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11. 10. 05

しんろしどう

国語と日本史の勉強を見てきた高校生の二人も
そろそろ大学を選ばないといけない時期になったようで。
「謙介さん、どうやって志望大学を選んだらいいんでしょ。」
っていうご質問が二人からありました。
「謙介に聞いたって頼りにならんで。」
「いや、まぁ、でも、、。」
ということでお話を聞いたのです。

「やっぱり偏差値ですかね。」
「あんなもの見るのは無駄無駄。」
と俺がいうと二人は笑います。
「何で笑うんだよ。」
「だって多分そういうだろうと思ったから。」
「えらい。さすが。(何がえらいんだか。)」
「でも、どうして見て無駄なのですか。」
「あのね、あれって、推薦入試で入る人数は
入ってないんだよ。一般入試分だけでしょ? 」
「たぶん。」
「最近だと、AO入試とか自己推薦とか、学校推薦とか
スポーツ推薦とかで一定人数先に取るよね? 」
「はい。」
「そうしたら定員が100人で150人受けに来た時と、
定員が100人だけど、推薦とかAO入試で50人取っちゃって
50人の入試に150人受けにきたら偏差値はどうなる? 」
「そりゃ50人のところに150人受けに来たほうが偏差値
高くなります。」
「だからさ、偏差値なんてその程度の出し方しかしてないもん。
それにさ、その受験関係の会社(その受験関係の会社っていうのが、
やくざの企業ときたもんだ。爆笑)の言う偏差値の高い学校に
行ったから、っていまどき自分の理想とするところに
就職するって本当にものすごく難しいしさ。
あ、ごめんごめん。大学にこれから行こうとする人に
こんなこと言ったらいかんね。」

じゃあ何で見たらいいですか?
口コミですかね。」
「あれもねぇ、、、2chなんて、
あんなの自分の行ってる大学に
満足してる人は大抵書かないし、
匿名だからなんだって書けるし、、。」
「そうかもしれない。」


「俺だったらね、オープンキャンパスじゃない普通の日に
その大学行ってみるとかする、けど、、あ、でも2人は
高校の授業あるしねぇ、、。」
「ええ。」
「まぁそうしたほうが普段の学校の様子とか
分かるから、本当はそっちのほうがいいと思うけど、、。
後ね、その受ける学校の先生を調べるね。」
「どうやって? 」
「得意のぐーちゃんさ。」
「行きたい大学のサイトで教員組織を見る
そうしたら、その学科の教員一覧、
っていうのが出てるから、その先生の名前をメモして
ぐーちゃんで検索したら何か出てくるはず。」
「何か、って? 」
「その○○先生がどんな研究をしているとか
社会活動をしているか、っていうのが分かるでしょ。
少なくとも本を出すとか、学会発表してるとか
そういうふうに先生を調べる。テレビに出てる、なんていうのは
自分の本来の仕事をしていないわけだから、論外。」
「するとどうなるんですか? 」
「少なくともちゃんと仕事はしてる
先生だ、って分かるもん。
だから、俺の高校の頃なんか
友達の中には、あの大学には○○先生がいるから行く、とか
××先生のいる●●大学に行きたい、っていうヤツが
結構いたのよ。」
「先生ですか。」
「後、それから学校全体で学生にいろいろな
活動を経験させるプログラムを
持ってる大学かな。」

「どうしてそれが要るんですか? 」
「だって、学生の身になって、とか学生の
立場にたって、考える、っていうことが
できてるかどうか、その辺を見たら分かるでしょ。」
「あ、それも要りますよね。」

「後、当たり前だけど図書館とか研究のための
施設がきちんとしていること。結構有名な大学でも
図書館が貧弱とか研究のための資料が
揃ってなかったり、っていうところあるからね。」
「そんなところあるんですか? 」
「あるよ。たくさん。」
「どうしてなんですか? 」
「最近、ほら、新しい名前の学科が増えたでしょ。
だけど、それに見合うような資料がちゃんと
十分揃えられていない図書館って結構あるからね。
大学入りました。図書館に資料がありません。
では困るでしょ。まぁ図書館に本がちゃんとあるのがいいね。
ていうのかオープンキャンパス行ったんでしょ。」
「で、一層迷ってるんですよ。どこもよさげで。」

