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12. 08. 28

言い倒す

一昨日でしたかサムスンの携帯電話の訴訟の
ことがニュースで出てましたね。
サムスン、って、どうして漢字で書かないんですかねぇ??
漢字で書いたら「三星」
『三菱みたいな大きなかいしゃになるんだい!』 って
創業者がつけた名前です。
なんだ三菱のパクリじゃねえか、って
ツッコミを入れられたらまずいから、漢字表記しない、
のでしょうかね。

うーん。まぁ、いいや。
謙介さんは携帯を使わない人間ですから、
ギャラクシィだろうがアイホンだろうが
全然関係ないから、対岸の火事、っていう
だけなんですけどね。

さて。
謙介がソウルに住んでいたときにも、
竹島のことが問題になった時期が何度か
ありました。

誤解のないように最初に言っておかないと
いけないのですが、韓国の人、みんながみんな
あの青瓦台のアジョシ(おっさん)を支持して
いるわけではありません。

日本だってそうだと思うのですが、
こんなふうに韓国のことがニュースになっていても
日韓の領土問題なんて関心が全くない、という人だって
結構います。

そんなの、どうだってええやん、っていう
話もよく聞きますもん。


聞くところによると、今般のあのアジョシの
血迷った行動、何でも、アジョシのお気に入りの
ブレーンがいて、そのブレーンが、アジョシに
こうしろ、とささやいたんだとか。

それで、今回日本が猛烈に怒っているのを見て
韓国の経済官僚は、頭を抱えているそうです。

どこの誰がブレーンかは存知ませんが、そんな計算も
出来ないのはパボとしか言いようがありませんし、
そのブレーンの話を鵜呑みにして実行した
アジョシも、、ねぇ、、。


アジョシ、竹島旅行、ずいぶん前から計画して
いた、と言ったらしいですが、何たってケンチャナヨ国の
主ですからね。まぁ、ブレーンが「こうしなはれ」
とご注進があって、急にその気になった、というところでしょう。


そんでもってアジョシ、言われたとおりにやってみたら、
こういうことになっちゃった、
と、そんなことがソウルから聞こえてきました。

青瓦台のおっさんの命令ばかりが聞こえてきますが
普通の人の話は一向に聞こえてきません。

ただ、
ソウルにいたときも、俺の周囲の友達は
冷静な人間が多かったように思います。
領土のことはあるけれども、お前は
友達だ、と言って、従前と変わらない
態度で普通に接してくれた人がほとんど
でした。下宿のアジュマも、気をつけて
そういうことについては一切口にしませんでした。
そういうところ、気を遣ってくれるデリカシーのある
人間だってちゃんといます。

そういう穏健で、また気づかいもしてくれる
話の分かる人たちもいましたが、その一方で
日本人だと思ってやたらからんでくるパボが
いたのもこれまた事実です。

こっちが日本人だと思ったら、言うわ言うわ。
竹島のことを持ち出してきて「トクトヌンウリタン」から
はじまってぎゃあぎゃあ言います。
あんまり腹が立ったもので、
竹島は日本の土地決まってるやないか。
根拠も理由もなく言うな、
と言って何度も喧嘩になりました。
さすがに殴り合いまでは行かなかったですが。


大抵の日本人って、韓国ともめている、といえば
竹島問題くらいしか知らない、と思いますが
実は日本海の呼称の問題だってあります。

韓国にしてみれば何しろ目の前の海が「日本海」などと
言う名前がついているのは、非常に気に入らない、わけです。
なので、竹島が韓国領だというのに並行して
日本海を国際的に「東海」(トンへ)と呼ばせようと
いうロビー活動をずっと展開してきています。
歴史的にあの海は東海という呼称が一般的だったとか
なんとかかんとか。

竹島のことだけではありません。
そうした日本海の呼称の問題だって存在するのです。
これをお読みのみなさま、ご存知でしたでしょうか。

加えてもうひとつ。
韓国と日本の間に済州島(チェジュド)という
島があります。
大阪の鶴橋に韓国の人が多く住んでいる
一画がありますが、その鶴橋の人の
多くはこの済州島出身の人です。

実は韓国には差別問題があって、
朝鮮半島本土の人から、済州島の人を
見たとき、済州島の人は差別される存在
でした。 だから嫌だ、って済州島の人が
大阪まで出てきた、わけなんですけれども。

