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12. 05. 21

すべてのはじまりのバターケース

今日は「日、蝕る。」の日でしたね。
なんだか日本国中で大騒ぎしてたみたいですが
古代の歴史書の編纂者は、こんなの
たった二文字の記録で済ませて
いました。

でも、事前にそんなに暗くはなりません、なんて
天文学者の人が説明をしていましたが
天文学者もいい加減なことを言うなぁ、と思いました。
はっきりとすごく暗くなりました。

それこそ土砂降りの雨が降る直前のように
暗かったです。


謙介は仕事中でしたから
それどころではありませんでした。

謙介的にはそれより東映の撮影所が火事で
焼けちゃった、というほうがショックでした。
かつてのバイト先でしたし、あの撮影所の建物は
全部いろいろと思い出がありましたし、、。。
幸い大事にならずには済んだようでしたが、、。


さて。
先週金曜日、代休をもらいました。
気がついたらここ何ヶ月かの間に
休日出勤を何度もしていて、、
周囲の人間はどんどん代休を取っていたにも
かかわらず謙介の担当は休むと自分の仕事が
遅れて、しかも誰もフォローはないので
ずっと代休ももらっていなかったのです。
それで今回、代休をもらって行きたかったところを
全部まわろう、ということになったのでした。
1日で4箇所も行きたかったところに行くことに
なりました。 そのときのことを書いていこうと
思います。

しかし、、代休って、何月何日の代休として
5月18日に休みます、と書類を出さないと
いけないのですが、、。
何月何日、たって、もう10何日ありまして、、
一体いつの代休にしていいのやら、、
とりあえず一番古い日付の日の代休に
しておきました。

金曜日、それで行きたかったところ、
ぜーんぶ行っていろいろな買い物をしたり
いろいろなものを見てきました。
今週はその時のことを書いていこうと思います。

まずはバターケースのお話です。


前はパンにマーガリンを塗って食べていたのですが
栄養士の友達に「謙介は別にメタボの心配もないし
どちらかといえば痩せているのだから、ちゃんとバター
を食べたらいいよ。マーガリンは人工で、添加物の
かたまりみたいなものだし、、」と言われ、バターに
切り替えたのでしたが、、。

マーガリンだと容器つきなのですが、バターは
容器がありません。で、バターケースが要るなぁ、と
思ったのですが、このバターケース、雑貨屋とか
陶器のお店にいけば売っているのですが、
どこに売っているのも
なんだかなぁ、というようなもので、気に入ったものが
ありませんでした。

いや、そんなバターケースくらいどうだっていいだろう、
と思い直したこともあったりしたのですが、、。でも
しょっちゅうバターを使うのに、なんだか
気に染まないものを買ったら、あんまり自分でも
いいと思わなかったものをしょっちゅう見ないといけないし、、。


まぁ他の人が見たら、たかがバターケースだろうが
というようなものですが、何となくひっかかりがあったまま
2年有余の日子が経過していたのでございます。
その間、ずーっとマーガリンのケースのまま。

Case1


それがあるとき、別のものを探していて、、
その焼き物の中にバターケースがあって、
見たら、これいいなぁ、と思ったのです。

ところがよく見たら、なーんだ、と思いました。
この窯元、謙介の住んでいるところから
車で25分くらいところにあるのでした。

そうしたらさっさと窯元に行って買ったほうが
通信販売みたいにお金を振り込めの、
注文してから来るまでに日数がかかるの、
写真で見たのと実際と違っていてがっかりしたの
ということもなくて済みます。
それに中間マージンがかからないから
安いかもしれないし,,,。

それでこの機会に行ってやろう、と
思ったのです。

朝、7時半。窯元に向かって出発です。
え? 早すぎやしないか?
大丈夫です。窯元の売店、8時から
開店している、とサイトにあったので。
その焼き物の町と謙介の住む街の間の
道路、やはり通勤時間帯は結構混雑します。
混雑たって田舎の道路の混雑ですから、大した
混雑ではないのですが、、、
この道路通ったら、この辺が混むな、と
思い、じゃあ、こっちか、と、あれこれ考えて
行ったら、20分かからないでその町まで
到着してしまひました。

まぁ、でもその窯元の場所はちょっとわかりにくい
奥まった場所なので、結局うねうねと道を
走っていたら、結構な時間がかかりました。
大体予定通り30分かかりました。
着きましたです。

