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11. 08. 03

思えば、、

かつて蘇州に6か月暮らした。
まだそのころは高速鉄道の「こ」の字もなくて
蘇州から上海はちんたらちんたらと特急列車で2時間くらい
かかってた、と思う。南京から上海までが4時間ちょいくらいだった。

Sonhei


(写真は上海だけどね。)

途中無錫と蘇州に止まるだけだったけど、本当にのんびり
走ってた。
ウン十年前(天安門事件なんて起こるまだもっと前)
でさえも、仲良くなった人と世間話をしていると
たまに激しい口調で彼らが日本で言う市とか県レベルの
共産党の人民委員会がいかに汚職とわいろの塊みたいな
機関になっているか、といういうことを吐き捨てるみたいに
言うことがあって、そのあまりの口調の激しさにびっくり
したこともたびたびだった。
中には「ケンスケ、この国は中枢からしてもう腐ってるんだ。
一度ばらばらにして再出発しないとどうしようもない。」
とあのころすでにそういう人さえいた。

あれから何十年と経過しているんだけど
相変わらずだなぁ、という気がする。

先週うちのオフクロが東京に行った。
成田屋のぼんの公演を見るとかで。
そういえば、ちょっと前にその成田屋から
お手紙がきていた。見せてもらったら、
もちろん上等な分厚い紙に何やら文章が
書いてあったのだけど、、。

その文章たるや、小学生の作文のようなたどたどしい文章で
事の経緯が書いてあって、最後にとってつけたように
「すみませんでした。」と書いてあった。

おそらく、この文章の下手さ加減からみて、
これは本人の書いた文章に間違いないわ、とオフクロの変な断定(笑)
があった。
で、お江戸まで往復新幹線でそのぼんの公演を見に行った。
途中京都からはおばが乗ってくれたので安心はしていたのだけど、、。

帰る日、東京駅から家に電話があって、「9時6分着になるから。
お迎えあんじょう頼みます。」ということだった。
へいへい、と聞いたので、9時5分過ぎに駅に行って待っていると
9時10分過ぎにオフクロが改札から出てきた。

オフクロはのんきに『列車は定時に着くもの。』と信じて疑いもして
なかったけれど、俺は本当にすごいと思った。
1000キロ離れた街で、到着時間を言って、
それが1分の狂いもなくピタッと9時6分に
列車は到着したのだ。
俺は本当にそのことに感動した。
やっぱり日本の鉄道は、すごい、と思った。

たとえば日本では何かの事故とか天候で
鉄道が遅れたりすると、駅の人に詰め寄る人がいる。
でも、それって言うのは、
(確かに都会では結構事故の関係で鉄道が
遅延することがあるのはよく聞くけどそれでも、、)
いまなお日本の鉄道は基本的に定時に走っていて、
遅れることがまだどちらかと言えば珍しいから、
そんな信用しているはずの鉄道が 、、って
いうこともあるのでは、と思ったりする。


なんでもそうなのだけど、発達段階というものが
あって、AからB、BからC、CからD、
というふうに順を追っていかないといけない。
それをもしも、AからDへ行ったとしたら
それは無理をした、ということで、どこかでその無理が
爆発して、必ず何かしらの揺り戻し、というのか
逆行が起こる。

そういう原理を無視してAからいきなりZなんかに行くから
無理が生じてああいう大事故が起こったのだろう。
そんなことを思うけどねぇ。

    ×    ×

さてもさても8月になりました。
謙介、昨日、8月の日程で後から決まったものを
予定表に入れていったんですが、
本当にあれやこれやとありそうです。
自分の発表もありますし、参加する行事も
たくさんあって、今年の夏はとんでもなく
忙しい夏になりそうです。

そういうわけで
このブログの更新も細切れになったり
簡略版になるかと思います。
申し訳ありませんがどうか
ご容赦ください。

暑中お見舞い申し上げます。


どうぞお元気でお過ごしください。
それからまたこんなできごとがあった、
こんなところへ行ったよ、
ということがあったら是非教えてください。
そんなお話、楽しみにしています。

