムス○)のことを
言いますが、でも韓国で世界的に突出した企業って
三星と現代(ヒョンデ)くらいじゃないですかね。

あくまでそれは目立ちはしていますが、
その2つを除いたら、さて他に何がありますか? ねぇ。
巨大すぎる大企業と、その日陰であえいでいる中小企業
この存在の差はものすごいのです。
確かに三星は目立つでしょうが、でもそれだけしかない。

日本のように決して目立ちはしないけれども
世界的にすごい実力を持った会社がそこここにあるか、
と、言えばそうではありません。

韓国の携帯とか電気機器が売れている売れている、と
経済関係の雑誌ははやしたてます。
その一方で日本企業はダメになったのか、という記事をよく見ます。
ああいう記事を読むと、書いている人間がいかに
表面の事象しか見ていなくて書いているんだなぁ、という
ことが分かります。 

謙介は決して日本の会社がダメになったのではないと
思っています。悪いとしたら、経営の選択と集中を行った
その会社の経営方針が間違った結果、こけたんだと思います。
製造業すべてが悪い、っていうんじゃなくて
会社のトップの、、観測の間違いがこういうことに
なったのだ、と思うのです。

今の世の中、IT機器なんてどんどん更新されますから
以前のように上質で長持ちできるものを買う、という
ことでなくなったものがあります。

パソコンでも携帯でもそうですが
どんどん新しいのが出てきますから、
自分のセンスにあったものを、それは高くてもいいから
長く丁寧に使いたい、という考えでは無理になってしまったのです。
ウインドウズXPは安定していてよいものであった、たって
つぎの ウインドウズ7はすでに前になり、いまやウインドウズ8でしょ。
いまやXPは補償の対象ですらありません。


そんなふうに
短いスパンでどんどん新しいものに替えるから
少々ケンチャナヨの欠陥品であろうが、機能が少なかろうが
安くてそこそこ使えたらいい、というような
品物でいい、ということになってしまいました。
完全に消耗品の扱いです。
そうしたことが背景にあって、少々ケンチャナヨ製品でも
安くてそこそこのもの、というので韓国の品物が幅をきかすようになった、
と謙介は見ています。

上質で精緻な日本製品でなくたって、どうせ
すぐに買い換えないといけないんだし、安くてそこそこの性能だったら
それでいいわ、というのが今の世界の流れでしょ。


韓国は極端な社会構造の国です。
あの国のシステムとして、
やはりチェボル(財閥)というものがありますし、
一部の何をするにも恵まれている層と
そうでない層の差といのが日本以上に大きく存在します。
加えて、目に見えない形での職業差別の意識がありますし、
出身地域・学閥・といった差別構造が今も根深くあります。

漢江を見下ろすアパート(日本でいうマンション)に
住んで、ドイツ製の車に乗って、
お買い物は 現代百貨店の狎鴎亭洞の本店で、
ご子弟は美国に留学中、、
というようなお家の人もいる一方で
朝鮮戦争直後に釜山に多くできた居住環境の非常に悪い
日もささないハコバン(バラックのような極小の部屋)を思い出させる
ような劣悪の環境の住まいで住んでいる、という人も少なくありません。

韓国社会には李朝以来何百年とずーっと持ち続けている
差別意識とか、目に見えない硬直化した社会構造というような
ものが片方に頑としてありますから、国を変化させて、
発展させたい、差別の無いみんなが安心できて希望の持てる国家へ
と思っても、その半分、いや3分の2くらいあるような硬直化した部分が
動かせなければ、なかなか大きな変化を
遂げることはできない、と思うのです。
残り3分の1の部分でどうやって世の中を変えるのか、
それが韓国社会の問題なのです。


そういう頑として動かせない社会であれば、軍事独裁で
強権的に動かす、と。それができたから、今度の大統領の
お父さんは、あの国の飛躍的変化をさせることも
できたのでしょう。
それくらい半強制的に強権発動して体制を変化させない限り
あの国を変化させるのは、無理なような気がします。
まぁ、それと、韓国はユギオ(6.25=朝鮮戦争のこと)で
国土が荒廃してしまったために、そこから是が非でも
立ち直る、という時期とも重なりましたし、、。

ですから韓国の社会体制を見て、その変化をどこから
どのように変えようか、となったら、選択肢も方向性も
非常に限られた中でしか方向がないのが現実です。

「セヌリダン」(セヌリ党)ですか。
セ、は新しい。ヌリ、は世の中とか世界、の意味ですね。
さて、党名のように新しい世の中にすることができるかどうか。


謙介的には、そうした社会構造を大きく変化させていかないかぎり、
かの国の社会が変化を遂げる
ということは難しいのでは、というふうに思っています。
だから「表紙」は変わりましたが、、(あ、日本もおんなじか。笑)
果たしてどうなりますことやら。

就任前からそんなことを言ったらダメなんですけれども、
韓国の状況についてはそんなふうに思っています。

だから謙介、誰が大統領になったとしても
根底から韓国社会を覆して大改革を行わないかぎり
そう大きな変革はできやしない、と踏んでいるわけです。

今度の娘さんのほうは、 テグの出身だとか。
テグは忠清道の都市です。韓国の中でも
忠清道出身の人は、割と穏やかな人が多い、というイメージ
なのですが、、果たしてどうでしょ。(笑) 
俺のソウル在住時の身元引受人だった
張キョスニムもテグの人でしたが、うーん。結構過激な
尼さんでしたわ。

テグといえばリンゴの産地です。彼女の出身大学は
西江大(ソガンデ)だそうですから、カトリックの大学ですね。
日本で言えば上智大○という位置づけです。実際、西江と
上智は国際提携校だったと思います。