Umeno1

こちらは、以前の窯元のお宅です。
今もこうして保存されています。


Umeno2

ここの焼き物は陶器ではありません。
磁器です。
磁器は石が細かく砕けて粘土質になった
「磁土」を焼いて作ります。陶器に似ていますが、
磁器のほうが硬くて薄い物が作れます。
また地肌が白く表面がなめらかなため、
鮮やかで細かい絵付けができるのも特徴です。
その磁土はこうして採取されている、
ということでした。

Touseki


売店も照明がついていて、
営業をはじめているようでした。
駐車場に車をとめようとしたら
売店のおばちゃんが出てきて、、
「急ぎますか? 」と聞いてきました。
「いや別に、、」と答えると
「今から窯出しがあるので、10分ほど
留守にします。」
「そうしたら中で見てていいですか? 」
「どうぞどうぞ。」ということで無人の売店の
中に入っていきます。


Baiten1

しかし、、、、。
謙介、この窯元に来たの、初めてで
向こうにしてみればお得意さんでもおなじみの
人間でもなんでもないのです。
そんな「どこの馬の骨だかわかんないヤツ」を
商品山積みの店の中に入れて
放置で、、ええんか、 と思いましたが、、。
ネコババしてそのまま帰ったらどうする。(笑)

とりあえず欲しいものが数点あったので
選ぼうと思うのですが、、。
困りました。
数が多すぎてどこから選んでいいのか
わかんない。

Baiten2

お茶碗のところではかがんで見ないといけません。
上からだとこんなふうで全然分からない。

Chawan1

かがんで横から見ると、それぞれの模様が分かります、
が、数が多すぎて、、どれにしようか今度は
迷ってしまいます、、。

Chawan2


まず、バターケースですが、、。
バターケースのところ見たら、ない。
他の模様のものはあったのですが、
謙介の欲しかったのがないのです。

とはいえ探し方が悪いのか、と思って
今度は方針を変えて、端から見ていきました。

お皿のところ、小鉢のところ、
丼のところ、お茶碗のところ、
やはり大まかにですが置いてある品物は
決まっているようです、にもかかわらず
最初から決めていたバターケースはありませ、、

というところに来た時です。
サービス品のコーナーというのが端っこに
あったのです。
そこの床にベタっと置かれていたのが
欲しいと思っていたバターケースでした。
値札が貼っていてみたら1300円とありました。
ようやっとひとつ見つけました。

それから
そば猪口を買おうと思っていました。
うちではそば猪口をゆのみ代わりに使ったり
タマゴを割ってかき混ぜて、というときの
道具で使ったりするので、結構出番が多いものだったのですが
ここ数ヶ月の間に2個も割ってしまって、、たりなくなっていたので
補充したかったのです。
なんとその横に欲しいと思っていたそば猪口が
ありました。
白の地に赤の線が一本入っているものです。

それから後二つ選んで、、
欲しかったものはすべて揃いました。
ちょうど欲しいものを全部レジに置いたときに
おばちゃん「窯出し」から戻ってきました。
「ごめんなさいねぇ。」とか言いながら。

おばちゃんに「窯出し」ってどれくらいの頻度で
行うのですか? と聞いたら
「毎日」だそうです。
ちっとも珍しいことではないのですね。
というか、日常業務だったようで。

そうして
「欲しいもの、これだけです。」と言って
精算してもらいました。

Kaimono


本当は欲しいのもがまだあったのですが
一人暮らしで、なるべくシンプルに暮らしたい
と思っていますし、、あれこれ買ってもなぁ
というので、ここでは一応これだけにとどめて
おきました。
ええ。ここでは、です。

それから別の窯元に行ってお茶碗を
買いました。


ということで買ったものは以下のものです。

まずバターケース。

Tobeb


朱の線の入ったそば猪口

Soba1

内側は藍の線が入っています。

Soba12

藍一色のそば猪口。

Soba2

内側は乳白色です。 染付けはありません。
Soba22


それから横じまのそば猪口。

Soba3


別の窯元に行って買ったお茶碗。
これも内側は乳白色です。
それからくらわんか手のお茶碗。

くらわんか手、というのは、大阪の高槻辺の
淀川を行きかっていた三十石船に、
「飯くらわんか。 酒くらわんか。」と言って
飯とか酒とか(たまにお女郎さんとか。)を
売っていた商人です。で、波のある船の上で使う食器だったので
安定感をよくしないと、食器がひっくり返ったりする
というので、お茶碗の糸じり部分が
幅広く、安定感がある特別の形のお茶碗ができました。
このタイプのお茶碗を「くらわんか手」といいます。

