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12. 03. 09

現実を「間違い」という人

今の若い人と話をしていたら、
なるほどなぁ、と思ったことがありました。

自然現象には人間は逆らえません。

たとえば○月○日に京都に行く、という予定にしていたら
強風が吹いて、瀬戸大橋線の電車が止ってしまった、とか。
それこそ予定していたことが突然覆されてしまう、
ということだってあります。

田舎のおっさんですと、そういうことは
よくあることで、そうなってしまったら、
「ああ仕方ないなぁ。」って思って別の方法を
取るとか、あきらめてしまうのですが、
今の若い人って、そういうにわかに受け入れがたい
現実の事象が起こったときの反応の仕方が
違うんで、ふーん、と思ったのです。
そういうことになったとき、どう考えるか、といえば
「この現実は間違っている」って思うんだそうな。

だからそういう人って簡単に
「あり得ない。」って言うんですが、、。
(東日本大震災のような大災害であれば
受け入れられない気持ちが働いて、ありえない、、
という表現が出てくるかもしれませんが、なんでも
かんでもすぐに「あり得へん。」って言われてもなぁ、、
っておもっちゃうんですよ。


俺なんか、あり得ない、あなたは言うけれども、
現実に起こっているのですから
あり得るじゃないか、ってそれだけなんですが、、、


謙介、高速道路を
頻繁に走っているのですが、
みんなすごいな、って思うことがありまして。
それは気候の状況がどうであろうと、
みんな一切そういうことは考えていない走り方をします。

先日、雪が降って高速道路が
シャーベット状から、ところどころ凍結しかかっていた状況
だったのですが、平気でみなさん130キロとかで走ろうとします。
雪は稀なのですが、いつも走る高速で1ヶ所、
突風が吹く地点があります。
ものすごい突風です。 その場所では
以前にコンクリートの電柱が折れたことも
あるような突風が吹くのです。 
それで、強風注意で速度制限が出ていても
そういうの守って走る車はほとんどいません。

自然環境の状況に自分を合わせて
自分をコントロールして抑制する、ということは
全くなくて、どんなことがあっても、自分を優先する
という走りです。

前に突風が吹いて、ワンボックスカーが
高速で横転していたのですが、
その運転手さん、えらく怒っていて、
「いつものように走っていたら風が吹いて
横転してしまった。」と言っていました。

うーん。
きっとその人の中では、自分は悪くなくて
突風なんか吹くから悪いんだ、ということに
なっているんじゃないですかね。

風が吹いたらいつものように運転するんじゃなくて
速度を落として、走らないといけない、って
思うんですけど、、
あくまでこちらの「日常」は変えたくなくて、
自然を変えろ、という気持ちなのかもしれません。

田舎に住んでいるおっさんとしてみれば
間違っていようが、だってそれが現実なんだから
仕方ないんじゃない? って思うんですけど、
今の若い人って、こんな現実間違っている、って
思う、んだそうで、、。
なんで現実が間違ってるの、って聞いたら
自分の見聞きした経験とか教わってきたものの中に
そんなものはないから、っていうことなんだそうで。
ここも「マニュアル」なんだなぁ、って思いました。

マニュアルに書いてない応用問題なんて
実社会に出たらたんとあります、よね。
そういうことも気づかないといけないでしょうし、、
だからバーチャル世界じゃなくて、
実際の経験の中で学び取ること、って
大切なのに、と思いました。


来週から、「八日目の蝉」、こちらでは凱旋上映を
するそうです。 

Gaisen

物語の最後、作者の角田さんの強い要望で
小豆島が舞台になりました。
撮影の時も地元の人が何百人もエキストラで出た
と聞いていました。
それまで過疎化の人口減少で長らく中断していた
虫送りの行事も「八日目の蝉」の撮影を契機に再び始まった
と聞きました。 今年も夏に予定されているとか、、。
害虫をたいまつの火で集めて、田畑に害虫の害を
少しでも減らすように祈る行事です。
重なった田んぼの間を、赤く燃えるたいまつを持った
人がずーっと続いていって、それはそれは幻想的な
風景の行事です。


折角復活した行事ですから
地域でどうか末永く大切に伝えていって欲しいなぁ、と
思います。


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Comments

まちがい…ありえない…の使い方が世界観や生き方が違うと、妙なことになりますね…。

Posted by: holly | 12. 03. 09 at 오후 9:10

---hollyさん
世の中って、本当に想像のつかないようなものもたくさんありますから、、すべてがマニュアル通りにいく、なんていうことはないでしょうし、、。だからなんでもかんでもそういうふうにはならないと思うのですが、、。

Posted by: 謙介 | 12. 03. 10 at 오후 3:12

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