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12. 07. 18

訳の分からない話

毎日暑い日が続きますですね。
梅雨明け直後って、まぁ大抵こんなふうに
暑い日がしばらく続くのが普通なんですけれども、
とは言え、暑いものは暑いですし、、。
どうぞお体ご自愛ください。


しかしそれにしても分からないというのか、
新しい情報が入ってくるたびに
一体どうなっているのか、
ますます分からなくなっているのが
あの大津の中2のいじめの事件ですね。

マスコミとか世間は情報を開示しろ
真実を知らせろ、と言うふうに言っているのですが、
これはちょっと難しいところがあるかもしれません。

例えば、心理学の論文でも、ある個人が特定されるような
事例研究の論文発表については、ここ10年の間に
その取り扱いについてものすごくやかましくなってきていて、
発表については、慎重さを特に求められるようになっています。

そうしたことがあるために
こうした個人が特定される生徒各自の
アンケートの調査結果については
結果を普通の広報媒体に出せない、という
ことがあります。 マスコミは知る権利、ということで
言ってきて、学校は閉鎖主義だとか、
情報開示に消極的だとか言う報道もあるのですが
そういう個人が特定されるアンケートの結果とか
事例の発表は本当に難しいのです。
まずその点についての
配慮が求められる、ということは確かにあります。

ただ、それとは別に今回のこの一連の報道は
それぞれの立場の人間が、それぞれで言っているために、
今、どういう状況なのかが錯綜していて
さっぱり分からない状態にはなっていますね。

しかも各報道機関によって報道の早い遅いが
あるのと、報道機関の記者さんの解釈の差で
見出しの表現も180度違ったような書き方になるし、、
それで余計に混乱してるのかなぁ、という気もします。

聞けば聞くほど、さっぱりわかりません。

先生はあのいじめについてふざけあいをしているのか、と思った、
とかいうニュースも聞きましたが、
その後、いじめを認識していて対策会議も
していた、というニュースもあったりして、
一体どの程度、どういうふうな認識があったのか
ということは分かりません。
確かに「いじめ」っていうのは仲間同士の
過度なふざけあいにカモフラージュさせて
実際は裏でひどいことをやっている、というのが
よくある例ですね。


でもそれにしても
担任がどうしてそれについて気がつかなかったのでしょう?
生徒のちょっとした変化とか、言葉の端から
分からなかったのですかねぇ。


いじめって、やはり初期の段階で
いじめられている側、いじめた側、それぞれの
話を十分に聞いて、適切な指導をしていたら
ここまで、のことには決してならなかった、と思います。
それに今頃になって、何か月も前のいじめのことを聞くとか調べるって
言ったって、遅すぎです。

そんなのやった生徒はボク、やってへんです、って
言うにきまっているではありませんか。
同級生のアンケートによる結果が出てたって、
だから、「現行犯」と言ったら語弊がありますが、
先生が情報をつかんだら、その場を見つけて
即指導しない限り、今頃になって
へたへた調査やっているようでは、、
そんなもの、やった生徒になめてかかられる
だけのことです。周囲の生徒には信頼感を
なくすだけでしょうし。


と書いて、自分自身、あ、と思いました。
実際に中学校のときの先生で
そういう生徒の気持ちとか心情っていうことに対して
全く鈍感というのか、気がつこうともしなかった先生が、
確かにいたことを思い出したのです。 

それから学校を終えて実社会に出て
痛感したのですが、

世間には、他人の気持ち考えるとか、自
分の言った言葉で相手はどう思うのか、
というように、他者の感情について全く想像しようとしない人、
他者の感情を全く考慮に入れない、という人が
普通にたくさんいるのだ、ということに非常に驚きました。
うちの職場にもそういう他人の意識について
一顧だにかえりみない人がいます。

いみじくもその人が前に別のセクションにいたときに言ったそうです。
そういう人の感情がわからない。わかりたくない、んだって。
こんな人もいます。確かに。


この担任の先生も、そういう他者の感情について
どこまできちんと気がついていたのだろうか、と
思ったりしました。

分からないといえば、それとともにクラスの
生徒と先生の人間関係がどれくらいできていたのか、
ということも分かりません。

仮にもひとりひとりのクラスの生徒と向き合って話ができる
人間関係ができていたら、いじめが起こりはじめた段階で
もっと何かしらの指導ができていたはずだと思うんですけどね。

果たして担任の先生、クラスの生徒たちと
どこまでいろいろなことが話せる関係が
できていたのでしょう?