「最近はね、文科省のお達しで大学はアドミッションポリシー
をちゃんと提示しないといけないからね。」
「なんですかそれ? 」
「入学者受け入れ方針よ。うちの学校はこういう生徒を
学生として受け入れたいです、もしくは来てもらいたいです。
という方針。」
「あ、あどみ、、」
「ねぇ。何でも英語でしょう。困るよね。アドミッションポリシー。
それは一応、見ておくといいと思う。で、面接試験の時にさー
ぼくはこのだいがくのあどみっしょんぽりしーを見て、
この学校に行きたい、という気持ちになりました、なんて
言ったら、もうバッチリだからさ。(笑)」
「ほ、ほんまですか? 」
「たぶん。」


と、お話はしたのだけど
でも実際のところはねぇ、、。

謙介みたいにさ、
先生との相性で合わなかった、っていう例だってあるし、、。

先生は文化勲章もらうような優れた先生だった、と。 
でもその先生と相性最悪で
あの先生は嫌だ、っていうことだってあるしさ。(笑)
でも逆に一生師事して行こうと思った先生もいるからね。

まぁ最後は、入学案内を見て「えいやぁ。」で決めるしかないよね、
というような全然役に立たないご助言で話は終了したのでありました。
ちゃんちゃん。

   ×      ×       ×

岡田屋が委佐子の店を合併するだって。
ロイター電がそれを伝えていて、おどろいたー
といったらオヤジギャグ、だよなぁ、、。

(今日聴いた音楽 ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲 
 18つのコラールから 『装いせよ、わが魂よ』BWV654
 オルガン演奏 ヘルムート・ヴァルヒャ 1971年
 ストラスブール 聖ピエール・ル・ジュヌ教会での録音)
今年は、オルガン奏者のヴァルヒャさんの
没後20周年ということで引っ張り出して聴きました。
この曲名、謙介の好きな作家、高橋たか子さんの
作品のタイトルでもあります。

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Comments

推薦やAOやらで入った子とガチ入試の子は学力にものすごーく差がある場合が多いので、一般で受ける場合、一般入試の割合が高い方が、入ってからがっかりする確率が低いと思います。あと、校風があわないとか、地方出身者の割合がすごく少ないとかも入ってからのQOLにかなり影響するようです。地方出身、一人暮らし、男性、この三つが留年者に多いという話です。マンモス大で付属出身ばかりだったりすると、孤独で学校に行きたくなくなるんだとか。皆さん希望の学校に入学できるようお祈りしてます。

Posted by: アリクイ | 11. 10. 11 at 오전 11:14

---アリクイさん
実は謙介も大学に入って1年目はすっかりやる気をなくしていました。学校の校風が合わない、先生と人間関係ができない、自分は一体何をやりたくてここに入ってきたんだろう、とか考えました。それでも少しずついろいろなことを話せる友達もできて、学校の授業も2回生になって少しずつ専門科目が入ってくるに従って、自分のやりたいことも見えてきて、というふうになりました。この二人の高校生にもそのことを話しました。学校だからおもしろくないこととか、自分が思っていたことと違うことも多々生じるかもしれない。でも、その違ったことを逆に面白いと思って好奇心を持ってそれに取り組んでみると、今までとは全然違った世界も見えてくるし、その経験が後々ものすごく生きてくるから、というような話をしました。2人にはがんばって自分の道をぜひとも見つけてもらいたいなぁ、って思います。

Posted by: 謙介 | 11. 10. 11 at 오후 8:10

高校と大学とは学び方が全く違いますから、与えられるのを待っていては駄目なんですよね。現役大学教授の夫プラス大昔大学講師の私から…先生たちは基本的に学生に質問されたり、助言を求められたりするのは大好きです。どうぞご自分から学びたい事を見つけて先生たちを利用して下さい。私が先生になるとき、自分より優秀な生徒を一人でも多く育てなさいと言われました。ご自分の道は自分で見つけなければなりませんが、どの先生もよろこんでそのお手伝いはさせていただくと思いますよ。

Posted by: アリクイ | 11. 10. 11 at 오후 8:49

---アリクイさん
そうですよね。だから2人に言いました。大学というところは、どんどん学生が差別されるよ、って。熱心に先生に質問しに来たり、自分なりに問題意識を持って、一生懸命に考えようとする学生を見たら、やはり先生は好意をもつと思うんです。試験のときにしか出てこない、授業に出ても後ろで携帯のチェックをしているような奴は放っておかれますが、授業に対して熱心に取り組んでいる学生には、個人的に助言をしてくれたり、場合によったら本を貸してくれたり、その学生のためを思って特別指導してくれたりすると思うんです。(俺がそうでしたし、、。)だからやはり大学に何をしに来たか、大学で何をしたいか、真剣に考えた学生は、どんな時代にあっても、それなりの道が開けていくように思います。

Posted by: 謙介 | 11. 10. 11 at 오후 10:50

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