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12. 11. 02

ふらふら旅(5)

湯島で、降りて、、やっぱり湯島ですから、天神さまにお参りを
しました。(そろそろ入試シーズンですからね。すごい人でした。)
入試関係と、加えて早めの七五三のご家族もいて、お宮さん
大変な人出でした。
(写真がないのは、そんな社殿を悠長に撮れるような
ゆったりとした感じではなかったからです。)

拝殿に行くまでに、もう何人もの人が列を作っていて、、
謙介は、そういう入試関連ではないので、 その列に並ばないで
横の別のところで邪魔にならないように参拝して出ました。


そこからまた、坂をくだったりのぼったりしつつ、着いたのが
神田明神。
Myojin1

いつ見ても、本当に壮麗な建物です。

Myojin2


ここも七五三のご家族を何組も見ましたし、後、この日、日が
良かったのでしょう。婚礼のご家族も見ました。

聖橋を渡って、御茶ノ水駅で友達と待ち合わせです。
少しすると友人到着。
中華でもいい? ということでつれていっていただいたのが
雲○というお店でした。 ランチをいただいたのですが、
最初の前菜から最後のデザートまでひとつひとつの
料理の味が多彩で、それぞれの料理に「間」の
緩急があって、あれれあれれ、と思う間に、
すっかりおいしくいただいてしまったのでした。
いつも彼はこの界隈で、おいしいお店をあれこれと
調べていて、そうしたお店に連れて行ってくれます。
久しぶりに会って食事をしながらいろいろな話ができて
本当にいい時間を過ごすことができました。

地下鉄の淡路町の駅で友達とお別れをし、
丸ノ内線で霞が関まで行きます。
ここで日比谷線に乗り換えて、自由ヶ丘まで。
自由ヶ丘で大井町線に乗り換えて上野毛へ。

上野毛の五島美術館です。
東急の五島慶太さんが収集したコレクションからなる
美術館ですが、書道の、それもかなを勉強する人間で
五島美術館を知らない、というのは、ア○というような美術館です。
Gotoh1

しばらく美術館、改装でお休みをしていたのですが
リニューアルオープンで、このたび、収蔵品の代表的なものを
一堂に展覧する美術展が開かれていたのです。

Gotoh2

謙介がかなの書道で習った、寸松庵色紙、高野切第一種、
高野切第二種、枡色紙、 継色紙、、 全部実物がこの美術館に
あって、しかも今回の展覧会で全部一度に見ることができる!
というのです。これを聞いたときはもう興奮しまくりでした。

Gotoh12


いくら写真製版の技術がよくなったとしても、
やはり実物を自分の目で見るのにはかないません。
写真からは見えてこない、細かな筆の動きとか
作品全体の中での字の大きさの割合とか
やはり実物をこの目で見てはじめて、ああ
こういうふうになっているのか、と理解できることも
多々ありました。
もちろんこうしたかなの法帳(ほうじょう=お手本のこと)
となるような作品以外にも、すばらしい作品の展示は
ありましたが、謙介は、かなの作品の前で、行ったり来たり
しながら何度も見ていました。


これが寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)
謙介、寸松庵とか高野切をかな書道の古典で
ずいぶん勉強しました。 この色紙を何度も何度も
書いて練習したのです。

作者は紀貫之ということになっていますが
まぁそれは適当です。 かなの作品、本当は大抵作者が分かりません。

大体かなの名手といえば昔は貫之さん、
という評判だったので、作者誰やろ、たぶん貫之やわ
そやそや貫之にしといたらええねん、というようなことで
貫之さんにとりあえずなった、ということです。

なので筆跡が違ってても、そんなものおかまいなしに
あれも貫之これも貫之、、、。
なので、そんなの、、どこの誰やら、、今では
もうわかりません。

Sunshoan

この実物が五島美術館にありました。
元々障子の破れたところに字を書いて貼ったもの
なのですが、、そのかなが美しいので障子から外して
作品として鑑賞されるようになりました。
元は一つの障子に貼ってあったのですが
何せあちこちにそれぞれが行っています。 
破れ障子に貼ったものが重要文化財です。 

うーんとね、謙介が大学のころ
この1枚が売りに出てたんですけど、、
お値段、1枚2億円でしたわ。

謙介のかな書道の先生だった上嶋先生が
「あんた、買うか。一枚2億や♪」となぜか
うれしそうに言っていたので、覚えているんですけれども。
せんせい、、そんなもの、あははははは。

本当に前日の篠山さんの写真といい、この五島美術館といい
いいものを見ることができて、良かったと思いました。

五島美術館でかなを見た後、上野毛からまた自由が丘に戻って
今度は東横線で横浜に出ました。 
Yokohamasta1_2
横浜でJRの東海道線に乗り換えです。
横浜、というとどうしてもさくらだぢゅんこの「追いかけて横浜」が
頭の中を流れます。 決して原作者の中島さんではなくて、ぢゅんこのほう。
どうしてなのかはよくわかりません。

で、藤沢です。
Fujisawa1
その日の晩は藤沢で泊まります。
時刻は4時前。
やっぱり関東は四国よりずっと日暮れが早いなぁ、と思いました。
まだ10月の末ですと、四国は夕方の5時を過ぎても
多少明るいのですが、こちらは、もう相当暗くてびっくりしました。
あと、一ヶ所、行きたかったところがありました。
駅前のホテルを出て、北に行きます。
10分ちょっとでここまで来ることができました。
本当はここ、明日に回しても良かったのですが、
翌日は天気が下り坂、と、聞いていたので
まわれるところはなるべく今日の天気のいいうちに
と思って行くことにしたのでした。