それから、担任の先生ばかりクローズアップ
されますが、他の先生との人間関係もどうだったのか。
ということもあんまり伝わってきません。

そのクラスに授業を教えに行っている先生は
最低でも11人はいるはずでしょう。
中学での指導教科は9教科ですが
体育と技術家庭科は2人ずついるでしょうから。
生徒指導主事の先生だっていますし、
学年団の主任の先生だっています。
最近は生徒指導の難しい学校に対しては主幹教諭、という
生徒指導でベテランの先生が増員して配置される
ようにもなっています。

おそらくそうした生徒指導とか学年主任の先生は
ベテランの先生で、そうした生徒の変容についても
目ざとく見る目を持っている、と思うのですが、、。
そうした先生方は生徒の変容について
どう見ていたのですかね。

それから、教育委員会の対応。
教育委員会のどこのセクションが対応しているのですかね。

教育長がトップですが、教育長は本当に事の経緯を
どこまで把握しているのか、と言われたらちょっと心もとない
気はします。
本当にはっきりしたことが、分かるとか言える立場といえば
教育委員会の学校教育課というセクションだと思います。
学校教育課の課長は大抵どこでも教員が出向して勤めています。
何年か学校教育課の課長を勤めたら、今度は校長になって
学校現場に戻りますし、この課長職は
市内の先生の中でも指導力もあって、
全体の状況把握のしっかりできる人でないと
任命されませんから、
あの会見みたいなようなことになるのは、、ちょっと違う人
なのかなぁ、とも思います。

警察も不思議です。
ようやっと今日、告訴状を受理した、とのことですが
3度にわたって被害届を出したにもかかわらず
不受理、って、、。一昔前の警察は民事不介入、っていって
そういうの受理しなかったんですが、最近はそうではなくなって
いたはずなんですが、、。まだそういう古い意識だったのでしょうか?

これはまず学校の問題だから
学校でやれよ、ということなんでしょうが、
要するに、こんなもの一々話を聞くなんてやってられへんわ。
めんどくさいから、警察は関係ないし、、ということで
体よく受理しなかったのでしょうか?


やがてクラスの生徒、加害者の生徒、
今、周囲からいろいろと情報を集めていて、
やがては本人にも聴取、ということになるでしょう。
それはすっかり絡まってしまった糸を少しずつ少しずつ
ほぐしていく作業と同じで、長くまとまった時間と
ゆとりが必要です。傷ついてしまった子どもの心を
ほぐしながら、事情を聞く、というのは
それなりに時間がかかるでしょう。ことによると
今年度中でさえ一定の調査が終えられないかもしれません。


とはいえ、いじめられて、自殺した男の子の
命はもう帰ってきません。本当にそれが残念で、
ここに至る前にもうちょっと周囲が何とかできたのでは、
とつい思ってしまいます。

謙介も小学校のときにずいぶんいじめられて
登校拒否になってしまいました。
太ってて、どんくさかったですからねぇ、、。

いじめは中学のときもありました。
小学校の時より下手に知恵がついた分だけ
面と向かってはせずに、陰険な方法で
ずいぶん傷つくようなされ方とか言われ方をしました。

首相がこのあいだ
「いじめている子、いじめられている子がいると
分かったなら、見て見ぬふりをしないこと。」となどと
のんきなメッセージを出したようですが、、、。

俺みたいにクラス中の全員からいじめを受けてたら、
どうすんのよ。だれが見て見ぬふりをしないように
すんのよ。

クラス全員がいじめに加担する、なんてよくあることでしょう?
だって、いじめに加わらなかったら、今度は
自分が標的にされるんだもん。
そりゃあ御身ご大切じゃないですか。
しかしまぁ
いじめがどうなって起こるのか、
全然わかっていないですね。
この人。


