ここが天王山 ! (1)
朝は6時に目が覚めました。
シャワーを浴びてから、1階のカフェに行って
朝食を。(写真を撮るのを忘れてしまいました。)
何種類かのパンと、バイキング形式のサラダとか
卵料理とか、というごく普通の洋式の朝食です。
部屋に戻って荷物をまとめ出発です。
7時20分くらいでした。
なんでそんな時間に出発なのか、というと
難波のOCATに一度荷物を置いておきたかったからです。
中津から難波のOCATに行くの、どうしようと思いました。
地下鉄で中津から行けば、難波で下りて
結構歩かないといけません。
JRの大阪駅まで歩いて行って、環状線に乗って、今宮で乗り換えて、
JR難波まで行ったら駅の上がOCATです。
最初にホテルからJRの大阪駅まで歩くのか
後で、地下鉄の御堂筋線の難波からOCATまで歩くのか、
まぁ先に歩くか、後から歩くかの違いだけなんですけど、、。
結局地下鉄で難波まで行って、OCATまで歩くことにしました。
環状線だと新今宮か今宮で下りて、乗り換えないといけないのが
時間がかかりそうに思えたのです。
OCATのコインロッカーに荷物を預けて、再び大阪駅まで戻りました。
外は天気が良かったんですが、午後から雨、の予報だったので
傘を忘れずにバッグに入れました。
ちょっとヨーロッパの駅のような眺めですね。
最近できた日本の駅舎で、こういう大屋根の下に
ホーム全体を入れる、という構造の駅舎がボツボツ
増えていますよね。JR西だったら、京都の二条・花園の駅もそうですし
四国の高知駅もこういう大屋根とかドーム状の大屋根の下に
個別のホームがあるという構造になっています。
ただ大阪駅の場合は後から庇みたいな傾斜屋根をほらよ、って
付けた、っていうことですけど。
今から大山崎まで行きます。が、時間があるので、
快速には乗らずに、普通の電車で行きます。
おかげでゆっくり座って行けました。
大山崎の一つ手前、島本で一度電車をおりました。
ここでいったん電車を降りたのは、確認したかったんです。
この駅の電車接近の警報音がサントリーオールドのCMの
音楽なので、どんなふうに流すのかなぁ、って思って。
だって、電車がホームに入ってドアが開いた時点では
もう警報音は消えてしまっていますから聞こえないのですよ。
こんなの↓
ちょうど上りと下りのそれぞれの電車が入ってきて
ちゃんと聞けたので、得心できました。
気もすんだので再び上り電車に乗ります。
山崎までは一駅。
山崎に到着です。
JRは山崎、なんですが、並行して走っていて、すぐ近くに駅のある
阪急は、この街の名前のままに大山崎駅としています。
この山崎の駅のホームがちょうど大阪府と京都府の境目になっています。
ですから一つ西のさっきの島本は、大阪府三島郡島本町。
大山崎は京都府乙訓郡大山崎町、ということです。
大山崎の駅は、外部こそあれこれと改修がされていますが
よく見ると、昔の風情がそここに残っています。
照明も昔はこの菱形の枠の真ん中に電球がぶら下がって
いたのではないですかね、、。今はなんだか蛍光灯が無粋に
真ん中を貫通してしまっているんですけどねぇ、、。
出口はアーチ形です。このアーチ形の端の部分も
タイルが貼ってあって、細かい意匠があります。
駅の全景はこんなふうです。
ここは西国街道沿いの古い街です。
これが西国街道。
京都の西山から、ずっと山のすそを通って、大阪の池田から
宝塚のほうへ抜ける道です。 そりゃ、メインの道路はやはり
国道の1号線、ということになるのでしょうが、
あっちは道がやたら混みます。
京都から大阪に車で抜けるときは、謙介、1号線より
こっちの西国街道を走ることのほうが多いです。
古くからにぎわった街ですから、こうした古い建物が今も残っています。
中には江戸時代の終わりか、明治の初めの建物も結構残って
います。ひょっとしたら、鳥羽伏見の戦いを見た建物が
あるかもしれません。
いえいえ冗談ではないのです。
だってここから伏見までは5キロちょっとですし、
今でこそ家が建ちましたけれども
昔は川と田んぼだけで何にもさえぎるものがなかった
ですからね。十分見える範囲だと思いません?
JRの山崎から、阪急の大山崎駅まで、少し歩きます。
(ほんの数百メートルです。)
さてここからバスに乗ります。
美術館行きの無料バスは20分おきに出ています。
バスに乗って10分ほどで美術館の入り口に到着しました。
バスが着いたのが9時55分で、美術館の開館が10時なので
まだ開門していないので、こうして入り口のところで
開門を待っている人がいたのでした。
美術館へは左に折れるほうの道を行きます。
これが美術館の入り口の門ですが、
まだ開いていません。
10時になったら、管理人のおっちゃんが
鍵の束を持ってやってきて、この門を開けてくださいました。
今日は一旦ここまでとします。
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