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11. 09. 18

倉敷(その3)

研修会場から道路を隔てて南側の建物に
博物館があります。
お昼からはここの見学です。
幹事をされたここの機関の方が案内してくれます。
一緒に行った人は「もつ見学♪」と言って
にやにやしています。

案内の人は、
「お昼ごはんの後で、ちょっと、、とも思いますが、
ご気分が悪くなっても全然問題ありません。
隣には高度救急医療センターがありますから、
ご気分の悪くなった方はご遠慮なく。」
と、ちょっとブラックな説明をしてくれます。

博物館に行きます。

Igakuhakubutukan5

この博物館の名前は「げんだいいがくきょういくはくぶつかん」
といいます。普通博物館というのは
絵とか書とか遺物とか場合によったら
汽車とか電車とか、まぁ生き物でないものが
展示物ですが、ここの展示物のほとんどは
ちょっと違います。


最初、2階の講堂で副館長先生からここの
博物館についてのあらましを説明してもらいました。
各階の展示内容とか、実際にできる体験コーナーの
話もお伺いしました。
実は2階部分は身体の仕組みとか、
どういうふうになったら病気になるのか
というのが各臓器ごとに分かれて説明が
あって、その2階フロアは一般開放している
らしいのですが、この3階4階のフロアは
内容が内容なので、基本的に見学の受付は
医学関係の方だけに限定をしている、と聞きました。
でも、謙介なんて文学系の人間ですが
特別に、ということで見学させてもらったわけです。

「後はご自由に、、」ということで、
まずは3階に行きました。
館内はこんな感じです。

Igakuhakubutukan2_2

(写真があまりになまなましいので
ちょっと小さめにしてあります。)

この写真の中にたくさんの標本が
写っていますが、
恐ろしいことに全部実物です。

ここには、人間のからだの各内臓の標本が
置いてあります。
臓器の部分ごとに分けて置いてあります。
たとえば脳コーナー
心臓コーナー 肺コーナー、肝臓コーナーというふうに。

脳コーナーには脳を横から薄くスライスして
その切れ目ごとに脳の中がどんなふうになっているかという
標本がありました。全部一つの脳をスライスして
作ったものです。
それから、脳に特殊な樹脂をコーティングして作った
触れる標本というのもありまして、脳の標本を触って
しまいました。
しかし自分の手の中に脳があるなんて、、。


でもたくさんの臓器のうちで
やはり見たかったのは肝臓コーナーでした。

Igakuhakubutukan1_2


左の端に正常な肝臓、という標本がありました。
そこから右は全部病気とか異常のある肝臓でした。
脂肪肝の肝臓は肝臓の周りに黄色い脂肪がぐちゃっと
ついていてやはりとても気持ち悪かったです。

メタボの人はこの標本を見たらいいと思います。
自分の臓器がこんなことになっている、と
思ったら、やっぱり気持ち悪いと思いますけどね。

それから肝硬変の肝臓、肝がんの肝臓といろいろな
パターンの肝臓の標本がありました。
でも、自分は今一体どの程度の状況なのだろう? 
というのもちょっと思いました。

肺がんになった肺、とか
脳出血した脳とか、そうか、このいうふうに
なるのか、と思いながら見ていました。
すると、係りの人が「みなさーん。今から
実際にやってみましょう! 」と叫んだのです。


「何を? 」


まず聴診器を人体模型に当てて、どこに聴診器を当てると
心音が聴けるのか実験をしてみました。
心臓の音がする場所の分かったところで、
次は正常な心音、異常な心音の聴き比べをしてみました。
どこがどうだったのか、
聴いてその特徴を述べなければなりません。
ほとんどお医者さんごっこです。
しかし、次はもっとすごいのがありました。
自分で模型に採血をするのです。
謙介、長い人生で採血なんてもう数え切れないくらい
してもらってきましたが
まさかここにきて、自分が採血をすることになるなんて、、。
思いもよらないことが出来してしまひました。
ひえええええ。


Saiketsu1

これが採血実習機です。
↓前の人がやっているところです。

Saiketsu2

「さあ、やってみましょう。」
先生から採血の道具を受け取ります。
いくら相手は模型だから大丈夫たって、、
しかもこの模型とってもリアルなんです。
ちゃんと弾力があります。
おそるおそる血管とおぼしきところに
針を刺し、、うーん、うまく行っています。
と、思っていたら、あれれ。血管が、、
最初のほうはうまく行っていたのですが
動いたときにちょっと外れたみたいで、、
あはははは。
聴診器で心音を聴くくらいだったら
普通のお医者さんごっこですが
でも、採血の体験コーナーって、、。

ただ今日は採血どまりでしたが、
別の日には、鶏肉を使っての
手術のあとの縫合体験もありますよ、
とのことでした。
しかし、多分一生のうちで採血実習なんて
するのはこれが最初で最後だと思うんですけれども、、。

やっぱり看護士さんとかお医者さまの医療方面は
全く不向きだということがよーく分かったのでした。

毎週がんセンターに行って、いろいろな資料を見せて
もらっているせいか、病気の内臓を種々見ても
気持ちわるーとかあんまり感じることなく
割と客観的に見ることができました。
後、2階に降りました。

Hiyake


ここは日焼けがいかに身体に負担を与えているか
という展示です。 日焼けのしすぎで皮膚がんに
なった患部の写真とか、どういうふうになると
皮膚がんになるのか、という説明がありました。
栄養士の友達が日焼けなんかしたらダメダメ
って言っていた意味が改めてよーく分かりました。


3時が来ました。
帰りのバスのこともあるので、主催者の方にお礼を
言って、失礼することにしました。
ここからJRの駅まで歩きます。
もう一度岡山に戻って、岡山駅でちょっと休憩です。
本屋さんで帰りのバスで読む本を買って
後お土産を買って、16時50分のバスに乗りました。


