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11. 10. 20

秋色探訪(全9回のうちその8)

さて、街の北の端、桟橋まで来ました。
これが今治港の港湾ビルです。
できたのが昭和42年。おそらくこのビルが
できたときは港も活気にあふれていたに
違いありません。

Sanbashi1

以前はもう10分おきくらいに各島、中国地方との
船の出入りがあって、ものすごくにぎやかだった港も
便数が非常に減ってしまって、昔日の繁栄は回顧の話の中だけ
ということになってしまいました。

Sanbashi3

乗船用の浮桟橋だけで5つもあるのです。
いかに港を出入りする船が多かったか、
その数だけ見ても想像できますよね。
でも、今、使われているのはそのうちの2つだけです。
後の桟橋は使われないままポツンと
そこにあるだけでした。

Sanbashi2


皮肉にもこの寂れた原因を作ることになってしまった
来島海峡大橋が見えました。

今治市もここにきてようやっと中心部の活性化を
考えはじめたようですが、中心部を歩いていても
あんまり人が歩いておらず、やはり寂れた印象が
強かったです。

さて、時間が来ました。
再び風呂屋に行ってみます。
これがその建物です。

Rajium2


これは北側の道に面した方向から撮った写真です。
南からのアングルがこれ。


Rajium3


このドームは男風呂用ドーム、女風呂用ドームと
それぞれありますからドームが2つある、ということです。

大正の末から着工してできたのが
昭和2年だそうです。ですから
築後80年の建物です。

今治の空襲にもあたり一面焼け野原になった
そうですが、この建物は残りました。おそらく頑丈な
鉄筋コンクリート造だったからではないでしょうか。

そのために何もなくなってしまった市街地で
この建物が一時今治のランドマークになって
いたようです。


実は今から10年ほど前にこの今治を中心とする
震度5強の地震がありました。
でもこの建物は壊れませんでした。
(だからいまもこうしてあるわけですが。)
というのが調べてみたら
コンクリートを固めるときに使った砂が
海の砂ではなくて、上等の陸の砂を使ったために
硬度があって、それで耐えられたのだそうです。


Rajium1


早速中に入ってみます。
中はこんなの。

Rajium4


天井はこんな感じです。
Rajium6

中はこういうふうになっています。

Rajium5_2

中は浴槽が6つありました。
中央に4つです。一番出入り口に近いところに電気風呂。
入ったらびりびりします。謙介が京都に住んでいた時に
よく入りに行っていた近所の常盤の地蔵湯にもこれが
ありましたが、この電気風呂は苦手です。
それから写真の手前がぬるいお湯。向こう側が熱いお湯
の浴槽。それから右端も泡風呂です。もうひとつ
正面奥にちょっとこの角度では見えないのですが
泡風呂があります。ただこちらは入浴剤入りの湯の泡風呂でした。
この日の薬は「アロエ」でした。

それから写真を写した後ろ側に水風呂があったのです。
(その奥に乾式サウナがあります。)
これで6つの風呂がありました。
さらに屋外に打たせ湯と露天風呂があったのですが
これはもう長らく使っていないようでした。

このお風呂「今治ラヂウム温泉」と言うので、ラヂウムは
どうなっているのか、帰りに番台のおばちゃんに聞いたところ
以前は浴槽の中に天然のラヂウム鉱石を埋め込んでいた、
とのこと。今はもう無くしてしまって普通の銭湯なんだそうです。
でも名称は変更なし、だそうです。


お風呂から出たり入ったりしました。
ドームのところから昼のゆったりとした日差しが射しこんできます。
とても穏やかで、のんびりした感じです。
浴室の中は、全然人がいない、というのでもありません。
一人出たら、今度は一人また入ってくるという感じで
入浴の人が途切れることはありませんでした。
ご近所さんからは愛されている銭湯なのだと思いました。

この温泉ができたときはそれはそれはえらい評判で
今治に過ぎたものがラヂウム温泉、とさえ
土地の人に言われた、と聞きました。

さてお風呂から上がって、、。

Rajium7


体重計ですが、大阪弁で言う「かんかん」と言いたくなるような
ものです。みましたら、
昭和46年6月14日 創業者村上寛造之命日求之
と書いてありました。
創業者の方は村上寛造さんとおっしゃる方だったのですね。
昭和46年は1971年ですから、大阪万博の翌年ですね。
40年間ここで使われてきたかんかんです。

Rajium8


このベンチ。同じようなものを、以前風呂屋で見かけました。
ここのは単純な構造ですが、俺が行ってた風呂屋にあったのは
スライドができて、ベンチの長さが調節できるようになったものでした。

実はこの風呂屋、最初は2階がダンスホールでした。
今はバレエ教室になっています。
そうして3階はビジネスホテルになっているようです。
1泊4000円だそうです。
一度、機会があったらこのホテルに泊まってみたいなぁ
とも思いました。(でもできるだけはやいほうがよさそうですね。笑)

さてお風呂上りにはフルーツ牛乳、といきたいのですが
実はこの後、もうひとつ「たくらみ」というのか「企て」が
ありましたので、今回はフルーツ牛乳は見送られて
しまったのでした。
本日はここまでといたします。


(今日聴いた音楽 ロンドンデリーの歌
 バイオリン演奏 川井郁子 2004年 
 アルバム AURORA 所収 
 香川県PV「うどん県宣言」の中では
 丸亀の猪熊玄一郎現代美術館の
 学芸員役で登場していましたね。
 謙介、このロンドンデリーの歌、というのかダニー・ボーイ
 というのか、秋になってしみじみとした気分になると
 この曲を聴きたくなるのです。)


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