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12. 05. 31

祖母の教え給ひし

ごめんなさい。おふねのことを書こうと思ったら
楽しげなニュースが飛び込んできたので
今日は変更してこっちの話にさせてくださいねー。

死んだ母方のばあちゃんは
明治生まれで、女手ひとつで会社なんか
経営していた時期もあって、性根の据わった人で
ありました。

ばあちゃん、ときどき!!なことも教えてくれたのですが
その!!なことを教えてもらっていたおかげで
大学院なんかに行って、近世文学を読むときに
非常に役立ったのでした。

俺が院に通っていたころは、もうばあちゃんの
最晩年のころで、かつてばあちゃんに教えてもらった
そういう!!!な話をしようとしても、
もう、のれんに腕押し、という感じの反応しか返って
こなかったのが少し残念でした。

でも、ばあちゃんのそのおっかさんになると
江戸時代の話になってしまうんですよね。
前にも言いましたが、処刑、っていうのは
江戸末期の人にしてみれば、娯楽行事で、
処刑のある日は、みんな弁当を提げて見に行っていた
っていうし、露店もいっぱい出た、っていう話を聞いて
そうか、やっぱり歴史というのは、今の人間の感覚で
見てはいけない、ということを改めて知るきっかけにも
なったりしました。

んで、そのばあちゃんがある日、
こんなことを言ったわけです。
「味は大和の吊るし柿」とか。

たぶん謙介がもう中学校の頃だったですかね。
そのころ、正岡子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句は
知っていましたから、柿はそうか、奈良の名物なんだなぁ、
という印象しかなかったわけですよ。

そうしたら、横にいたオフクロが
血相変えて、「そんな変なことを教えないで! 」って
自分のおっかさんに言ったわけです。

子ども心に「なんで、あんなふうに言うのか。ははーん
この言葉には裏があるんだな。」ということはなんとなく
わかりました。

でまぁその時はそれで終わったわけです。
それからしばらくして謙介は文学部の国文科なんて、行きまして
2回生だったか3回生で、近世劇文学購読っていう授業を取りました。
要するにお浄瑠璃とか、歌舞伎の床本を読むための基礎を学ぶ
ということだったのですが、、
その時、味は大和の吊るし柿、って誰かが言ってて、
図らずも謙介、その言葉に再遭遇してしまったわけでした。

でもまぁ、そのころになると、謙介も
その「吊るし柿」が、ああああいう意味だねぇ、ということも
理解できていたわけです。
しかし、人生って何が起こるやらしれません。
「その吊るし柿の裏の意味」まできっちりと
調べて授業で発表しないといけない日が来るとは
思ってもいませんでしたが、、。


で、話はいきなり一昨日です。
奈良からのニュースですよ。


 奈良市のJR奈良駅前広場でわいせつな行為をしたとして、
 奈良県警奈良署は29日、 公然わいせつの容疑で、
 柿の葉すし製造販売会社 の男性課長(55)と
 女性会社員(71)の2人を逮捕した。
 男性は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は同日午前1時15分ごろ、
 同駅前広場のベンチでわいせつな行為をしたと
 している。

 同署によると、2人は酒を飲んでいたという。
 目撃した通行人が近くの交番に通報した。


柿の葉寿司の会社の課長さん、というのが
奈良らしいというのか、なんといいますか、、、。

破廉恥、って、一体何をしてたのかググってみたら
これがあなた、71さいのおばちゃんが55さいの
おっちゃんの吊るし柿をですねぇ、、。
何せ「大和の吊るし柿」でつから、、。ええ。
味は最高だったのでしょう、かねぇ、、。
あはははは。はーあ、っと。


これを書きながらふと思ったのですが、

死んだばあちゃん、どうして突然に
「味は大和の吊るし柿」って言っていたのか、、。
もう今更聞くこともできないし、、。

うーん。これが一番の謎だったりします、、。


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Comments

年の差16歳。これが25歳男性と41歳女性だったら何てこと無い話なんですけど、女性71歳となると、「ええ年してハシタナイ」あるいは「70代まだまだ現役」と色々な感想が頭に浮かびますね( ̄ー ̄)ニヤリ
警官がとがめるほどの猥褻行為ですから、相当ハードだったんでしょうね。行為の中身も気になるところです

Posted by: mishima | 12. 06. 01 at 오후 4:20

---mishimaさん

まぁご奮発! と言えばいいんですか、それとも、何と言えばいいのか、、。誰か目撃した人がいたそうですよ。男の人のほうがベンチに腰掛けて、女の人は、しゃがんでいた、そうで、、。それでシルエットで、変なことをしているな、と分かって、いくらなんでも戸外の駅前でそれは、、ということで警察を呼んだとか。でも、柿の葉寿司の会社の人、というのが、いかにも奈良らしくて、笑ってしまいました。

Posted by: 謙介 | 12. 06. 01 at 오후 4:52

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