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11. 10. 04

電子書籍はどうして流行らないのか

先日、こういうアンケートというのか
調査が謙介のところにやってきました。

電子書籍はどうして流行らないのか?


流行る流行らないという次元の問題なのか、
と謙介まずは思いました。

そんなもの、使ってみて使い勝手がよければ
無理やり流行らそうとしなくたって
放っておいたって普及するだろうに、と
思うんですけどね。

どうして流行らないの? なんて
発問してくる段階で
もう済んだわ、って正直思うんですけど。


うちの仕事場でも電子書籍、導入しています。
某書店と契約をして、洋雑誌の数十タイトルのものを
仕事場のどのパソコンからでも読めるように
してあります。IPアドレスで一括してここから
ここまで、として契約してあるので俺の机上の
パソコンから見られるようになっています。

それ以前から、いろいろな報告書が
すでにCD-Rで送られてくるように
なっていましたし、
今は日本の学会、大学とか研究所はどんどん
「機関リポジトリ」化が進んでいます。
機関リポジトリ、っていうのは
その大学とか研究機関、学会のサイトから
研究紀要とか報告書の最新号からバックナンバーまで
ウエブ上で見られるようにする、ということです。


Ronbun

ちなみにパソコン画面の映像は
謙介が以前に書いた論文です。
NII(国立情報学研究○)でデータを作成してもらって
オープンアクセスで誰でも見られるように
なっています。

自分の書いた論文もこういうふうに電子化されていますし、
電子書籍の大体の事情は知っているつもりですし、、
実際仕事上でも使ってはいます。(主に雑誌ですが)

謙介、もう何年か前に
日本で電子書籍は、本格的に
書籍の代わりをするようになるのか、
と聞かれて、マスコミは新しいものを
もてはやす傾向があるけど、果たしてこの
電子書籍が流行るのか、といえば
うーん、どうでしょうかね、と言いました。

あれから何年か経ちました。

仮に謙介はプライベートで、電子書籍は使いますか?
といわれたらやはり、仕事としては(仕方なく使っているけど)
プライベートでも使うか、といわれたら、
やはり電子書籍については、
使わないです。


どうしてか、といえば電子書籍の問題点について
俺が前に指摘していた
全く改善されていないからです。


まず、目に非常に良くありません。
画面のコントラストがきつすぎて
長時間読んでいると、目が
疲れてしまいます。


それからこれが一番大きな欠点ですが
読むだけしかできない、ということです。
小説を娯楽で読んで楽しむ程度であれば
それでいいのかもしれません。
ですが、本を「使う」人間にとって
電子書籍なんて、どうしようもない代物です。


書き込みはできない、ポストイッ○は
貼ることができない、線だって引けません。
謙介の場合、線の引き方も、文章によって
色を変えたりして読み込んでいきます。

こうした「精読」に対する機能がまるで
ありません。
実際的に使えないものは
どうしようもないです。


残念ながら自分の中では
まだまだ電子書籍は使えない代物だなぁ、
というところです。


と、いいながら来週、電子書籍の未来
というテーマのシンポジウムに行くんですが。

実はその会で会の主催者から電子書籍についての
発表をしろ、といわれたのですが、
謙介なんて↑な意見しか持っていないですし、、

ちょうど別の発表をする前で
そういう余裕も全くなかったので
できませんと申し上げたのでした。

ただまぁ電子書籍の現状について
それを扱う企業からプレゼンもあるようなので
どういう将来予測をしているのか、
というようなことについては
見てきたいと思っています。


    ×    ×    ×


今週号のターザ○は「走る」ことの特集でした。
中を見ていたら、こんなスニーカーというのか
ランニング用のはきものがありました。
Jikatabi


これだったら地下足袋で走ってもいいんじゃない?
とおっさんの謙介は思ったのでした。(笑)

見出しだって「はだしに近づける」とあるし、、。

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Comments

 機能以前に,読みたいと思うものがないのです・・・(苦笑)
 まあ,著作権切れの作家を登録した青空文庫とかは,パソコン上での検索が容易なので重宝してますが。

 機械としては,まだまだ,ですねえ。

Posted by: Ikuno Hiroshi | 11. 10. 04 at 오후 10:38

---Ikuno Hiroshiさん
そうですよね。まだ読みたい本がないから、じゃあ、わざわざ自炊、までしてスキャナで取り込む、というのも面倒だし、で、それをやって画期的にいいことがあるか、と言えば線もひけませんしねぇ、、。

Posted by: 謙介 | 11. 10. 04 at 오후 10:57

見た目は格好良さそうですよね。
ナウいなぁ~、と(笑)。

仰る通り、目が疲れそうです。
ハードカバー並みのページ数を一気に読み込もうなんて思わないかもしれません。
僕も仕事で論文を読みますので、付箋できなかったり、線引きや付記できないのは不便だと思います。

電子版は漫画や小説を読むぐらいにしか使えないと思います。
あとは図鑑の類でしょうか。写真を含む書籍は厚くて重いので、電子化して軽量化できれば、色彩鮮やかで重宝するように思います。

Posted by: タウリ | 11. 10. 04 at 오후 11:48

---タウリさん
こないだ東京に行ったときに、山手線、東京メトロ、小田急線、モノレール、バス、といろいろ乗ったのですが、ついぞ一人もその端末持って読書している人は見かけませんでした。四国じゃなくて東京ですからねぇ。ひとりくらいそういう端末持って読んでる人がいても、、とは思ったのですが。 まだIkunoさんもお書きでしたが発行点数が少ないので限られています。目にしんどいし。日本語って横書きもできるんですが、もともと縦書きの言語として文字が成立してきましたから、横書きって、目に無理が生じているんですよ。画面が明るすぎてしんどいうえに、横書きの無理が重なって二重にしんどいですし、、。今のところはタウリさんのおっしゃるように図鑑とかだったらいいと思います。

Posted by: 謙介 | 11. 10. 05 at 오전 12:04

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