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11. 07. 20

うどん

(すいません。今日も絶好調に
無意味に長くなってしまいました。
先日も、よそのブログの5倍はあるな、
と言われてしまいました。
最初にお謝りしておかなくてはなりません。)

小麦を使った食べ物関連でもうひとつ。

今日、讃岐うどんの商標を中国政府が許可しなかった、
って記事もありましたね。
まぁ中国のあれは商標だけのことでしょうが、
本当はあれ、単に商標だけの問題でないんですよ。
讃岐うどん、っていうからにはやはり
外したらいけないポイントがあります。

もちろんひとつは讃岐うどんの独自の
製法で作る。(生地をよく踏む、手打ち。)

ふたつは出汁に観音寺の沖の
伊吹島辺で取れるイリコ
を使っているかどうか。

みっつにうどんのネギは
絶対に細ネギでなくてはなりません。
太ネギなんて邪道です。

そういうポイントもクリアできずに
讃岐うどんだなんてダメです。


ということで、今日はうどんの話です。

なんだこれは? と思ったのが  この文章です。
まるがめ製麺がいかに素晴らしいか
と書いてある記事ですが、、。

大体まるがめ製麺って言うくせに、
丸亀市には一軒もないのはなぜ?(笑)


それにこの記事に「47都道府県に出店」とあるけど、
香川ではまるがめせいめんなんて
言って出してないです。
だから俺も最初、県外の人から
まるがめ製麺、って、、って言われて
何のことやらわからなかったですし、、。

高松のオカダヤの中に「亀坂製麺」とか言う名前で
出してるのが香川では唯一の店舗だと思います。
で、そのオカダヤですが、地元の人間は
いまひとつ行きたがりません。
なぜかと言えば広すぎて歩くのがしんどいからです。


地元の人間であれば、そんな広いところに物見遊山半分で
買い物に行くんじゃなくて、日常の食料品とか
必要なものをさっと買える規模の店に行きます、って。
地元民が行かないから、っていうんで
遠くからの人を呼び込もうとしているのですが
高松の西にあるオカダヤは交通が他地域からのアクセスが
いまひとつよくないのであまり他地域の人も行きたがりません。

でも行ったら、とりあえず広いし、、、オカダヤを出たらうどん屋
の2軒や3軒はありますが、わざわざ外に出て
うどんだけ食べに行く、という人もいないでしょう。
ですからオカダヤの中のその亀坂製麺は
行き場がないからしょうことなしに、まぁそこにするか
というあまり積極的でない理由で客が来ている、というのが
謙介の見たてです。


しかし、さっきも言いましたけれども
丸亀の街にはまるがめ製麺ないですし、高松だけ
亀坂製麺、っていう違う名前で出している。
でもどうして他の地域と同じようにまるがめ製麺って言う名前で
出さないんでしょう?

たぶん香川で「丸亀」という名前を出してやっていくだけの
自信がないんだと思います。

だけどこれだけでも、もう腰が引けてる、っていうのか
覚悟が決まってないなぁ、っていう気がするんですよね。
やるならどうして地元でもあそこは評判、って言われる店を
目指さないんでしょう? 亀坂なんて訳のわかんない名前で
お茶を濁してしまって。
そりゃ会社側は「これがビジネスのやり方なんだ」っていうんでしょうけど。
 
で、食べずに評価したらいけない、って思いましたから
ちゃんと何度か行って食べてみました。

で、やはり香川だとこれではやっぱり無理なんじゃ
ないか、って思いました。

何で無理か、って言ったら、香川県のうどんの普通の相場から
行ったらこのまるがめ製麺はまず値段が高いです。
かけの小が280円です。
野菜かき揚げが130円。


前から言ってるように、かけうどんの小を取って
上にてんぷらとか油揚げの甘辛く炊いたのとか何か載せて、
300円台で収まるのがこっちの普通です。

Zentsuji


前にも言いましたけれども
上のうどんで合計360円でした。
うどんの小は200円前後。
大体上に載せる天ぷらとか一緒に食べるコロッケで
平均80円から100円が普通です。


まるがめ、、、でそれやったら
500円を越えてしまう、って思います。
香川県の人間で1回のうどん代に500円という
のはものすごく抵抗感のある値段です。
500円を出しておつりがこないと高い、
と思います。

それから肝心のうどんの質が安定してないんです。
3回食べたら3回ともうどんの柔らかさが違いました。
ある日は硬くてゴリゴリだった日もあるし
ある日はべちゃべちゃに柔らかかった日もあるし、、。

