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12. 01. 10

風土と食べ物

東日本の地震の影響もあるのだと

家族のつながりをもう一度
見直す、という意識が高まったのでしょうか。
今回の年末年始、実家に帰省をした、という方が
例年より多かった、と新聞の報道にありました。


最近は冷凍技術が発達したり
食品加工・保存とか、輸送手段も
ものすごく発達してきましたから
パソコンをクリックしたら遠い土地の名物でも
「お取り寄せ」で食べることができるように
なりました。

それでも本当はやっぱりそのものが作られた
土地に行って、その場所の空気の匂いとか
雰囲気の中で食べるのが一番いいんですよね。

この間、栄養士の友達からゆずを2つ
もらいました。
「どう違うの? 」
「食べたら分かる。」
とのお答えです。

家に持って帰って
そりゃすっぱかったのですが、
鍋を食べる前に
それぞれ切って果汁を味見してみました。

すると明らかにふたつのゆずは味が
違っていました。
片方はひたすらすっぱいだけでしたが
もう片方は、確かにすっぱいのはすっぱかったのですが
ほんの少し、ほのかな甘みもありました。

片方のはほんの少し甘かった、と別の日に
会ったときに報告しました。
何が違うの?
と聞いたら、
すっぱいのは徳島の木頭村のゆず。
ほのかに甘いのは高知の馬路村のゆす。
ということでした。
同じゆずです。しかも同じ四国でできたゆずです。
でも明らかに味が違う。

これは今年のゆずだから、というのではなくて
大まかな傾向としてそうなのだそうです。
徳島のゆずは酸味が強く
高知のゆずにはほのかな甘みがある。

だから徳島のゆず果汁はポン酢のほうが
高知のゆずはお菓子にも使うことが
よくあるのだそうです。

前にみかんのことでお話しましたが
同じ温州みかんで、同じ愛媛県で栽培されて収穫された
みかんなのに、八幡浜産と松山産では明らかに味が違うのです。

みかんは本当は皮の薄いもののほうがいいのです。
でも県外に輸送しようとすれば、皮の薄いものは
つぶれやすいですから、どうしても皮の厚いものが
県外に出て、薄いものは県内消費になってしまいがちです。

その土地が作った味があります。
その空気が作った味があります。

同じ品種でも
ちょっとした自然環境や自然条件の違いで
できたものが全然違ってきます。

作物は風土によって作られます。
都会の人でロハス志向の方と前に
農作物の話をしていたら
作物の品種とか、有機栽培とかの栽培方法
はあれこれ話してくれるのですが
その「風土」っていう部分の考えが
抜けていたりしていて、ああ、やっぱり
そういう自然環境って、都会の人は実際を見ていないから
なかなか分かってもらえないんだなぁとか
思ったことがありました。

昨日会津からお米が届きました。
180キロのお米、30キロずつダンボールの箱に入って
一斉に届きました。
受け取りのはんことかサインとか要るのか
と思ったら、そんなの要らない、って。
いいのか? ヤマ○運輸。

早速精米して持って帰って
新聞紙に拡げてお米を冷ました後で
米粒をチェックしてみたのですが
粒が揃っているし、形の変な粒も混じっていないし

見ただけで本当にいいお米、というのがよく分かりました。


後、3、4日、古古古米が残っているので
そのお米を食べ終えて、
その後は会津のお米です。
会津の風土が作ったお米を
楽しみにしています。


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いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

遅まきながら、明けましておめでとうございます。
昨年は謙介さんと東京でお会いしたり、いろいろな人との出会えた印象深い一年でした。
今年は、その出会いの成果を、一歩ずつ前進させていきたいとおもっています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ところで、正月からこのかた、ずっと和風食材の食事でしたが、明日はひさしぶりに洋風にしようかとおもっています。毎日の障子を考えるのも、互いにいろいろ大変ですね♪

Posted by: 闇太郎 | 12. 01. 11 at 오후 10:36

--闇太郎さん
ご、ごあいさつ、こちらから伺わなければならなかったのに、申し訳ありません。闇太郎さんのご執筆のものに比べたら、大したことはないようなものなのですが、年末年始、ずっと報告書を書いていまして、今年は全然時間がありませんでした。ようやっと今日提出はしたのですが、来週の金曜にその報告書の口頭試問があるので、今度はその準備です。ということで1月中は本当に時間を取られてしまいそうで、、。こちらこそ去年はお住まいにお伺いすることもできまして、楽しい時間をありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。清盛もはじまりましたですね。 こちらも時間ができたら白峰に行ってこようと思っています。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 11 at 오후 11:33

『平清盛』は、兵庫県知事の発言とか、「王家」という表現とか、今のところドラマの本筋とは関係ないところで、みんな盛り上がっているようですね。小ブログにも書きましたが、私は、骨太なとてもいい始まりだとおもっています。
機会があれば、讃岐もまた訪問して、崇徳院の故地もまわってみたいのですが…。

Posted by: 闇太郎 | 12. 01. 13 at 오후 11:59

---闇太郎さん
そうですね。なんだかドラマの本筋と関係のない部分であれこれ言っているような気がしてなりません。でもこちらでもすごいんですよ。何せ対岸が広島で、広島といえば厳島神社ですから、広島の盛り上がりもなかなかのようです。でもまだ『平清盛』は初回ですし、これからですよね。崇徳院の旧跡、こないだ行った坂出に諸所あります。お忙しい毎日とは思いますが、是非また一度気候のいい時期にでもお越しください。ご案内いたします。

Posted by: 謙介 | 12. 01. 14 at 오전 9:14

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