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12. 08. 20

オリンピックの読書感想文って? (その1)

この時期、 
うちのブログ、やたら検索のキーワード
「感想文」とか「感想文の書き方」
で来る人がすごく増えます。

その上、今年は、それに加えて「オリンピックの感想文」
っていう検索ワードで来る方多数です。

だけど、もっとすごいのは「オリンピックの読書感想文」って
いう検索ワードで来る人たちです。
これで来る人がすごく多い。

でも、オリンピックの読書感想文、って一体何なのでしょう?
どうして「オリンピック」と、「読書感想文」が結びつくんですかね?
さっぱりわけが分からない。


しかし、オリンピックの感想文、ってねぇ、、
正直言って俺、そんな宿題出した先生の
顔が見てみたいわ、って思います。
どうやってそんなもの書け、って言うんでしょうかねぇ。

まぁ、最近のお子さんの中でも、
そこそこ目端の利く子は、
自分が全然感動なんてしていなくっても
「公式見解」として一応「感動した」って書くくらいの
ことは平気でするでしょうよ。

たぶん先生がこういう文章を要求しているのだろう、
ということを「先読み」して、じゃあ、こう書くか、
みたいなことは適当にやっちゃいます。

大体がどうせ夏休みの作文なんて
子どもは書いてませんもんね。
親が書いて、子どもに清書させている、
まぁどうせそんなものでしょう。

そんな作文こそ、まるっきりオリンピックですよね。
一応書いて出して「参加することに意義がある」とか。

どうしてオリンピックの感想文なのか、を問う前に、
そもそもの話が、それ以前に学校の授業で
作文指導って、どのくらい時間をかけて指導
しているんでしょうか??? 

国語なんて授業の時間数は多いほうの教科でしょうけど、
しなきゃいけない内容だって多種多様
ですからね。作文指導の時間なんて
やっている時間があるんだろうか。

何年か前に長崎県で、中学の国語の時間に
書写の授業を全然やっていない、っていうので問題に
なったことがありましたけれども、
最近ではプレゼンテーションの仕方、なんて
いうのも、国語で教えないといけないみたいですからね。

そんなたくさんあれこれとやらないといけない中で、
まとまった作文指導の時間があるのか、
まずそこに疑問があったりします。

俺、院生のときに、学部生への文章指導、
卒論指導、っていうのをしました。
うちの研究室では院生が学部生にそういう
指導をすることになっていました。

まず、論文の課題設定の方法からはじまって
章立て、で構成をどう作るのか、ということを説明します。
そうしておいて今度はそれぞれの
学部生に実際に自分の卒論のテーマを決めさせて
決めたテーマをじゃあ、具体的に
どんな研究するのか、って考えさせて
実際に何について研究するのかが
決まったら、今度は、その研究をどういう
ステップで進めていくのか、考えさせて、
それにあわせて章とか節をたてて、
見出しをつける、、。
たったこれだけのことをするだけで
4月から7月までかかりました。

何度も言いますが謙介のいた学科は国文学科です。
おまけに謙介の研究室は国語学の研究室です。
しかも、3回生ですから、1回、2回の段階で
基礎演習とか、実践文章講座っていう授業を受けて
きていますから、文章を書くのが苦手な人というのは
少ないはず、のですが、それでも時間がかかりました。


で、学生さんも、いろんな人がいまして
こちらが、大体の説明をしたら、
あ、できそう、って言ってどんどんやってくる人もいれば、
説明をしても、よくわかんない、できない、そんなの、、って
泣き出す人もいて、、
(こっちが泣きたい。)

作文指導なんてきっちりしようと思えば
最低1年はきっちりかかると思います。

俺はそういう作文指導をちゃんとやった上で、
オリンピックの作文だろうが納税の作文だろうが
読書感想文だろうが
作文の宿題を出す、っていうんだったらいい、と
思うんですよ。

まとまった長さの文章を書くのはそれなりの修練が
必要です。しかし、いまどき携帯のメールくらいしか
打っていない、っていう人が、いきなり長編の
文章を書く、なんて、それはものすごく難しいことです。

プールで10メートル泳ぐのがやっとの人に、
さぁ今から1キロの遠泳にチャレンジしましょう、
というのと同じでしょうに?


そんなのに、手ほどきも練習もなしに
いきなり感想文を書いてこい、たって無理な話です。
だから俺は書け、って言った先生の顔が見てみたい、って
言ったんですけれども。

生徒さんにしてみたらまるっきり昔の林家三平師匠ですよね。
「ホント、大変なんスから。」って言いたくもなるんじゃないですかね。

でも、オリンピックの読書感想文、ってどんなんだろ。
(まだ言ってる。)

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Comments

作文の手ほどき、僕も受けた記憶がありません。
よく考えたら不思議ですよね。
ちゃんと教えても無いのに、小学生に原稿用紙に何枚も書いて来いって…。
本来なら義務教育で、きちんと教えるべきですよ。
それで文章を書くことに目覚めて、小説家を目指す人も増えるかもしれないですしね。
そういえば、卒論指導ってのも受けなかったかも…。
うーん。
放ったらかしにされ続けてきたのかも(-_-;)。
おかげで、いまだにマトモな文章が書けません。
しかし、五輪の感想文って、どんな内容なのでしょうねぇ。

Posted by: まさぜっと | 12. 08. 20 at 오후 11:59

試しにYahoo!で検索してみたら、5番目と6番目にヒットしてきましたよ。
「オリンピックの読書感想文って? (その1)」8時間前
「オリンピック競技と読書感想文」2008年8月27日
けっこうなヒット記事のようです(苦笑)。

感想文ならまだしも、読書感想文って何を読んで書くのでしょうか???
かなり疑問な宿題・課題ですね。

タウリ的感想文.....
「体操の○○選手がイケてて、水泳の○○選手がタイプで、フェンシングの○○選手がS性をくすぐられるタイプで、云々(自爆)。」
こんなもので大丈夫でしょうか!

Posted by: タウリ | 12. 08. 21 at 오전 12:12

---まさぜっとさん
国語って、学校でも時間数の多い教科ではあるんですが、習う内容もすごく多くて、生徒も大変だと思います。
まさぜっとさんね、謙介なんて学校、最後のほうでアカハラを受けましたよ。ある先生に放っておかれました。 その仕打ちがあまりにひどかったので、ほかの学部の「学生支援委員」の先生に訴えたんですよ。そうしたら、急に態度が変わって、、文章の練習、いろいろな方法がありますよ。書くというのもありますし、あれこれと本を読んでみて、いいなぁ、と思う人の文章を覚えるまで読む、という方法だってありますよ。 

Posted by: 謙介 | 12. 08. 21 at 오전 12:26

---タウリさん
いやまぁ、謙介も、○○むらくんのわきげがぼーぼーですごい、とか例文で書こうか、とも思ったのですが、、結構ほかの人も書いてあったのでやめにしました。もちろんタウリさんの作文でまったく問題ないと思いますが、、(ゲイ的なバイアスかかりまくりですね。笑)
たぶんね、オリンピックの感想文、というのが正解で、オリンピックの読書感想文、というのは「言いまつがい」なんだろうと思います。と、昨日職場でいったら「オリンピックのルポルタージュなんかを読んで何か感想文を書け、かもしれない。」と一応言われてしまいました。いつもありがとうございます。この感想文特集、しばらく続けますです。 

Posted by: 謙介 | 12. 08. 21 at 오전 12:32

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