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12. 03. 23

バリアフル(1)

今回、孫の結婚式に参列するお年寄りの迎えに
阪急の梅田に行きました。
高速バスでとにかく梅田まで来てもらって
ここで何とかしようと、ということにしました。
本当なら京都直行のバスがあればよかったのですが
京都行きって、朝と夕方しかありません。

大阪行きのバスもJR大阪駅に着くバスが
あるのですが、それはダメ、と思いました。
なぜならバスターミナルから大阪駅に入って
さらに切符を買って、東海道線の上りのホームまで
行かなければなりません。これを読んでくださって
いる方であれば、そんなもの10分以内に
行けるでしょう。ですがお年寄りですと、その移動だけで30分は
かかります。
その点、阪急の梅田のバスターミナルですと階上は
阪急の梅田駅です。確かにどうしても歩かないと
いけないのですが、距離ははるかに少なくて済みます。

到着したバスのところに行って、おじいちゃんを呼びます。
耳が聞こえないので、大声で「着きましたよ。」と叫びました。
おじいちゃんがまだ謙介の顔をちゃんと分かってくれて
いたので助かりました。 ニコッと笑って、「はい、
わかりました。」と言ってくれます。

バスから降ろして、そろそろと歩きます。10メートル先の
横断歩道まで行くのさえ、結構かかります。それに梅田です。
みんな好き勝手な方向に歩いています。それをかいくぐって
ぶつかるのを防ぎつつ、歩いていかないといけません。
歩道と車道だって段差が大きくあります。
普通の人なら、ぽんと上下できる段差も下を見る、なんて
しませんから、一々、おじいちゃん階段、と叫んで
降りてもらいます。

あ、 と思いました。

梅田駅に行くの、一番近い通路、階段だったのです。
エスカレーターではなかったのでした。
仕方がないので、おじいちゃんに階段です、と言って
手すりを持ってもらって、一段一段上がってもらいました。
でも人通りが少なくてかえってよかったかも、、とも
思いました。エスカレーターの大変な人ごみの中、
うまく乗ってもらって、片方に立ってもらって、
というのも考えたら結構難しいものでしたし、、。


梅田駅に到着です。

切符を買いますが、この切符売り場が駅の中央しかないんです。
京都線のホームは東端のほうなんですが、一々中央のほうへ
行かないといけません。改札口は東・中央・西と
3ヶ所あるのですが、端のほうの改札はICカード
専用です。謙介はエメラルドピタパ(阪急・阪神のICカード)
持っていますからその改札口を使えますが、紙の切符の改札は
真ん中しかありません。 でも京都線のホームは東の端のほうです。
東の端から真ん中に行って、また東のほうへと
結構な距離を歩かないといけません。

都会というのは、身体の自由の利かない人にとって
何と不自由な場所なんだろうと思いました。
バリアフリーではなくてバリアフルです。


京都線のホームと、先発電車の確認をします。
通常阪急の梅田駅では、1号線が
京都行きの特急のホームなのですが
時間帯によっては、2号線に移動している時間が
あって、1号線は北千里行きの電車の発着ホームに
なっていたりします。ああめんどくさ。

やはり確認して正解でした。この時間では
2号線から河原町行き通勤特急が出ると表示にありました。
でも、次のにしようと思いました。
後3分の発車では階段を上がるのは無理ですし、
乗ってもすでに混雑していて立っていないといけないでしょうから、、。

ホームに着くと電車が十三目指して走り去ったところでした。
次は、快速急行でしたが、これに乗ろうと思いました。
入ってきた電車がクロスシートの特急車輌だったのでホッとしました。

45分で京都河原町です。

乗ってから、おじいちゃん、便所行っておいたほうがよかったかなぁ、と
思いましたが、なんたってトイレはまたホームの一番南端です。
もういいや、と思いました。

今まで謙介の人生でおそらく1000回以上、阪急電車に乗った
と思いますが、これほど河原町に早く着いてくれ、と思ったことは
ありませんでした。長岡天神、桂、西院、大宮、烏丸、と
停まるたびに、えっと、後、いくつ停まるんだっけ、、とイライラしました。

何とか河原町に到着です。
河原町駅ではエスカレーターに近い場所の車輌に乗っていたので
さっと上がることができました。
高島屋の横を通って、河原町側にある、タクシー乗り場に行きました。
「ホテルオークラまで。」と言ったら、運転手さんさすがに
ちょっとムッとした表情でした。そらそうやろ、でしょう。

俺だって、一人だったらそんなもん歩いて行きまっせ、です。
でもじいちゃんを混んだ市バスに乗せて、河原町御池まで
というのは時間もかかりますし、降りてまた歩かないといけません。

そんなこと全部承知していましたけれど、タクシーにお願いしたのです。
河原町通りがさすがに混んでいたので10分ほどかかりましたが
こうして何とかホテルオークラに到着することができたのでした。

お迎えその1はこういうことでした。
後、おばちゃんが東京から新幹線で来るので
じいちゃんはいとこに見ておいてみらって
またお迎えに。
おばちゃんは、元気な人なんですが、新幹線ホームから
後の京都駅の構内が分からない、ということなので
行ってお迎えをしました。
おばちゃんしゃべるしゃべる。
もう、ずーっとしゃべりっぱなしです。
おばちゃんは元気なので市バスでもいいか、とも
思ったのですが、荷物が多そうでしたし、
京都駅から河原町御池までだと、タクシーの運転手さんにも
嫌な顔はされまい、と思って、この時もタクシーにしました。

Hotel

左が京都市役所、その奥が泊まったホテルです。
披露宴はこの建物の17階でありました。
大きな窓の部屋がそうです。

1日目、半日お世話をしただけだったのですが
ここまでやってため息が出ました。
ああしんど。


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