« 一陽来復 | Main | 風土と食べ物 »

12. 01. 04

龍歳御慶

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんのお正月はいかがでしたか?

昨年は辛卯(かのとう)の年でした。
去年の正月早々に届く年賀状に縁起の悪いことは
書きたくはなかったので黙っていたのですが、
かのとの「辛」は「つらい」ですよね。
辛い年にならなきゃいいですね、と思ったのですが
ふたをあけてみたら
本当に昨年は日本国中、火山の噴火にはじまり
巨大地震、台風、と天災の猛威の前に文字通りの
「つらい」年となってしまいました。
さて、「みずのえたつ」といえば文禄の役の年ですが。
(なんたってこの文禄の役の韓国での呼び名は壬辰倭乱ですから。)
おなじみずのえたつの今年はいかが相成りますことでしょうか。

年末年始、前々からお話していたように
食事と洗濯という家の手伝いをする以外は
ほとんどレポートにかかりきりでした。
なのでテレビも何も見ずひたすらレポートを仕上げることに
集中していました。
おかげさまで、何とか規定枚数には達しました。
明日、語句のチェックをして、読んでね、とお願いしている
人に見てもらって、それで再度直して来週中には提出したいと
思います。
1月13日が提出期限でその後20日がそのレポートの口頭試問です。

すっかり写真をアップするのが遅くなってしまったのですが
昨年のクリスマスに向けて、東京の友人が淡路町の近江屋
シュトーレンを送ってくれました。


Oumiya


中に入っているさまざまな木の実が洋酒に漬けこんであって
それがひとつひとつ非常に吟味されたもので
本当においしいそして真面目な作り方をしているなぁ、と
思うシュトーレンでした。
家族みんな、こんなにおいしいシュトーレンは
食べたことがないねぇ、といいつついただきました。
前にもその友人は近江屋のお菓子を送ってくれたのですが
本当にここの洋菓子店はどのお菓子も誠実な作り方を
したおいしいお菓子ばかりで、はずれがありません。


それからおおつごもりの日のことです。
午前中はパソコンで原稿を打っていたのですが
いい加減嫌になってしまいまして、午後から
オフクロと一気にあれこれと作ってしまいました。

Osechi1


うちでは年越の麺類は当然うどん(笑)ですが
このおせち料理をうどんに載せて食べてしまいます。
(菊花かぶだけは当然載せては食べませんけどね。)
だからわざわざうどん用の具は作りません。
せいぜいネギを刻むだけです。

Osechi2


こうやってお重に詰めてみましたが
このお重の中身は年越しうどんとともに無くなってしまい、
後はタッパーのものをお皿にきれいに並べてお正月
いただきました。なのでおせちも3日には全部無くなってしまいました。
おせちをいつまでも食べ続ける、というのも飽きますし、、。

ということでこの冬休み中の何とか、大きなテーマを片づけられたので
後はそのほかの小テーマにかかる予定です。
うーん。でも、、13日までに何とかなるのだろうか、、。
今年も新年早々ばたばたしています。

今年は書初め画像はありません。何せ↑のような
ことでそんな時間がありませんでした。

こんなブログの管理人ですが、お時間があったら見てやってください。
本当に今年もどうぞよろしくお願いいたします。


|

« 一陽来復 | Main | 風土と食べ物 »

Season greeting」カテゴリの記事

Comments

きれいなお節ですね!!
我が家は私一人で作るので、謙介さんのようなお手伝いしてくれる息子がほしいです。娘その一は医学部生全員が受ける試験の勉強でゾンビ状態、その二は30日まで冬期講習で出かけ、全く手伝いにはなりません。夫ははじめから戦力外。きんとんのうらごしとか、リンゴ羹のうらごしとか、錦卵のうらごしとか、うらごしばっかりで放り出したくなります。一年一回しか作らないのでがんばろうと思うのですが、毎年どこかで買ってしまいたい誘惑にかられます。
辰年、昇竜のように景気が上昇する年になるといいですね。どうぞ今年も宜しくおねがいします。