と、ここからが前回の続きです。
金蔵寺の次は、ちょっと南に行って、
善通寺に行きました。

やはりここまできたら、弘法大師の生まれたお寺に
行かなくては、という気になります。

善通寺の裏の香色山です。

Koshikizan

善通寺は西側の伽藍と東側の伽藍の二つが
あります。元は別のお寺だったのですが、これを
ひとつのお寺としました。
本堂とか、五重塔は東側の伽藍にあるのですが、
駐車場はお寺の西端にあって
すぐにあるこちらの西側の伽藍の御影堂の建物も
大きくて立派なので、県外の人は、この御影堂が
善通寺の本堂だと錯覚する人も結構います。

Mieido


さきに東の伽藍に行って、

Zentuji1

本堂でおまいりをしました。
Zentuji2


そうして、西に戻って御影堂をお参りしました。

この地下には戒壇めぐりができるようになっています。
全く光の射さない、洞窟の中を左手の感触だけ
壁を触りながら歩いていきますと、やがて
弘法大師をお祭りしたところに出ます。
そこだけ光があるのですが
全くの闇の中からぼんやりとした灯りが見えてきたときは
本当にホッとします。そこでおまいりをして
そうしてまた暗い闇の中を戻って、出口に出ます。
はじめてここにつれてきてもらったのは
幼稚園だったか、小学生の低学年の頃だったか、
泣き叫んだ記憶があります。
それから、ウン十年が経って、さすがに泣くようなことは
なくなりましたが、、、やはり闇の中から光が見えてきたときの
あの気持ちは、本当に格別でした。

境内の名残の紅葉です。

Zentuji3


善通寺のお参りを終えて、今度は宇多津の郷照寺へ。

晴れた日にはここから瀬戸大橋が一望できるのですが
この日はあいにくの雨・曇りで何も見えませんでした。

Goshoji


時間も昼近くになってきましたので、
今回の巡礼は、これで措くことにしました。

(今日聴いた音楽 離別 パティ・キム歌 1991年録音盤)


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Comments

先日、那覇市にある韓国家庭料理の店に行ってきたところでした。
数年前からの知っているお店で、オモニも覚えていてくれています。
チャプチェが好きで、ご飯に載せて頂いています。それに少しだけネギとニラのキムチを混ぜてみたりして。
たまに食べると美味しいですね。
サムギョプサルは野菜をたくさん食べられるので好きです。

韓国は「俺は悪くない、おまえがどうにかしろ」的な人が多いように見えます。
強調や協力といぶ分野が上から下まで弱い感じがしますね。
タイもそうだし、韓国も階層社会、これはなかなか崩れないですよ。へたすればポル・ポトの革命のような変革が無い限りはですね。
第二のポルポト内線が韓国で起きたら変わるでしょう。

洞窟参り、言ってみたい.。
でも極端に怖がりな性格なので途中でリアタイヤしそうです。
真っ暗はかなり緊張して怖いのですよ。
灯りを見たらすごく安心しますよ。

眠剤が効いてきて、文字がぼやけてキーオードが打てません。あと数十秒でベッドに行かないと、このっまま机で寐てしまうかもdk

Posted by: タウリ | 12. 12. 20 at 오후 11:26

先日のニュースで江南エリアを取り上げていました。
整然としたオシャレな表参道のような街並みから、ほんの数百メートルで、もうどうしちゃったの?っていうバラック小屋が延々と続くエリアがあって、ビックリしました。
かなり衝撃的。
アンバランスというか、ミステリーでした。
ここは中国じゃなくて?っていう…。

Posted by: まさぜっと | 12. 12. 21 at 오전 12:57

---タウリさん
韓国の人もチャプチェはホント好きですね。びっくりしたのは、ソウルの中心の明洞にちょっと中華のお店が集まった一角があるのですが、そこの中華料理のお店にさえ、酢豚とかチャーハンに混じって、チャプチェがあって、いかに韓国の人がチャプチェ好きか、って分かったような気がします。チャプチェ、漢字で書いたら「雑菜」なんですが、雑ってあるから、と言って決して片手間に作るような料理ではなくて、ものすごく手の込んだ作るのに時間のかかる料理だったりします。
戒壇めぐり、機会があれば、是非ごいっしょいたしましょう。 ふふふ。

Posted by: 謙介 | 12. 12. 21 at 오전 8:40

---まさぜっとさん
そういうところ、ソウル市内あっちこっちにありますね。江南の鷺梁津(のりゃんじん)の辺にも、高層のアパート群のすぐ近くにものすごいバラックの家々の密集したところがありますし、、以前謙介が時々通った、城北の弥阿(みあ)の辺にもそういうところがありました。筋一本向こうは、売春窟で、ちょっと通るのが恐そう、というところがあったりします。でも、弥阿なんか駅前のほうはデパートがあったりして、健全な感じの街なんですけどね。そういうところ、ありますね。所得格差、生活格差、本当に日本以上にもっともっと大きいところが感じられます。 

Posted by: 謙介 | 12. 12. 21 at 오전 8:51

先ほど読み直してビックリ。
ひどい文章に誤字脱字(>_<)。
後半(韓国は~)の部分、書いたことすら覚えていません。
眠剤を倍量飲み、意外に速く効き過ぎたようです。
大変失礼いたしました。
以後気を付けますm(_ _)m

Posted by: タウリ | 12. 12. 21 at 오후 1:31

---タウリさん
 謙介なんて、もう最近、「あああああ、、、」って思うようなことばかりで、、。俺もタウリさんの言葉、重くかみしめているところです。他人事なんかじゃ決してないのです。 
 どうかお気になさらずに、今までと同じように、気軽にお書きいただければ、と思います。
 お心遣いありがとうございます。

Posted by: 謙介 | 12. 12. 21 at 오후 3:20

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