韓国本土に比べて、済州島はたえず差別を
受けてきて、あまりにその差別が酷かったので
済州島の住民がとうとう立ち上がって
韓国の帰属から、日本に帰属を移したい、
という大運動が起こった時期がありました。

それを聞いた韓国政府は軍隊を派兵して
その運動を一気に鎮圧してしまい、その帰属変更運動は
終息してしまわざるを得なかったのですが、、
そうしたこともあったわけです。

日本海の呼称問題
済州島の帰属問題
単に竹島のことだけでなくて、日本海の島の問題、
結構いろいろとあるんですよ。

今回竹島と尖閣がセットでクローズアップされて
きたので、ようやっと注目を集めるようになってはきました。

ですが、どうでしょう、われわれはどれくらい竹島の過去のことを
知っていますか? 場所はどうですか?
歴史的経緯も知っていますか?
と謙介が聞いたら、いかがでしょうか。
一時、騒ぎはしますが、やがて話題にも
出なくなってしまう時期が、早々と来るのではないか、
今はたまたまこういう事態になったから、
一時的に盛り上がっている、
っていうだけではないですか?

謙介は、日韓関係に興味を持つようになってから
気がついたら今年で32年目になっていました。

それでつくづく思うんですが、やはり日本人って
東京とか大阪とか、そういう中心部のことは
知っていたり話題になっても、田舎のこととか
周辺部のことについては全然知らない、
っていう人がすごく多いんですよね。

関東圏の人で、
四国4県の位置関係だってちゃんと言えない人だって
たくさんいるはずです。だってそんな田舎のことなんて
どうだっていいもの。(笑)

自分の住んでる場所以外は興味がない、っていう人だって
結構多いです。

韓国で、その領土のことで何人かの人から
からまれた時に、謙介、思ったことがありました。


領土問題って、実は外交官だけの交渉という
話ではないのです。
韓国のはねっかえりな連中が、
自国の領土、って言ってきたときに
あなたは、あなた自身はきっちり反論できます? 
その人にそうじゃない、って反対意見を
明確に主張することってできますか?

少なくとも他所の国の人は、それが歴史的に
正しくないにせよ、きっちりと主張してきます。
そのとき、あなたはきちんと反論することが
できますか?

いかがでしょう?

領土問題っていうのは、国民にそういう覚悟を迫ってくる、
という部分もあるんですよ。

国際化、って、日本人は島国人種だから
外国人と付き合えば国際化、みたいに
思ってる人がいます。
でもそれだけじゃない、と思います。

俺は国際化、っていうのは、いろんな国とか文化に
よってさまざまな意見とか主張がある中で
その意見を聞くところは聞いて、こちらも
きっちり主張するところは主張する。それを
他の国の人の中で、ひとつづつやっていくこと。

他国の人と
話が合えばいいですが、どうしても相手は
異文化の人ですからね、、。
問題が起こるほうが普通でしょう。
そうしたときにどうするか。
相手と話をしないといけません。


そりゃしんどいです。
向こうは向こうなりの理屈をつけて凝り固まっていますから。

でも、向こうが気に食わないからといって、
あんなヤツとおつきあいお断り、というのは
結局のところ島国根性でしかないと思います。
謙介はだから日本人はダメなんだ、って思います。

もうあんな国相手にしない、ってそこで切ってしまったら
必ず向こうは、言ってきますよ。「逃げたな。」って。


日本人の「あほらしいから付き合っていられない」という
感情なんてほかの国は理解しません。
主張をやめてしまった、としか見ません。
あるいはこう解釈するのです。
言わないで逃亡した、と。

だからこそ、相手が何と言ってこようが、話のチャンネルは
切らないで、ひたすらしつこく言い続けることが大切なのです。
仮に向こうが関係を切ってきたとしても、こちらは言い続けるのです。

文句があるんだったら、いつでも話そうじゃないか。
こういう時こそ、徹底的にこちらがしゃべり倒して
説明し倒さないといけません。

その説明をし倒していることが相手国以外に伝わって
結局他国に対する情報発信になるのです。
ああ、日本はマジだわ、って。

大体が今まで他国にそう思わせてこなかったから
他所から自己主張しない国、と思われているのでしょう。

また同じことをしますか?