でも俺、思うんですけど、他人をいじめたヤツって、
自分がいじめたことなんて、
正直、何とも思ってないんですよね。
俺が中学校の時にあんまりひどかったから
必死で抗弁して、大きい問題にしたら、
向こうの親もいじめた奴も
あんなことぐらいで、メソメソするなよ。
女の腐ったヤツみたいやな、って
はっきり言われましたしね。

今回の裁判でだっていじめていない、って
抗弁してるじゃないですか。
かつて俺をいじめた連中だって、
今更屁とも思ってないでしょう。
忘れていると思います。

小学校も中学校も高校も全部いい思い出は
ありません。
本当に今、思い出しても辛いです。

でもまぁ今になってみれば、そうした経験を
経たことは自分の人生の中で大切なこと
だった、とは思えるようにはなりましたけどね。
でもここまでに来るためには、ずいぶん長い年月がかかりましたし、
傷ついた自分について、別の考えを持った人たちのおかげで
自分も救われるような経験があったからこそ、ここに至る
ことができたように思います。
その当時の自分と
しては、毎日本当に辛くて、どうしてこんなに
毎日辛い目に遭わないといけないのか、という
ことだけしかなかったです。

果たしてこの大津の事件、どのように真相の究明が
行われ、どのような結着がはかられるのか。
どうなっていくのか。

謙介もその行方を注視して
いきたいと思っています。


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Comments

大津の例の事件についてはネットに情報がダダ漏れですね。
氏名だけでなく、家族構成や本人写真、ついでに兄弟姉妹や家の写真、家族の職場の電話番号、住所、取引先、仕事上の人間関係等々、警察より早く情報が載っています。
間違いもあるのですが、おそらく近くや関係の人が情報源だと思うので、整理すればかなり精度が高いと思います。

マスコミについてはいろいろ言いたいことがあります。
最近は「速く載せた者勝ち」のような傾向が強く、「だから何なの?」と言いたくなる内容が多いです。
5W1Hなんかまるっきり無視。
いつです? 誰がですか? どこでですか? 何故ですか? どうなったのですか?
といちいち聞きたくなるような記事ばかりです。
その最たるものがテレビの緊急テロップです。
以前には「俳優○○○が離婚」なんて出ていました。
全国民に緊急にお知らせするものなのでしょうか。

行政も学校も教育委員会もマスコミも、皆揃ってレベルが下がっています。
その下にいるもの、そこで学ぶものはそれ以下にしかなりませんよ。
自分を高めておけるように気を配っておきたいものです。

Posted by: タウリ | 12. 07. 19 at 오전 12:00

---タウリさん
大津のいじめの事件に関しては、もっと早い段階、たとえば、去年の夏あたりで、担任がそれを見つけて、生徒に指導するとか、担任の手に余るようであれば、学校全体でいじめについて問題の共通理解をはかって、生徒に考えさせるような指導をしておけば、ここまでのことにはならなかったように思えます。
 教育委員会がどうのこうの、とマスコミは言いますが、教育委員なんてそもそもが、地域の文化人で、ちょっと有名な人を持ってきた、という場合が多いのです。ですからこういう深刻ないじめの問題が起こったときには、具体的な解決方法なんてさっぱり分からず、お手上げ、ということになるのはある意味、最初からわかっていたことかもしれません。
 マスコミはネット社会になってますます劣化してしまった、と思っています。ヤフーでもその他の検索サイトでも、コンテンツのところに、どぎつい表現の言葉を載せて、ユーザーの目を惹くことだけしか考えていません。その結果、タウリさんのおっしゃるような変な見出しの記事がやたら増えましたよねぇ、、。
 ですが、この亡くなった生徒のためにも、クラスのほかの生徒のためにも、やはり地獄の釜の蓋をあけるように、真相は明らかにしないといけないでしょう。学校ももういい加減腹をくくって対応に当たらないと、、って思います。 

