« やっぱりなかったぞ。 | Main | ウジウジ男子 »

11. 08. 26

やまぎゅう

うちの家では、テレビとかCMで
俳優のアサノタダノブ氏が出てきても
誰もアサノさんとは呼ばない。
彼はうちの家ではあくまでシライくん、なのだ。

シライセーイチ、はとある映画の中で
アサノ氏が演じた高校生の名前。
今のアサノ氏と、詰襟の制服の高校生のアサノくんの間には
正直、ものすごい距離があるのだけど、でもうちの家では
変更なく「シライくん」、ということになっている。
           これがアサノ氏。  ↓
Shirai


 


それはともかく。
その彼らの通学していた、という設定だった高校のすぐそばに
やまぎゅう、というお店がある。

正式には、毎日牛乳山田販売○だけど
地元ではみんな略して「やまぎゅう」という。

Yamagyu2

やまぎゅうは牛乳販売店の表示があるのだけど。
この店の前にこんな看板が立ててある。

Yamagyu11


さっきも書いたようにここは近所の高校生御用達の店で、
中はこんな感じ。

Yamagyu4

部活帰りの現役高校生も来れば、高校を卒業してから
帰省したときに来る人もたくさんいて、、。
この寄せ書きを見てもらえたら、このやまぎゅうの
じいちゃんばあちゃんがどんなに愛されてきたか、
わかってもらえると思う。
↓来店者だってもう老若男女を問わず状態でしょ。

Yamagyu3


この店は最初の職場で同僚だった人がこのやまぎゅうの
近くの高校の卒業生で、もう彼が折に触れては
あそこのソフトクリームがいかに絶品なのか、
ということを力説してやまなかったので、自然に頭の中に
ソフト=やまぎゅう、という刷り込みができてしまった。

ここの名物は、看板にもあるように
「濃く強いソフトクリーム」なのだ。
こんなの。

Yamagyu1

これを食べたら、あ、そうそう昔のソフトクリームってこんな味だった
って舌が思い出した。味はものすごく濃いのだけど
牛乳本来の嫌味のない濃さなのだ。

味覚って、おもしろいなぁ、と思う。そういう以前食べた味を
結構ちゃんと覚えていて、同じようなものが出てくると
それが何十年経っていたとしても、あ、そうだった、
と、思い出す。

やまぎゅうのソフトみたいに
本当に牛乳の濃く強い味のするソフトはいまどき本当に
食べられる機会がぐん、と、減ってしまった。
そういう昔のまま、ということを踏襲しようとするのは
ここの店のおばあちゃんおじいちゃんのように
「良心」でがんばって以前の味を続けている店でしか
味わえなくなってしまった。
しかもソフトクリームひとつ200円ですよ。

謙介は何せ田舎の人間だからさー。
近所に酪農してる人も居て
原乳をもらって飲ませてもらったこともあるし、
原乳からプリンを作ったんよ♪ってそこのおねいさんが
作ったプリンをもらったこともあって、濃い牛乳から
混ぜ物なしで作ったクリームとかプリンがどういう味なのか
というのは舌が覚えている。


でね、ソフトクリームっていうとハーゲンダッ○
とか言う人も多いんだけどあのソフト、って本当に
おいしい、って思う? って、俺ちょっと
聞いてみたい気がするの。

ハーゲンダッ○のソフトって確かに濃厚な味はするよ。
でもね、俺、どうしてもあの味ってさ、自然の牛乳をたっぷり使った、
っていう味じゃなくて、増粘多糖類とか脂肪とかっていう混ぜ物を
たくさん別に注入して作ったソフトっていう味しかしないの。
だって自然の乳の味がしないんだもん。

あのね
牛乳に油分を入れたらおいしい、って感じる人って結構
多いからね。

だいたいがスーパーで売ってる濃い牛乳なんて、
(確かにジャージー種の本当に濃い原乳から作ってる
ところもあるけど、大抵は普通の牛乳に生クリームとか
脂肪を放り込んで)濃さを強調しただけの牛乳が多いし、、。

コーヒーに入れるスジャー○とかメロディアン、、って
白い色を付けているからミルクっぽく見えてるけど
あれってさ、単に白く色づけした油だもんね。

コーヒーフレッシュ、入れたら味がマイルドになるのは、
単にコーヒーに油を入れているからマイルドなお味に
なってるだけのことだし、、。

だからハーゲンダッツのソフトだっていろいろと牛乳以外
のものが入っているから最後の後味までしっかりした
濃厚なお味でしょ。

ちゃんと正直に牛乳を使ったクリームだと、
確かに最初の口当たりはものすごく濃厚なのだけど
やがてさらっと溶けていって、後味は意外にあっさりとした
味わい。最初のインパクトが強かったために後味は
意外にあっさりしているから、え? って思うくらい
そう強く残らない。
自然の味わいってそういうものだと思う。


