« 高知へ(1) | Main | 高知へ(3) »

12. 01. 25

高知へ(2)

何とか1日目の昼間の勉強が終わりました。
時間は午後6時です。
晩は講師の先生を囲んでの懇親会があります。
学生は先に行って、会場の準備とか打ち合わせを
しなければなりません。
外に出ると、雨が結構きつく降っていました。

あ、間違えた。
瀬戸内の人間の感覚でいえば、大雨なのですが
太平洋側の高知の人の感覚では、こんなもの小雨でしょう。
もうね、瀬戸内側と太平洋側では雨粒が全然違うんです。
高知の雨はボタッ、ボタッっていう感じです。
瀬戸内側の雨なんて、それに比べたら降っているのかいないのか
判然としないような雨粒で、、。


この大学院は連合大学院と言う形式を取っているために
大学院の講義がいろいろなところで分散して開講されます。
なので、毎回の授業が違うところでありました。
ただでさえ、謙介、1年の走行距離が3万キロを越える人なのに
この勉強に行くために本当にあちこち走りました。
2年間で走行距離が7万キロになりました。
人に言うと、7000キロじゃないの? って言われますが、、
謙介の場合、一週間の走行距離が600キロくらいですから、、
2年間で7万キロは走ります。
もしかしたらタクシーの運転手さんよりたくさん走っているかもしれません。


とにかく会場を出ます。鏡川の橋のたもとまで来ました。
すんごい渋滞です。


ホテルに一度行ってチェックインもしたい、と
思っているのですが、、道路が混んでいて全然動きません。
しばらくするとゆっくりと動き始めました。
橋を渡ると、なんだ、とでもいうように
道はスムーズに走ることができました。

要するに橋のところだけ混んでいたようなのです。
後は比較的どんどん走れたので、追手筋のホテルまで
20分で到着しました。
一旦チェックインをして荷物を置いて、急ぎお店に。
お店はホテルからはそう遠くない場所です。

この店は高知の研修生が取ってくれた店です。
高知らしい店で、、ということで、今回は中央公園向かいの
葉牡○という店に会場をしつらえました。
(高知弁で言ったら、「場所をかまえちょりますき。」ということ
ですね。)
構える=準備するです。「構えている」の「ている」の部分が
言いやすいようにウ音便化されて「ちょり」です。「ますき」
は、「ます、から。」の意味ですが、おそらく瀬戸内側では
「構えていますけん」ないしは「いますきん。」という言い方でしょう。
その最後の「けん」の部分の発音が変化をして「けん」が「きん」になって
さらに最後の「ん」が剥落して「き」と言う最後になった、と思われます。

Habotan1


さすが高知の店だ、と思ったのがこの↓「注意書き」でしたねぇ、、。


Habotan2


高知の宴席は、本当ならそんな2時間やそこいらでは
終わりません。なんたって、料理は皿鉢料理で
ひとつのお皿の上になんでもかんでも載っていますから
それをあてに話好きの土佐の人は延々と酒を酌み交わしつつ
宴会を続けます。そういう宴会が多いです。
以前は宴会は自宅ですることが多かったようですが
3日くらいぶっ通しで続く宴会もあったとか。


高知でも宴会のことを「お客」と呼ぶようですが
これは別に高知だけに限った言い方でもありません。
香川でも宴会をする=「お客をする」という
宴会がある、お客がある、という言い方をします。


Habotan3

ただ店の雰囲気はすごく良かったのですが、出てきた料理は
塩味の焼きそばだったり、エビチリだったり、で、あんまり
高知に来た、ということを感じられるようなものは少なかった、
と思いました。唯一、あ、高知かな、って思ったのは
最初のほうに出てきた刺身。
魚の身の切り方が厚い、っていうものじゃなくて、
もうほとんど直方体の柱みたいに切ってあって、、。
豪快というのか、、 会場を構えてくれた
高知の友達(窪川出身)に言わせると
「単に大雑把なだけやき。」だそうで。
でも、そういう細かいところにこだわらないおおらかさが
謙介は好きですけどね。

でもまぁそんなものかもしれません。いくら高知の名物が
カツオのたたきだから、と言って、高知市民が毎日カツオの
たたきを食べるわけでもないでしょうし。
でも香川県民の中には毎日昼はうどん、という人は普通にいますけど。(笑)


高知の人は人好き、話好きです。
この宴会ではいろいろな話が出ました。
でもなんだか今回の友達の話は、ちょっと哀しそうな話が
多かったなぁ、って思います。
「謙介、今日、ここまでどうやって来たの?」
「追手筋から中央公園抜けて来ちゅう。」
「変な高知弁しゃべるなー。」
「あははは。だけど、どうしたん? 」
「西武の跡、見た? 」