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Comments

 確かに,日本の鉄道の正確さは恐ろしいほどです。妙に生真面目な国民性のせいなのか・・・。
 そのおかげで新幹線が深刻な事故を起こさずに済んでるわけですが・・・原発で味噌をつけちゃいましたね・・・(苦笑)

 うちのブログでも取り上げましたが,あの高速鉄道の運転士がたった十日間の訓練で・・・って,ほんと途中経過端折り過ぎ。
 これに比べたら,パリパリの韓国はまだいい方ですねえ(苦笑)
 ・・・でも,不具合頻発の山川号には乗る気になれませんが(爆)

 暑い(のかな?内地は)中ですが,お体お大事に。

Posted by: Ikuno Hiroshi | 11. 08. 03 at 오후 9:31

---Ikuno Hiroshiさん
やっぱり基本的にあの国って毛沢東の時代と変ってないんですね。「鉄路大躍進」をやりたかったんでしょうから。でも10日間でどうやったんでしょう? 加速のしかた、減速のしかた。ブレーキのかけかた。って座学で習って、2、3日実習しておしまい、だったのでしょうか。韓国の鉄道はおフランスが大好きみたいです。前に清涼里で見た電気機関車もおフランスのそのまま、でしたし、、。KTXは導入時期が日本大嫌いの金泳三大統領の時でもありましたし、日本より速いやつ、っていうんであれになったわけですが、、。でもソウルの友達に聞くと、大きい事故こそ起こっていないですが、遅れる、運休はもう毎日のようにあって、あんなのダメ! って怒っていました。やはり日本の新幹線はすばらしいです。

Posted by: 謙介 | 11. 08. 03 at 오후 11:18

謙介さん、皆さん、こんばんは。

3月11日以前だったら、だから中国は、と言ったのでしょうが、原発事故の後では、そんなことは言えなくなりました。

東電の対応のおそまつさは、大変残念ながら、東電単独の組織の問題だけでなく、日本の最高レベルの大学、大学院を出た原子力技術者、学者、役人の知恵が集まった成果があれです。地震でそもそも原子炉が壊れてしまっただけでなく(津波で壊れた訳ではないのです)、非常用電源を動かすことさえも出来ず、更には津波で壊滅的な被害を受け、大爆発を起こして(それも三度も)しまいました。東北電力や、日本原電は津波対策も、地震対策もしていて無事だったのに、東電だけ出来ませんでした。その後の、放射能の汚染についても、政府、東電の発表は、意図的なのかどうなのか、中国の政府発表と五十歩百歩のような気もします。

新幹線には今でも乗っていますが、最近「日本ブランド」について、全く信頼感が無くなってしまいました。国も大企業も中国とどう違うのか、考える毎日です。恐らく、東日本に住んでいる人は、皆同じように感じているのではないでしょうか。

Posted by: まさぞう | 11. 08. 05 at 오후 6:50

---まさぞうさん
前に謙介、電力会社が嫌い、と言ったのですが、理由の一つに電力会社の中の構造的部門差別があります。電力会社の社員って、完璧に二つに分かれるのだそうです。一部の研究職とか将来の幹部候補のエリートと、大半のそうでない人と。で、原子力は先進・専門性の部門だったので、同じ電力でありながら他のセクションから半ば独立したような形になっていたようです。独立と言えば表現はいいのですが、他のセクションからの口出しを一切許さない構造になっていたようです。長年のそうした原子力分野だけの別扱いをされていたので、「えっへん」というところがあったのでしょう。えっへん、で、何もそうした対策をしてきていなかったので、こういうことになっているのでしょう。それはある意味予見されたことだった、かもしれません。
俺が三代実録で、津波があったけど、と言ったって、「そんなもの」で済ませていましたから。前からこのブログでもこの国の劣化、ということについては話してきましたけれども、確かにそういう部分が増えてきているのは確かです。現実を見て悲観するばかりでなくて、じゃあ、そこから、どうするか、どうしたらいいのかということもすこしずつ考えて行かねばならないように思います。

Posted by: 謙介 | 11. 08. 05 at 오후 10:32

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