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11. 03. 01

新しいかんきつ類を食べてみる

昨日がんセンターからの帰りに近所のスーパーに寄ったら、
ちょうど今が晩柑類の出回る時期なので、
いろいろな新顔のかんきつ類が並んでいました。

そうですね。
今までの時期だと、いよかん、ぽんかん、清見タンゴール
温州みかん、デコポン、ネーブル、くらいしかなかったのですが、
そろそろおそい時期に出てくるかんきつ類の
シーズンになってきたので、スーパーの果物売り場には
いろいろと並んでいます。
と、言っても収穫はずいぶん前にされていて
倉庫で置かれて熟すまでしばらく置かれて
今、出荷ということになっているだけなのですが。


今日見たら、さらに新しいのがいくつかあったので、
早速買ってきました。 

Kankitsu


今から官能検査をしてみます。

まずは「サザンイエロー」というの。
これをお読みのみなさんのほうで、こういう名前のかんきつ類は
もう出ていますか?

Sazan


表示に 入手困難・新品種!!とあって
栽培の苦労とおいしさを味わってください。
フルーティで甘い。上品なおいしさ。
とありました。入手困難、で
栽培の苦労、とあったのですが、そのわりには安くて
4個で198円でした。

大きさはそう大きくありません。
直径が6センチくらいです。
持った感じは、八朔とか夏みかんのような感じです。
色も八朔とか文旦のようにオレンジ色、というのではなくて
かと言ってレモンのようなちょっと緑がかったレモン色、
というのでもなく純粋の絵の具の黄色、という感じです。

やはり夏みかんとか文旦が入っているのでしょう。
皮はやや分厚くて、夏みかんとか八朔のような感じです。
なので、剥く時、ちょっと力が要ります。
要る、と言っても、夏みかんほどではありません。
それから皮が綺麗に剥けなくて、ぱきぱきという感じで
割れたようになります。
皮が分厚い分、剥いたら、中の実はすごく小さく(笑)なって
しまいます。可食部がどんどん減っていきます。

さて、食べてみます。あ、甘い。
夏みかんのように酸味とともに甘さが、というのでなくて
はっきり甘いです。夏みかんの甘さに比べたら掛け合わせて
あるものの甘味なんでしょうか。はっきりと甘いです。

でもオレンジのような濃厚な甘さではなくて
夏みかんとか文旦が入ってるらしい分、すっきりとした
甘さ、だと思いました。八朔とかグレープフルーツのような
苦さもありません。

今、調べてみたら、元は文旦が入ってるんだそうで、
やはりこの皮のストロングさ加減は、元の文旦
の影響のようです。


次に食べたのは「はれひめ」です。

Harehime


これははっきりいよかんが入っている、と分かります。
いよかんで難しいのは収穫してから後の
倉庫に貯蔵する期間なんですよね。
長すぎると、食べたとき房の端っこのほうが
スカスカになっていることがあるでしょ。
短すぎると今度は十分に熟していなくて、、
まだすっぱいということがあります。
この買ったはれひめは、いよかんに比べて果実が
一回りからふた回り小さいので、熟す期間も短くて
いいように思います。だってもう端っこのほうが
スカスカでしたから。
たぶん適度に熟しているとおいしいんじゃないですかね。
ちょうどいよかんの一回り小さい、もの、という感じの
かんきつでした。(ちょっとこれはいまひとつでしたねぇ。)


最後に「はるか」です。
これは前に食べたことがあるので、全くの新顔でもありません。
皮はレモン色です。(どちらかといえば緑がかった黄色)
果肉は夏みかんとかざぼん(文旦)のような感じですが
でも、すんごく甘い。
甘さはネーブルとかいよかんのような濃厚な甘さでは
なくて、すっきりとした甘さです。
三つ較べるとこんな感じです。

Kankitsurui

左からはるか、サザン・イエロー、はれひめです。

実はうちのブログ、「はるみ」「せとか」・「新品種」という
クロス検索でここに来られる人も
多いみたいですね。 

他地方にはまだ出回っていないかもしれないのですが
はるみとかせとかはもうこの辺では新品種じゃありません。
大抵の大きなスーパーなら自分の家で食べる用途の
安い価格のものを置いています。
他の地方に出るのはご贈答用で高いのしか出ませんが
地元では8個くらい入ってて、300円くらいですから、
決して高価なかんきつ類でもないと思います。

実ははるみなんかより、もっとすごい新品種が出ました。
それが先日もお話した「甘平」です。
新品種なので栽培面積がまだ少ないためにべらぼうに
お高いみかんです。前にも書きましたが1個400円くらいします。
やや安い店で2個で500円とか。

一度試食してみたいなぁ、とは思うのですが、
謙介の頭の中の適正価格、というのが
あります。 おいしいみかんなのかもしれませんが、自分が
食べるみかんに1個400円という対価は出したくない、と頭が
考えてしまいましてですね、、、。
スーパーでにらんだままいつも見ているだけ(笑)です。


最近似たような品種名があってすごくややこしいことになっています。
「はるみ」というのもあるし、「はるか」というのもあるし、
「せとか」というのもあります。
というのか、目下いよかんの後継品種をあれこれと作っているので
その試行錯誤がどんどん似たような名前を作り出しているのでしょう。
しまいにはどれがどれやらわからなくなってくるような気がします。

この後も、今の時期、しばらく新品種がどんどん出てくるので
新しいのを見たらまた買ってお知らせしたいと思います。
でないと試行錯誤の新品種なので、出したけど、市場の
売れ行きがいまひとつ、だったら、また別のものに
変わる可能性もありますから、見つけたときが即買い
かもしれません。


(今日聴いた音楽 그대 없이는 못살아
 クデ(あなた)オプシヌン(無しでは)
 モッサラ(生きていけない・生きる甲斐がない)
 歌 패티김
 1995年盤 音源はパティ金オンステージ 
 レーザーディスクから 韓国人の大好きな 
 「サランヘ(愛してます)」「チョアヘ(好きです)」が
 もう山のようにてんこ盛りで出てくる歌詞ですねー。
 韓国ではもうこの歌は懐メロの部類でしょう。前に
 下宿のアジュマに歌ったらえらいうけました。)
 

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