Posted by: アリクイ | 12. 01. 07 AM 6:32

---アリクイさん
お言葉ありがとうございます。ただ、このおせち、よーく見ていただくと分かるのですが、よそのおせちに入っているおせちらしいもの(数の子とかきんとんとか)は入っていません。要するにいつも普通に作っているものをちょっとお重に詰めました、というようなものなんです。(だから里芋の煮たのが入っていたりします。笑)黒豆は今年は圧力鍋でやっつけてしまいました。孤軍奮闘では、最初作ろう! と決意されても、本当にいろいろ面倒な過程があってやはり棒が折れそうになるの、本当によく分かります。なので、何かひとつ、手間のかかるメインのものを作って、後は日常作ってるものを、ちょっとおしゃれに盛る、というのでいかがでしょう。そうじゃないと、本当に投げ出したくなりますよね。 気象の専門の人が言っていたのですが、たとえば、雨の降らない時期が続いた後は、その干天をフォローするように雨が降る時期があるのでそうです。 去年あれほどのことがありました。しばらくは温和な時期が続いて欲しい、と心からそう思います。どうぞ今年もよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 07 PM 3:23

今年も仲良くしてくださいね。

Posted by: holIy | 12. 01. 07 PM 8:58

---hollyさん
こちらこそ よろしくおねがいします!

Posted by: 謙介 | 12. 01. 08 PM 4:43

新しい年になりました。
昨年はいろいろなことを教えて下さり、有り難うございました。
歴史や文化をはじめ、地元やスイーツに至るまで、見識の深い謙介さんのブログを拝読するのはとても楽しいです。
今年も宜しくお願いしますね。

おせち、憧れの料理の一つです。
沖縄ではおせちに似たおせちがあります(苦笑)。
基本は琉球料理ですね。
最近は年末年始を海外で過ごすことが多く、おせちを作ったり買ったりする機会がありません。
いつかは自宅におせちを置いて正月を迎えてみたいです。

年末年始もご多忙なようで、お体に気をつけてお過ごし下さい。

Posted by: タウリ | 12. 01. 09 AM 12:35

---タウリさん
こちらこそタウリさんのページ、毎回更新楽しみにさせていただいていました。年末年始のタイのお話もまた聞かせてください。俺は、といえば、1月の13日が報告書の提出期限で、20日にその報告書の口頭試問があるので、目下その準備とか整理でばたばたしています。こんな年は久しぶりなんですけどね。俺ね、何度か沖縄に行くことにしてて、飛行機のチケットまで買ってたのに、全部台風でダメになってしまいました。いつかちゃんと上陸して、、と思っています。俺の場合厄年は大きな厄災もなくなんとか終わりはしたのですが、ただあのあたりでやったことって、後になって全部無駄なことになってしまいました。大して自分のものにならなかった、っていう経験でした。でもまぁ、それも人生の一ステップかな、とも思っています。どうか今年一年もよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 09 AM 9:43

本年もどうぞよろしくお願いいたします
今年の元旦は墓参りと近所のお宮さん参拝。5日が松竹座、8日が文楽劇場、9日は比叡山へと近場をあちこち回っておりました。
海老蔵、面白かったですよ(*^-^)
大音声で声をかけるお爺ちゃんがいて、海老蔵が出てくるなり「豆成田!」、七三で決まったところで「大当たり!大統領!」と、血管切れないか心配になるくらいの興奮振りで、客席も大変盛り上がっておりました。
文楽は勘十郎さんの狐忠信が大スペクタクル!正月からエエもん見せてもらいました(゚▽゚*)

Posted by: mishima | 12. 01. 09 PM 10:27

---mishimaさん
お正月から眼福の連続ですね。(笑)落語ではないですが、ああかやつり、でなくてあやかりたいです。やはり1年の最初に、見る、というのも単に娯楽ではなくて厄払いにだってなるでしょうし、、。昨年も楽しいお話、レビュー、本当にたくさんたくさんありがとうございました。今年もまたいろいろなお話聞かせてください。謙介は報告書、ようやっと完成しました。先日、恩師から年賀はがきが来て、「今年は月組のトップ、霧矢大夢と蒼野夕妃が退団してしまうのが惜しい! 」とありました。今年のmishimaさんの抱負はなんでしょうか。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 10 PM 8:21

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 龍歳御慶:

« 一陽来復 | Main | 風土と食べ物 »