高知の中心、はりまや橋南の交差点の南東角に
以前、西武百貨店がありました。ずっと前は土電会館、
って言っていたのが、西武と合弁会社になって「とでん西武」
になって、最後は「西武百貨店高知店」だったと思います。
その西武が閉店した後、その土地をどう再開発するかで
しばらくあれこれ議論がありました。一時は大阪の不動産業者が
ファッションビルを建てて、再開発に、、という計画もできて
いたのですが、収益性を考えたら、やはり難しい、ということで
計画は白紙になり、その会社も再開発を断念してしまいました。
で、結局、その場所には、大きなパチンコ屋がきたのでした。
「ノブ○ビルとかいう名前になってパチンコ屋ができてたなぁ。」
「俺さ、、別にパチンコ屋がどうのこうの、って言いたくはないけど、
高知の目抜きの一等地に、パチンコ屋はないやろ、って思う。」
「ふん。」
「東京の銀座4丁目、和光のところにパチンコ屋があるのと同じやき。
俺、あれはまっこと恥ずかしい。 高知市の民度があの程度かと
思われたら、恥ずかしい。」

高知の人間でない俺が、高知の街づくりについて
あれこれと言う立場にはないのですが、
聞いたら高知の人たちの中でもこの問題は
ずいぶん落胆された問題みたいで、、高知新聞にもそういう
記事がありました。

前に友達のathicoさんと京都の街を歩いていて
彼も京都の街について憤慨していました。
京都の目抜き、四条通に洋服の量販店が出来たことに
ついて憤懣やるかたない、という語りで俺に話してくれたことが
ありました。
確かにどこで何の店を出そうとそれは店側の
自由なのかもしれません。ですが、この場所に
これ、ってどうよ、っていうことを彼も主張したかったのだ、
と思って、彼の話を聞いていました。


彼に言わせると、高知の人間は大きなことを
言うことがよくあるのだけど、
それは自分の能力の裏付けを
考えずにその場でどや顔をしたいために
そういうことを言うだけで、だから
結果的に言うだけに終わってしまって、
理想論倒れになる奴が多いのだとか。

口先ばかりで夢を語るのだったら、
ちゃんと実力を磨くとか、できる可能性を
きっちりと確保して実現させてから主張せいよ、ということだそうです。
出来もしないことをあれこれ言ったって、
実現しないのであれば、結局ほら吹きと同じじゃないか、
と吐き捨てるように言っていたのが印象的でした。
「口先ばっかりで夢を語るヤツばっかり多すぎ! 」
といういうことを、「無手無冠」(読みはむてむか、と読みます。
高知のお酒です。)の吟醸酒を飲みつつ
彼は高知の県民性についてそう毒づいていました。


さて。お店の指示(笑)もありまして、
楽しかった宴会もお開きの時間になりました。
準備のできている人は二次会に行ったようですが、
明日の発表の準備と最終チェックをしたかった謙介は
ホテルに戻ることにしました。

帰りにもうひとりのうちの仕事場から受講している
人と一緒にコンビニに寄りました。
折角高知に来たのですから、
高知で飲もう、と思って
買ったのがこれ。

Himawari1

高知の人は懐かしい、というのですが、別に高知でなくたって、
最近は四国内の大抵のスーパーに行けば置いてあります。
うちの仕事場のほうと実家の近くのスーパーにも
ちゃんとあります。


Himawari2


ホテルの部屋に戻ってさらにリハーサルを3度して寝ました。
次の日はいつものように5時に起きてリハーサルを1回
朝食から帰って、出発までにもう1回。
やればやるほど、間違いがあったり、ここはちょっと、、
ということに気がついたりしました。もうぐだぐだ。
ですがもう本番はもうすぐです。

何とかなる、と自分に言い聞かせて出発することにしました。

|

« 高知へ(1) | Main | 高知へ(3) »

おべんきゃう」カテゴリの記事

Comments

高知には一度だけ行ったことがあります。
大阪からYS-11に乗って。
もう22年も前の話です。

料理の写真がないということは、あんまりだったのですね(苦笑)。
カツオのたたき、美味しそうです。しかも厚切りですよね。
ご飯に載せて、贅沢なたたき丼にして!
そういえば、土佐名物料理って他に浮かびません。
沖縄から見ると、高知だけでなく四国全体の印象が薄いです(スミマセン)。

学位取得、おめでとうございます。
お名前にSUFFIXが付きますね(^^)/

Posted by: タウリ | 12. 01. 26 at 오전 10:48

---タウリさん
お祝いありがとうございます。 ただ、これからの自分の仕事の中で、今回のこの経験をどう生かしていくか、を考えると、改めて、身の引き締まる思いがします。
なんか最初の刺身は、ちょっと、お、これは、と思ったのですが、あとはなんだかエビチリとか串カツとかで、別に高知でなければ、というようなものでもなかったのでたぶん撮影しなかったのだと思います。
そうですね。四国はそういう意味では全然インパクトもないですし、沖縄とたとえば東京とか大阪のように経済的な面で、とか人の行き来があるということでは大してないでしょうし、、やはり結びつきが弱いから、わからない、わからないから、別に行かなくてもいい、ということになるのかもしれません。本州の人も同じように言います。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 26 at 오후 8:46

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/53813221

Listed below are links to weblogs that reference 高知へ(2):

« 高知へ(1) | Main | 高知へ(3) »