Yugyo1

藤沢といえば、時宗の総本山の遊行寺です。
Yugyo2

お寺の紋を見て、ああ、やっぱり、と思いました。
この紋です。 実は謙介の仕事場の街では
この紋は結構よく見るのです。
だって時宗の開祖の一遍さんは
松山の道後の生まれの人ですから。

Yugyo3

一遍さんは河野水軍の家系の生まれなので
当然河野家の家紋です。 河野水軍の紋は中が「三」です。
だからその紋が遊行寺の紋として掲げてありました。
なので、謙介、ああやっぱり、と思ったのです。

その三に変化をつけて「波」のカーブをつけたのが
大山祇神社の紋です。 だから大三島の大山祇神社鳥居前で
売っているおまんじゅうも↓でしょ。とてもよく似ています。
Mishimamanjyu

この寺が時宗の遊行念仏の中心だった
ということなのですね。
ゆるやかな参道を上がってきたところです。


Yugyo4


さてもさても本堂が見えました。
たそがれの中で荘厳な感じがしました。

Yugyoji


何か週末、このお寺の境内で福祉まつりのイベントが
あるとかで、そのためのテントの設営があちこちで行われていて
いろいろな人が出入りしていました。
Yugyoji2


普段開かない門が開いていたので1枚。


Karamon


境内の大きな銀杏の木。
Icho


遊行寺に来ることもできましたし、
何とか日暮れまでにおまいりもすることができて、
満足しながら、またお寺を後にしました。


ゆっくりと歩いて藤沢駅に戻ります。
ここから江ノ電に乗ろうとしたのですが、、
入ってきた車輌、
なんだか見たことのあるような電車の色になっていて、

Enoden1
↓と車両の色、似てません?

Randen

謙介知らなかったのですが江ノ電と京都の西を走っている嵐電は
姉妹電車提携を結んだんだとかで、江ノ電の電車に
嵐電色にした編成を作って、嵐電号として走らせているんだそうな。

その嵐電沿線の常盤に住んでいた謙介にとっては
物心ついたころからこの電車を見ていたので、嵐電というと
本当に懐かしいです。その懐かしい名前をこんなところで
見たりしたものですから、驚きが一層強かったりしました。

嵐電、もとい、江ノ電で、長谷に向かいました。
長谷の駅を降りて、浜のほうに行ったところに
ドイツ料理のシーキャッスルがあります。

ここはドイツ人が作っているドイツ料理の店です。
ここのおばちゃん、いろいろなブログとか書いている
文章を読んだら、口うるさいとか、すぐに怒られる、
とかあって、なんか難しそうなおばちゃん、という感じですが
謙介には全然そんなことありません。

この日はポークチャップのコースにしましたが、
スープ、サラダ、それからメインのポークチャップ
(ザワークラフトとマッシュドポテトがたっぷりついていた)
ライ麦のパン、コーヒー、という献立でした。
すっかりいただいた後で、コーヒーを持ってきて
テーブルに置いてくださいながら、「いかがでした?
満足いただけましたか? 」と穏やかな笑顔で
聞いてくださったり、、。「はい、おいしくいただきました。」
と答えたらまたニコニコとされて、、。
全然難しい感じはしないんですけどね。

お店も創業50年を越えたようで、、
昔、若かったおばちゃんも、すでに結構な
お歳になってきたわけで、、。
正直、いつまでかなぁ、、と思いながら
店を出たのでした。

Hase2

Hase1


長谷からまた藤沢に戻って、、。
後はホテルでゆっくりしました。


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Comments

関東進出ですね。
今年はなぜかTVで江ノ電の話題を観たことが多かったように思います。
梅雨時期でしたから、長谷寺の紫陽花を観ることができました。
ドイツ料理店、ググってみましたら出てきましたよ。
「おっかないドイツ母」のようですね(笑)。
ドイツ料理は素朴で塩っぽくて酸っぱくてという感じです。
以前に南ドイツに行ったとき、最初に頃は「けっこう食べられるかも」と思いましたが、数日経ってくるときつかったのを思い出しました。
ジャガイモ料理は好きでしたよ。

僕も数日旅に出ていました。
以前にお知らせしていました“添乗”旅行です(苦笑)。
自分で言うのもなんですが気疲れしました。
旅は自由にのんびりが良いものです。
年末年始はゆっくりと行ってこようと計画しています。

Posted by: タウリ | 12. 11. 03 at 오후 8:52

---タウリさん
添乗旅行、本当にお疲れさまでした。集団をまとめるとか統率して、っていうのは本当に難しいうえに、パワーが要りますからね。それでなかなか感謝もされにくい、っていうところもあります。ご苦労さまでした。気づかれしたの、本当によく分かります。
 で、鎌倉のシー・キャッスルなんですが、そうなんです。世間はあのおばちゃん、口うるさいという人が多いのですが、謙介は全然そんなことなくて、現にこないだだって、「また近いうちに是非来てくださいね。」ってニコニコとしておっしゃってくれました。謙介、割に口うるさいとか気難しいうるさ型の人とすぐに仲良くなってしまうところがありまして、、。全然そんなことないんですけどね。あ、料理はもちろんおいしかったです。日本人むけにアレンジしたドイツ料理でなくて、ドイツ人が日常的に、普通に作ったドイツ料理、という感じでした。(以前、神戸でもそういうドイツ料理食べました。その料理とよく似た料理を食べたことがありました。)おいしかったです。

Posted by: 謙介 | 12. 11. 03 at 오후 10:10

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