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12. 04. 24

ほうかな方面へ(1)

去年の12月のこと。
来年の4月に出張があります、
日程は、、ということで出張公文が来ました。

一体何を考えて次の年の4月の公文を
前年の12月になんか出すんでしょう。

この会議の公文、毎年毎年、来るのが
少しずつ早くなっているのです。
以前は2月ごろでした。
それが1月になって、、、
いまや前年の12月です。

早くに決まってしまって、安心したい、
ということなのでしょう。
やれやれ、、
役人の考える基本的なパターンだなぁ、と
謙介は思います。

12月に出さなくっても、次の年になって、2月ごろで
いいではないですか。だって、3月の末には人事異動
だってあるところが多いと思います。 機関によったら、
そういう変更だってあるじゃないですか。
そのための変更届だってまた改めて出さないといけません。

加えて、そんな先の出張、出したかどうかだって
出した側はすっかり忘れていたりします。

ということで会議があります、ということで昨年案内が
来たわけです。
毎年、この会議については誰か行っているので、
「だれが行くんでつか? 」と上司に訊ねたら、「あんたやあんた。」
ということだそうで、仕方なく義理で
喜んで積極的に行くことになりました。

そこに行く方法は二つありまして、、。
ひとつは高速バスで行って、途中、JRに乗り換えて行く方法。
もうひとつは最初高速船に乗って、路面電車に乗り換え
さらにJRに乗り換えて行く方法。

高速船は1時間に1本あるのですが、
バスは1日4便です。
でも、時間を見ると、バスで行けそうだったので
バスで行って、JR乗換えにしました。

家を7時半に出て、車でお山を3つくらい越えると
バス停に着いたのです。 

Iyohoujyo


ここのバス停は
横に駐車場があるので、車をそこに置いて
高速バスに乗ることができます。


Timetable


でねぇ、、高速バスの愛称が、、
「キララエキスプレス」
っていうの。

きらら、えきすぷれす、、って、、
キラキラエキスプレスかと思ったら、
キララ だそうです。
キラキラ、っていうと、最近よく聞く
キラキラネームみたいですけど、
きらきらではなくてきらら、なのだそうで。
でも、何できららなのかはよく分かりません。

まだ高知線が龍馬エキスプレスとか
桂浜エキスプレス、松山線が坊ちゃんエキスプレス
とかマドンナエキスプレス、というほうが、やれやれ、とは
思いますが、まぁ命名由来は非常に分かりやすいと思います。

でもキラキラネームのように人名じゃないですが、
バスの路線の愛称に「キララ」ってつけるのだって
結構きらきらっぽいじゃないか、と思います。

それにしても、キララは何故キララなのか、意味不明です。
まぁ、いいや。
そのキララで、途中まで行くことになったわけです。
8時25分、謙介は車で、そのバス停に着きました。
駐車場に車を置いて、、バスの待合所で、まだこないだろうし、、
ということで、腰をおろそうと
し、、、たら、あっ! バスが来てしまいました。
道路事情がよすぎたせいで
10分も早くに到着してしまったのです。

時間調整のため、停車します。
ということで、謙介は無事に乗り遅れもせずに
乗れたのですが、バスは10分間止ったままでした。
バスは真ん中の通路を挟んで両側に2席ずつです。
でも両側がちょっとずつ席がずれている
ために、向こう側の人が気になる、という
感じでもありません。

もっとガラガラかと思っていたら、
3分の2くらいの席は埋まっていて
こんなに乗っているのか、と
ちょっと驚きました。

途中今治の来島海峡バスストップまでは
乗車だけです。ここから
しまなみ海道に入ります。
途中来島海峡の島から島を橋で
かけぬけていきます。

その間、バス停は結構あるのですが
どのバス停にもお客さんはいないので
どんどん通過していきます。

無人のバス停を通過しながら、バスは島から島を渡って、
いきます。伯方の塩で有名な伯方島、
大山祇神社で有名な大三島、
(この先は広島県に入って)
平山郁夫さんの出身地の生口島、
ポルノグラフィティの出身地の因島

Innoshima

(彼らの歌の中によく因島の地名が
出てきますよね。もうほとんど本州のある都市のように
見えますが、これでも一応島です。バスの窓越しに撮ったので
ガラスの色が青く出てしまっています。)
そうして向島を渡って、バスは本州側に到着です。
しまなみ海道部分の走行時間は
40分くらいでした。
そうして到着したのが、ここでした。

Shinonomichi

これだと字が小さすぎてどこの駅やら、、わかりませんね。
↓これなら、大丈夫?

Shinonomichi2

新幹線の新尾道の駅は尾道の街の北に
あります。ここから市内バスで尾道駅まで行きます。

しばらく待つと、尾道駅行きの小さな小さな低床バスが
やってきました。
新尾道駅では、俺以外にお客さんは3人ほどでした。
バスは途中から、ものすごく狭い市内の道に入っていきます。
道幅は狭くて、2台の車がやっと何とか離合できる
程度です。それでも交通量が少ないので、何とか
なっている、という感じです。
新尾道駅を出て15分ほどで

Onomichista1

尾道駅に到着しました。
「ほうかな」の聖地です。


駅の後ろのお城チックな建物は尾道城です。
たって、別に本当の尾道のお城ではありません。
東京オリンピックの頃に、尾道の街の展望台
みたいに、建てられたものらしいのですが、
もういまや廃墟だそうです。
よく見たら片方のしゃちほこがなかったりします。

Onomichijyo

ほうかな、というのは、この辺の方言で
「そうですか。」ということです。
広島だけでなく、対岸の西四国でもわりとよく
つかわれるお話の相づちです。

ほうかな、で有名なのは、なんといっても
小津安二郎監督の『東京物語』ですよね。
小津さんのこの映画、舞台の一つが尾道ですね。

Tokyomonogatari


どうして小津さんが尾道を舞台に選んだのか、
やはり大きな理由は小津さんの尊敬してやまない志賀直哉が
この尾道の街にしばらく滞在して名作『暗夜行路』を
書いたことが念頭にあって、自分もその尾道を舞台に
映画を撮りたいと思ったから、ではないでしょうか。

1953年11月3日公開のこの映画ですが
主人公の平山周吉(笠智衆)と近所の奥さん(高橋豊子)との会話の中に
この「ほうかな」がよく出てきていましたよね。

ということで、今回のタイトル。
ほうかな方面へ、 としました。

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Comments

 ・・・納得(笑)
 たぶん「ほうかな〜」と思いはしたんですが,まさかね,と思い返したという(苦笑)

 キララ,というと雲母をイメージしますが,それとは関係ないんでしょうねえ,きっと。

Posted by: Ikuno Hiroshi | 12. 04. 25 at 오전 12:33

---Ikuno HIroshiさん
尾道、というと謙介はやっぱり小津さんの東京物語、で、東京物語だと、やっぱりこの「ほうかな」が一番印象に残っています。なので、謙介の頭の中では尾道=ほうかな、という結びつき状態です。 キララエキスプレスのキララですが、よーく考えてみたんですが、、しいて言うと、海の波がキラキラ輝いているから、それできらら、なのかなぁ、、と謙介は思っています。(笑)何はともあれ、しばらく尾道の記録を書いていきたいと思います。また読んでやってください。よろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 12. 04. 25 at 오전 5:59

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