何度も言うのですが、他地方の人が
誤解しているなぁ、と思うのは、
さぬきうどんのコシのことです。

うどんが柔らかくても、しなやかな弾力が
あるというの本当のうどんのコシで、
たまに「食べたら口の中でやたらゴリゴリする」
っていううどんにぶつかることがあるんですが、、
それは単に茹で時間が足りないだけです。
そんなのをうどんのコシ、とは言わないです。


そのまるがめだか、かめさかだかの記事に話を戻します。
中で、文章にすごく違和感があったのがここです。

  「正確性」と「迅速性」という成果品質をカバー
  しているのは当然ですが、うどんとトッピングの
  種類が極めて豊富であるので、その組み合わせ
  によってお客様の個別の好みに合ったうどんを
  提供することができます。これは「柔軟性」と
  いえると思います。

香川のうどん屋で普通のところだったら
大抵てんぷらとかコロッケとかをトレーに
載せておいてありますけどね。おでんだって
ありますけど、、。もっと言わせてもらったら
丸亀製麺のそのかき揚げとかてんぷら類の
バリエーションはむしろ香川のうどん屋から
言ったら限定的で少ない、という気がしました。
かき揚げなんてでかいですが
あんなに大きいの、全部食べるの油っぽくて食べるのしんどいです。

しかも丸亀製麺のうどんのつゆが、やたら甘いから
かき揚げはでかいわ、うどんのつゆは甘いわ
で、全部ちゃんと食べたら、胸のあたりが油と
麺つゆの甘さで正直ちょっとしんどくなってしまいます。

それでもっと不思議に思った文章が以下。


  さらに、店舗に足を踏み入れるとすぐに目の前に
  飛び込んでくるのが、うどんの製造工程現場。
  うどんの粉からうどんにする製麺工程、
  それを茹で上げる工程に、それぞれ専門の職人がついて、
  てきぱきと作業をしている環境をつぶさに目にすることができます。

こっちのうどん屋って、普通どこのうどん屋どこでも
これが当たり前ですけどね。
おっちゃんが客の目の前で小麦粉の塊を
麺棒で伸ばして、伸ばせたら、包丁でとんとんと切って
粉をふるって釜に入れて、茹でて、、
っていうのが、目の前で行われています。
その横で大きな流しがあって
タモ網で茹でられたうどんが流しのザルの上に
バサーっと出されると、おばちゃんが水道を
全開にしてうどんのぬめりをとりつつ
うどんを締めて、右手でサッととってお椀に載せ
1人前のうどん玉にして「もろぶた」のスノコの上に
置きます。おっちゃんおばちゃんの動きに寸分の
無駄もありません。 もうまったくの名人芸です。
もう本当に流れるような作業です。


Udon

↑うちの近所のうどん屋だってこうですもん。
後ろのほうでおっちゃんがうどんの生地を伸ばして切っています。
それをおばちゃんが釜でゆで、ゆであがったのを水でさらして
一玉ずつにしているところです。
こんなのこの辺のどこのうどん屋でも大抵は
客の目の前でやってます、って。
(だからこそこんなふうに写真に撮れるわけです。)
別に「てきぱきと作業をしている環境」って言わなくたって
これが普通です。
俯瞰してみるとこうです。
うどんの製作過程なんて当たり前のように見えます、って。


Mabuchi_2

そうしたら、この記事書いた人なんて言うんですかね。
オープンキッチンのうどん店、とか。(笑)
おそらく、これだけ見てもぱっと分かるのは、
この文章を書いた人間は
香川のうどん屋なんか来たことないんじゃないか、という
ことです。
だからその後の文章がこうです。


  普通のうどん屋では、おやじが奥の厨房で
  作るので、どうやって作っているのか知る由も
  ありませんが、丸亀製麺の場合は、
  このプロセスの見える化の仕組みによって、
  お客様に「安心感」と「好印象」を与えているのです。

いえいえ。香川のうどん屋は客の前でうどんを打ってるのを
見せているのが普通ですから。

うーん。あなた碌にうどん屋全般について取材もせずに
この文章を書きましたね。
それが感想ですね。


あ、そうそう。
こないだから、高島兄弟の弟のニュースが
結構出てましたね。しかし こんなの見てる謙介って、、。

ちなみに香川○之のおっかさんもトゥナイトをうたってまーす。
と、うどんの話がいつしか最後は宝塚で終わるという。

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