瀬戸大橋を渡ります。

Tuchinoto

正面に見える島の左が大槌。この島の真ん中に
岡山と香川の県境が走っています。
そうして右側の島が小槌。
この大槌と小槌の間の海には伝説があります。

崇徳院が配流の際、供養として書いた写経を
都に送ったのですが、そんなもの要らん、と
受け取りを拒否されて送り返されてきました。
その送り返されて来た写経をこの二つの間の
島に怒って投げ捨てた、ということです。
その場所から右上に目をやるとその崇徳上皇の
陵のある白峰が見えています。
Shiromine_1


バスはあっという間に瀬戸内海を渡りました。
川崎重○の造船所が見えたら、もう四国です。
Kawajyu


原発が止まったので、ここにある火力発電所も
フル稼働だそうです。
Yonden_1


再び四国に入りました。
19時ちょうどにバスは前日、車を止めたバス停に
停まりました。バスを降りるときに駐車場の
48時間サービス券をもらいます。これを入れると
2日間の駐車場利用(4000円)が無料になるのです。
ということで倉敷から無事に帰ってきたのでした。
お読みくださってありがとうございました。
ひとつ終わったと思ったらまた明日から出張です。
果たして飛行機は飛ぶのでしょうか。

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Comments

医学の博物館、興味があります。
実物展示は面白そうですね。
タイのシリラート病院にも同じような博物館がありますが、あちらは犯罪者などの遺体を(おそらく無許可または強制的に)展示用加工したものです。

橋で繋がり、ほぼ陸続きなのは良いですね。
こちらはどこに行くにも飛行機が必要です。
今、台風15号の真っ只中。
幸い直撃はしていませんが、どんより天気の状態です。
明日から再び出張とのこと。
気をつけて行ってらっしゃい!

Posted by: タウリ | 11. 09. 18 at 오후 5:32

---タウリさん
 今気象庁の台風予報を見たら、なんだか台風一回転してまた元のところみたいですね。でもそこからぶいーんとこちらのほうに来そうで、実は帰りの飛行機の便にかちあわないかとハラハラしています。
医学博物館、いい経験でした。生まれてはじめてすべての臓器を見ました。それとともに病気の臓器も見ることができたので、それもまた参考になりました。一般来訪者歓迎だそうです。ぜひ、とは言いませんが(笑)なかなか興味深いものがありましたです。

Posted by: 謙介 | 11. 09. 18 at 오후 5:50

>謙介さん
 遅くなりましたが、お誕生日おめでとう
ございます。幸せな1年となりますように!
 とても貴重な体験なさったんですね。私は
人体の不思議展?には行ったことありますが
こちらも煙草を吸った人の肺などの展示が
ありましたが、確か昨年からだったか打ち切り
になったと聞きました。
 まさか提供者が臓器売買とか絡んでるとか?
まさかね。映画、アジョッシ見たばかりで
変な妄想してしまいます><;

Posted by: yoko | 11. 09. 18 at 오후 7:53

私も脳をスライスにして樹脂で固めた標本を触ったことがあります。それも本物ということでした。

その標本を持ってきた人は、「今じゃもう作れなくてね(倫理的に、の意味だと自分では思っていますけど)、大変貴重で価値のあるものです」って、ドライに説明していましたが、慣れというのは恐ろしいものですね。手に握っているのものと実際にあるものは別物になるようですよ。

Posted by: ヒシ | 11. 09. 18 at 오후 10:41

---yokoさん
 そうでしたそうでした。人体のいろいろな臓器とか骨格とか見せる催しがあって問題になりましたね。実はその催し、四国でもあったんですよ、NH○の肝いりとかで、県美術館で大々的に宣伝してやっていました。でも田舎のせいだったのか、あんまりそういうのに大して批判的な意見もなく平穏に? 終わったのを覚えています。メッセージありがとうございます。これからも一日一日大切に生活していきたいと思います。

Posted by: 謙介 | 11. 09. 19 at 오전 5:43

---ヒシさん
自分の手の中に脳の標本が、、というのは、変な感覚でした。この博物館、隣が医科大学だったので、その学生の教育用、ということが大きいと聞きました。脂肪肝とか日焼けからの皮膚がんの皮膚とかそういうのを沢山見ました。時間をかけて見ました。改めて健康の大切さを考えなくては、と思いました。

Posted by: 謙介 | 11. 09. 19 at 오전 5:46

大変ご無沙汰してしまいました(;´д`)トホホ…
私は水銀柱で血圧を測る練習をしたことがあります。聴診器で鼓動を聴きながら測るんですが、結構難しかったですよ。たしか、このとき聴こえる鼓動の音をコロトコフ音と言うそうで、その言葉だけ妙に頭に残っています。
看護学校では生徒同士が実験台になって採血をやりあうと聞きましたけど、今はその前に、こう言った模型を使うんですね。
あ、そうそう、人工呼吸の訓練も何度かしかましが、模型は女性のものしか当たったことないんです。ぜひ男性バージョンのものでも実習してみたいです(笑)

Posted by: mishima | 11. 09. 19 at 오후 11:30

---mishimaさん
看護士さんたち、お互いに採血のしあいっこをするんだそうですが、やっぱりまだ最初で上手にできなくて、腕がパンパンになってしまうのだそうです。それでまずこういう機械である程度経験をして練習をしてからいよいよ人間でやってみる、と聞きました。これはユニセックス(笑)でしたが、そうですよね。そういうのがあったら是非試してみたいと思いますです。

Posted by: 謙介 | 11. 09. 20 at 오전 12:11

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