幸い向こうは飽きっぽい人種です。

言って言って言い倒すことが結局向こうに対しても、他の国に対しても
日本の意志を示す明確な情報発信になるはずです。

うちのブログ見てくださっている方は
そうそう、とすぐに納得してくださると思うのですが
うちのブログ、同じ話が何度も何度も出てきます。
またあれか、とか、くどいなぁ、と思われたことも
しょっちゅうでしょう。(笑)


謙介、韓国の人にも同じ話をしつこくやったわけです。
何度も何度も繰り返してしつこく言いました。
とうとう最後には呆れられて、お前は日本人だし
俺らは韓国人だから意見の違いは仕方がない、
と、相手を「うんざりさせること」に成功しました。
ここまでやらないと絶対にダメです。

うんざり、っていうのは、つまりまたあいつは「あれを言うだろう」
と思わせることですよね。うんざりさせるくらい言って、ようやっと
「あいつの主張はああだからねぇ、、」と世間は認知するのです。
「また、あの話かよ。」 って言われたら、それはしめたものなのです。
相手が認識した、ということなのですから。

相手から逃げない。関係を切らない。そうして
こちらの主張は言って言って言い倒す。
まずはこれが一番必要だ、と。
そのためにも絶対に背を向けてはいけない、のです。

外国に住んで、いろいろな人と
一緒に生活をする中で、そうしないとどうしようもないなぁ、
と実体験を何度もかさねた結果、
謙介はこれが絶対に必要だ、と考えるようになりました。


 

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Comments

謙介さんって、僕の学生時代の先生でしたか(笑)?
先生も、同じようなことを言っていました。
国際人とは、いかに日本のことを語れるか、自分のことを語れるかだと言ってました。
世界で活躍したいのであれば、日本のことを自分が日本代表になったつもりで説明し切れる人間にならなくてはいけない、と言われました。
自分の考えをブレずに一貫して説明しきるチカラ、僕も欲しいと思います。

日本海呼称の件、韓国はアメリカや国際機関にゴリ押ししたり、奇怪な行動をしていましたね。
僕が不思議なのは、ゴリ押しするときは日本のニュース等でも取り上げて国民感情を逆撫でするのに、後日韓国のごり押しを受けて、国連やアメリカ等、各機関が「日本海とすべき」と決定したことについては、全然報道しないことです。
なんだか気持ち悪いんです…。

Posted by: まさぜっと | 12. 08. 29 at 오전 12:20

謙介さんお久しぶりです。お忙しいようで何よりです。人間そこに行かないと感覚が掴めない事ってありますよね。昨年知床に行った時に目の前の国後島を見て、国後島だけでも返還して欲しいと思いました。これはやっぱり北海道の人は北方領土返還して欲しいよなと思ったのです。知床に行かないと一生北方領土って何?だったかもわかりません。それにしても毎年この時期はいつまでが戦後で、どこまで賠償しなくてはいけないのだろと思います。

Posted by: ラジオガール | 12. 08. 29 at 오전 10:17

---まさぜっとさん
あ、そうだったのですか。まさぜっとさんの先生と、なんて、光栄です。
どうしてそう思うのか、といえば、やっぱり謙介が国文科の人間で、「日本」とか「日本文化」ということについていつも意識をしてきた、という部分も大きい、と思います。ベースに日本の文化とか慣習を考えて、それと外国はどうなんだ、という思考があります。それと仕事でやはり外国人に日本の言葉や文化を教えてきた、という側面も大きいです。そうしたことで、外国が自国の、というのであれば、やはり外国とのおつきあいは対等でなければいけないですから、日本の主張だってきっちりしていかないと、と思うのです。

Posted by: 謙介 | 12. 08. 29 at 오후 2:55

---ラジオガールさん
大学の時の友人でO君と言って今は三重に住んでいる人がいるのですが、彼のご母堂の生まれは国後島だそうです。墓参ひとつにしてもふるさとに普通に戻れない、パスポートが要る、一体いつになったら戻れるのかしら、と嘆息されていたことを思います。今回の竹島、改めて自国の領土について考えるいい機会でもありましたし、これがもとで、もうちょっと周辺部についても日本の人たちが意識をするようになってくれたらいいんですけどね、、。

Posted by: 謙介 | 12. 08. 29 at 오후 3:00

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