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11. 03. 29

京都みやげ一冊いかがどす?

Irie1103

入江さんの新刊、『京都みやげ一冊いかがどす?』
が出ました。 イラストはおおっ!の坂田靖○先生。
ISBN13ケタ版コードは9784473037305です。

実は、26日の土曜日、謙介はこんなところにおりました。

Kitaojista

いまひとつよくわからないかもしれませんが
京都市バスと地下鉄の北大路の駅です。
このアングルは普段は一般の人が
入れない建物からなのでちょっと
珍しいと思って撮りました。

今回もバスで上洛したのですが
バスが桂川を渡るとき、窓の外を見て
正直驚愕しました。
愛宕山が雪で真っ白だったのです。
京都駅に着いてバスを降りたとき、
あまりの寒さに震えました。
3月の下旬とも思えない寒さでした。
京都の北のほうで用事があったので
そのまま地下鉄に乗りました。
地下鉄で北大路駅について、地上に出て
会議の場所に行って窓の外を見たら
比叡山も真っ白。
とにかく寒い京都だったのです。
(この京都の話はまた別稿で書きます。
今日はそんなことはどうでもよくて
入江さんの新刊のことです。)

京都についてはさまざまな雑誌や本や
ガイドブックが出ていますよね。
新京極の紀伊国○書店にも
四条の淳久○、ブックストア談にも
大昔の三越の跡の四条河原町の
ブックファース○にも大抵の大きな書店には
京都の本のコーナーが
あります。

そういう本とか雑誌とか謙介も一応見ていくのですが
そういうものって、謙介的には3つに分類できるように思います。
なんか最初から大上段に振りかぶっていていかにも
京都のガイドである、というようなもの。
でもねこういうやつ見てたり読んでたりすると、こちらまで
緊張してしまうようなところがあります。

それから、なんでか知らないのだけど
センスのいい写真も載ってて、おいしそうな
食べ物の写真も載ってて、楽しげな場所の
写真も載ってるのだけど、
俺的には、用事ないわ、で
片づけられてしまうような本とか雑誌。
これ、本当に不思議なんですけどね。
きれいな写真とか載ってるんだけどねぇ
見ていて全然心が動きませんの。


そうして最後は中に自分の知っている場所があったとしても
そうそう、そやねん。あそこなぁ、と読みながら共感できるもの。
入江さんのご本はこれに入ると思います。

だけどどうして読みやすいんだろう、と考えたのですが
おそらくは入江さん自身が、構えずにごく自然な形で
この京都という街について書いている、というところが
すごく大きく作用しているのではないか、と
俺は思うのです。

そして街中で見てきたこと、感じたことを
読者に報告しているのだけど、その報告を
ご自身で楽しみながら書いていらっしゃる、
ということも大きい。
おそらくはその書き手の「楽しい気分」というものが
読んでいる側にも自然に伝わるからこそ、読み手の側だって
そうそう、とつい相槌を打ってしまうような
文章になっているのではないかしらん、と
俺は思うのです。

ここでは内容には触れないでおきますね。
それは読んでみてのお楽しみですから。
本当にお楽しみなんですよ。
読んでいて、ページが
次第に少なくなっていくのが惜しい。
え、もうあとこんだけなんか? 
とか思ってしまいます。
最後まで読んだら、最初に戻ってもう一回。
本当にページが少くなるのが惜しい本でした。

俺が地下鉄に乗って北大路に向かっている最中に
その上の鞍馬口の出版社では、こーんなプロジェクトが
できあがっていたのですね。(笑)

単に京都の案内、というだけではなくて
最後まで読んでみると、ちゃんとした京都論にまで
なっている本です。
もうすぐ京都に行きます、という方はもちろんのこと、
遠くて京都までは、いけないという方も是非。
おススメの本です。


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Comments

>謙介さん
 京都は、四季おりおりで趣のある
街でいいですね。。
 その昔、学生のころ英語上達のため
にボランティアで外人さんを案内した
ことありましたが、みなさん、お土産
に漢字Tシャツと、こけしを買ってい
くのが不思議でした。。
 こけしは、福島の方が伝統的なんだ
けどなって思っていましたが、違った
かも?
 もうそろそろ桜がきれいでしょうね。
あまり、人がいない時に哲学の道など
歩いてみたいわ^^;

Posted by: yoko | 11. 03. 29 at 오전 9:19

---yokoさん
これから京都は花の時期ですから、本当にあちこち見所がたくさんありますよね。 漢字のTシャツって、やっぱり西洋の人にとっては異国文化あふれるものなのではないでしょうか。会議が終わって夕方、寺町京極に行ったのですが、やっぱり京都=和物の総本山という感じで、これでもかこれでもか、って漢字Tシャツがたくさんありました。このところ日本人も漢字Tシャツを着てる人、時々見ますね。それからこけしですか。こけしってやはりそれこそ福島とか山形とか、東北地方に行けばその地区独特のこけしがあると思うのですが、、京都のおみやげ、というのではちょっと、、でも、なぜにこけしなのかはちょっと謎ですよね。うーん。

Posted by: 謙介 | 11. 03. 29 at 오후 10:55

去年京都で入江さんの文章教室みたいなの(Twitterをたのしむ?)に参加してきましたよー。それまで入江さんという人物を存じ上げなかったのですが、京都という場所で生きてきてずいぶんと京都を楽しんでいるご様子。著者本にサインを書いてもらったのに、そういえばまだ読んでないんでした。読まなくては!

Posted by: 桜庭 | 11. 03. 31 at 오전 12:48

---桜庭さん
そうですか。入江さんにお会いしたのですね。なんだか泉のようにここは~があって、ここには~があって、ってお話をしているとどんどん出てきて、本当に時間の経つのを忘れてしまいます。え? まだお読みになっていない本が、、。それはぜひとも。春の宵に入江さんの本、ってなんだかとっても似合ってるように思います。

Posted by: 謙介 | 11. 03. 31 at 오후 11:15

ご紹介いただきありがとうございます。:-)
文中に出てくる「さのわ」も、もとはといえば謙介さんが取り持ってくださった「ご縁」ですよね。あれから、なんど足を運んだか知れません。ありがとうございました。
儂はただ自分の恋愛体質そのままに京都のことをノロケているだけのような気もします。だから、けっこう好き嫌いも分かれる。なにしろ恋愛対象ですから、儂が嫌われても書くものそのものだけは嫌われてほしくないと思っています。
それにしても京都というのは、いろんなモノやコトと恋に落ちやすい場所だなあと、しみじみ感じ入りますね。いまだに帰るたびに、だってフォーリンラブ突然がしょっちゅうですもの。

Posted by: athico | 11. 04. 03 at 오전 12:08

---athicoさん
このたびは新刊のご出版、おめでとうございます。ご著書が参る前日、謙介は谷大に用事があって行っていて、月曜に郵便が届きまして、あれま! と本当にうれしいびっくりがあって、本当に喜んでおります。ありがとうございました。さのわ、は御室でちょっと休憩するのに、いいところですよね。しかも津田さんのお菓子ですし。謙介は本当にご紹介したにすぎません。言えば単なる点です。でもそれをさらに広げて面にされたのはやはりathicoさんの持っておいでの「なんやかや」がそう広げられたのだと思います。まぁ文章というのは、個人の趣味が入る部分もありはしますけど、、。恋愛体質のままにお書きになった、というのは、本当にそうですね。だから謙介は本当に読んでいてこちらまで楽しくなるんですけどね。

Posted by: 謙介 | 11. 04. 04 at 오전 12:33

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