Posted by: 謙介 | 12. 07. 19 at 오전 9:50

謙介さんの仰るとおりだと思います。
大津の件は今後の日本の教育のためにも、また当事者・関係者のためにも原因究明をしっかりとしたほうが良いと思います。
生きているものの傷を恐れるあまり、死人に口なしで終わらせないことが大切だと思います。
日本はこれまで、そうやって有耶無耶にしてきたことが多いですよね。
政治自体が有耶無耶なものですから。

僕は教育委員会制度は反対です。
教育の現場を聖域にするために、どこかの誰かが必死になって維持している制度と思っています。
これを切り崩していかない限り、最終的には子ども達がどんどんおかしくなっていく方向に行くのではと心配です。
マスコミも興味本位に取り上げずに真っ向から取り組んでほしいです。

あとは少年法ですね。
制定趣旨を忘れ、都合の良い法解釈で名ばかりの人権が協調され、本来の目的である非行青少年の更正を阻んでいるように思います。
1人の被害者と数十名の心を病んだ同級生達よりも、3人の加害者の保護ばかりが言われる事態を異常だと思わないのでしょうかねぇ。
何だか変な時代になってきたものです。

Posted by: タウリ | 12. 07. 19 at 오전 11:50

---タウリさん
このいじめ事件で亡くなった同級生の子たちが、アンケート調査に協力したのは、その亡くなった子に対して申し訳ないという気持ちからで、何も加害者をはっきりさせようとかいう気持ちではなかった、と言っています。 こういう回答って、本当に答える側も辛いと思うんです。でも一生懸命に彼らは回答したはずです。もちろんこんな不幸な事件で大切なかけがえのない自分の子を喪うことになってしまったご両親は、どうにかして真相を知りたい、子どもがどうなって亡くなったのか知りたい、というのは当然ですよね。そうしたことに対する意味でも、同級生の生徒たちへの意味でも、やはり真実は明らかにしないといけません。
 教育委員会の制度は、第二次世界大戦後の新教育制度で導入されたのですが、戦後、たって、もう60年も経っているわけで、普通の制度だって、30年で制度疲労を起こして何らかの改善なり、新しい制度への移行を考える時期なのですから、もうこの辺でタウリさんのおっしゃるように、制度の根本的な見直し検討に入るべきだと思います。

Posted by: 謙介 | 12. 07. 19 at 오후 2:15

大津の事件、地元なのでさまざまな情報が飛び交っています。
真相解明は警察なり第三者委員会に任せるとして、事件に便乗する輩たちには、本当に腹が立ちます ムカッ( ̄∩ ̄#
学校に爆破予告があって、学校は休校、すぐ横を通る鉄道も運休。加害者の祖父が勤めてるとされている病院に、私の同僚の妹が勤めてるんですが、抗議電話が何十本もかかっているとか。
抗議電話は「法で裁けないなら自分たちが制裁を加えなければ!」ってことなんでしょうけど、いつからこういう風潮になったんでしょうね。

Posted by: mishima | 12. 07. 21 at 오후 3:17

---mishimaさん
やっぱりネット社会になったことがその根底にあるような気がしてなりません。ネットって確かな情報もありはしますが、でたらめの信用のできない情報も同じように流れています。そして情報の速度、広がりが無茶苦茶速いです。 でも、片方で、教育にせよ、民主主義の話し合いにせよ、時間もかかるし、ひとつひとつステップが必要です。ネットでワーワー言ってる人って、そういう段階を無視して極論に走ってしまっている人が結構いるのですが、、そういうこともできないですからね。 なんかすぐにでも加害者の生徒は少年院に入れろ、って書かれていますが、まず話を聞いて、いろいろと真実が解明されるまでだって結構な時間がかるはずです。でもそれは真相の解明に必要な時間です。ヒステリックに結果だけ言い募ったところで何も解決はしないのですが、、。多分ネット社会がその原因じゃないですかねぇ、、。

Posted by: 謙介 | 12. 07. 21 at 오후 6:18

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