いろいろ模様のあるのもあったのですが
あえて一番模様を抑えたものを選びました。


糸じりの部分だけ、十草模様が入っていますが
後は無地というか、何も染付けはありません。
これも内側は乳白色です。

Chawan

これだけの買い物をして一旦家に帰ってきました。
お値段は、やっぱり窯元価格で
ネットに出ていた値段の半分から
すごいのになったら、3分の1、というのも
ありました。
その結果、1ユキチでおつりがきて、、くらいかなぁと
思っていたのですが、なーんと
樋口のなっちゃん1人でおつりが来ちゃいました。


買ったものを食器洗いで洗って食器籠の中に
あげておいて、再度出発です。
今度はお船見学!

ということで今日はここまでとします。

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Comments

 よーく考えたら,日蝕って朔にしか起こらない現象なんですよねえ。
 ってことは,朔以外に「日、蝕る。」ってあったら,それは日蝕以外の天文現象だったってことに・・・
 なんか,手持ちの資料をひっくり返したくなってきましたが・・・大変そうだからやめとこう(笑)

 バターケース,いいですねえ・・・どうしてこれがサービス品なんだろう・・・;;;

Posted by: Ikuno Hiroshi | 12. 05. 22 at 오전 12:47

やはり産地まで行くと種類も多いし安いんですね(◎´∀`)ノ
うちは、狸で有名な古窯まで車で1時間くらいなので、今度、ドライブを兼ねて行ってみようかなあ。
顔見知りでもないのに店の留守を任せてしまう…牧歌的でいいですね

Posted by: mishima | 12. 05. 22 at 오전 3:06

---Ikuno HIroshiさん
おいらも続日本後紀とか出そうと思いましたが、出して見始めたら、どんどんふとんに入る時間が遅くなると思ってやめました。 でも、本当にこの「日、触る。」前にもお話のあったようにしょっちゅう出てくるんですよねぇ。こんなに頻繁にあったのか、と思いました。
 バターケース、ありがとうございます。たぶんちょっと釉薬がむらになった部分があって、それで安かったのかもしれません。ようやっとおさまるところにおさまった、という気がします。

Posted by: 謙介 | 12. 05. 22 at 오전 8:09

---mishimaさん
京都にいたときには、車で年に何度か出かけました。そりゃもうネットで見るとか、民芸品を売っているお店なんか全然比較にならないくらい種類は多いし、価格も全然違います。ああいう陶器の産地、って年に何度か窯出し市みたいなのをするから、そういう時期を狙っていくと、通常の窯元価格よりさらに安い価格で売っています。京都の山科に清水焼の団地があって、そこも夏ごろに清水焼祭り、っていうのをやっています。最近は清水焼は五条坂ではなくて山科で作っています。山科焼になりつつありますね。(笑)

Posted by: 謙介 | 12. 05. 22 at 오전 8:15

そういえば、バターって箱売りですね。
僕は減塩バターと(パン焼きのための)無塩バターを買っています。
両方ともタッパー保存です。
最近はバター用というか、そのサイズのタッパーが安く売っていますから。
謙介さん、けっこうお洒落に保存するのですね(^^)。

日食は飛行機の窓から見ましたよ。
僕の順番の時は、三日月のようになっていましたが(苦笑)。

Posted by: タウリ | 12. 05. 24 at 오후 10:00

---タウリさん
 本当に実用的なのはタッパーのほうかもしれません。半透明だからバターの減り方だってはっきりわかりますから。でも、ホラ、何せ文学部のヤツなので、変なところで、趣があったほうがいいだの、情趣がだの、と、思ったりするわけですよ。(笑)それで、ああいうバターケースを買う、ということになったわけです。
 でも機上で、なんてかっこいい話ですよね。俺、一度飛行機に乗っていて、虹を見たことがありました。天使の輪みたいにまんまるで、ちょっとびっくりしたのを覚えています。
 

Posted by: 謙介 | 12. 05. 24 at 오후 11:01

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