その辺の味わいの差が本当に牛乳を使っているのか
ビニール袋に入ってるクリープみたいな粉を機械に
どさどさと放り込んで、バケツの水をバシャーっと入れて
うにょーっと出してきて、っていうのの差だと思う。

でも、あんなに混ぜ物だらけでどうして
ハーゲンダッ○のソフトってあんなに高いんだろ。
380円だもんね。やまぎゅうの倍近いのよ。


だけどさー、うちのブログもやまぎゅうみたいで
ありたいと思うんだ。
アクセス数とかすごいとか、みんな知ってる、
っていうアイスクリーム界のハーゲンダッツ
みたいなのじゃなくてさ、
自分の良心で文章を書いて、分かる人だけに
見てもらって自分でも納得できている、って
四国の田舎の普通のお店で、決して全国的に、、
っていう店ではないけれど、おじいさんも納得して品物を
出しているし、買いに来る人は知ってる人、、。
やまぎゅうみたいな営業方針でやっていきたい
なぁ、っていつも思う。

あ、そうそう
やまぎゅうのソフト、食べたい人は大急ぎで行きましょう。
お店の前の県道の拡幅工事でお店立ち退きになって
しまって、近く閉店する、そうです。

|

« やっぱりなかったぞ。 | Main | ウジウジ男子 »

いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

私はソフトクリームといえばスガ○ヤです。
あの、名古屋本店で、先割れスプーンでラーメン食べるお店です。
長い間、100円で頑張ってましたから、子供のころに100円玉握り締めて買いに行くのが楽しみでした。
やまぎゅうのソフトクリーム、濃いはわかりますけど、強いんですかw(゚o゚)w
パンチの利いた味ってところでしょうか。
久々にスガ○ヤのソフトクリーム食べたくなってきた(笑)

Posted by: mishima | 11. 08. 26 at 오후 11:22

---mishimaさん
そうですね。最初のインパクト、それから口の中で溶けていくあたりまでは濃厚でかつしっかりしているんですけど、後半すっと溶けていって後はそうくどくないんです。それこそ京都弁で言う「まったりしたお味」なんですけどね。寿がき○、この辺でも袋入りの麺は見るようになってきたので、結構知られるようはなってきました。

Posted by: 謙介 | 11. 08. 27 at 오전 8:27

記憶と結びついた味覚ってとても強いですよね。自分でも驚きの頑固さを感じたことがあります。牛乳で言えば、学校給食の刷り込みのせいか、成分無調整以外の牛乳は違和感を感じてしまいます。謙介さんは牛乳を買うときの決まりはあります?

スーパーはいろんな規格の牛乳が並んでいますが、成分表記を見ればおもしろいですよね。

Posted by: ヒシ | 11. 08. 28 at 오전 11:58

---ヒシさん
味の記憶、って、今回このやまぎゅうのソフトを久しぶりに食べて、案外はっきりと覚えているものだ、って思いました。というのか、だんだんおっさんになって、昔の記憶ははっきりとしているのですが、最近の記憶のほうはなかなか覚えられないのかも、、(笑) というのか、昔食べたおいしいものが自分の味覚の基準になってしまって、最近外食で食べてもあんまりおいしい、って思えるものが減ってきているんですよ。以前は「高いところ」へ行ったら、それなりにコックさんとか板前さんがいて、腕をふるってくれましたけど、、最近は、ほら、一流ホテルに行っても何せ冷凍食品ですし、、。味の素の入った料理ってどうしても舌が反応してしまうし、、、。最近外食が減ってしまった理由の一つは、たぶんそこだと思います。外でお金を払って食べるだけの料理を出してもらえなくなった、ということです。
 前にうちの仕事場に来ていた某牛乳会社の人が堂々と「うちの牛乳は水で薄めている。」ということを言ったことがあったので、そこの牛乳はどんなことがあっても買いません。そこ以外の会社だったら、結構適当です。でも後ろの表示は見て、生クリーム添加、とかカルシウム添加、と言った混ぜもの入りの牛乳は買いません。

Posted by: 謙介 | 11. 08. 28 at 오후 4:54

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/52541299

Listed below are links to weblogs that reference やまぎゅう:

« やっぱりなかったぞ。 | Main | ウジウジ男子 »