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11. 02. 03

個性

「あえら」の最新号を昨日見ていたのですが
最初のほうにエジプト観光局からエジプト観光
ご勧誘広告が出ていました。

この広告契約をしたときには、まさかこんなことに
なるなんて、ということだったのでしょうけれど、、。
広告を見ながら、こんなふうに急変してしまった
世の中のうつりかわりに「無常」さえ感じてしまいました。
去年の暮、風邪ひきでぼーっとしながら、布団の中で
酒井○子せんせいの中東問題のご本を読んでいたの
ですが、、一気にここにきて流動化ました。
世界情勢って、動かないときにはウンともスンとも
ですが、動くとなったら一気に奔流のように動くように
思います。そういう「動く時期」というのが
あるように謙介は思います。中東はまさしく
大きな時代の転換の時期にさしかかったのだと
いう気がしています。

はてさて。話は変わりますが、今日のお話は、
こないだの研修会のことです。
前にもお話しましたが、この研修は今年度(年度でいえば
まだ今は平成22年度ですよね。)と来年度継続2年間の研修です。
で、ですね。この研修は、と、いうと、朝から晩まで
ぎっしり実習が詰まっています。

講義形式の研修は少なくて
受講生(8名です。)がそれぞれ自分の研究してきた
ことについて、発表し、その討議をします。
寝ている暇(笑)なんてありません。
終わったら次回の研修会までの課題をして
定められた期日までに提出しないといけません。

いや、そういう研修の内容は別にいいんですが
当然ながらこの研修の大きなテーマがありまして。
それは組織の中で、周囲と協調しながら
どうやって改善をして強い組織を作っていけるのか
そのための人材育成、ということがテーマです。

ひとつ、やはり鍵なのは「周囲と協調して」
という部分だろうな、と、思います。
組織の中で今一番大きな
問題は何なのか。 どこに問題点があって
その問題は何が原因なのか。
だからこう変えたい、というこちらの主張があったとします。
そんな組織の中で、変革をしたい、と思ったとき
この日本の社会というのか風土の中で
一方的に変えてしまう、というのは
やはり非常に難しいと思います。
そういう方法ではたとえ一時的に
それができた、と、しても
無理があってやったものなら必ず揺り戻しが
来るでしょうし、その担当がいなくなったとたん、
すっかり元に戻ってしまう、ということになりかねません。

時間はかかる、生ぬるい。確かにそうかも
しれませんが、それで失敗してきた数々の例を
見てきた身には、やはり一気呵成の方法では
なじまないし、失敗する確率のほうが高いです。 

相手の話も聞いて
こちらの話も何度も聞いてもらったりして
どこにその方向を持っていくのか。
こちらはどこまで妥協できるのか、
どこからだと妥協できないか、
それをはかりながら、すすめるのが
時間はかかっても一番確実な方法かな、
と思います。前に来られた講師の先生も
そういう一気にやる、という方法で
自分の計画を何度も潰されたことがある方だったので
ちゃんと周囲と相談しながらやっていかないと
だめですよ、という経験談を話してくださいました。

そのためには当然ながら自分の主張を明確にして
おかないといけません。
でもね、仕事の中で、何かを変えたいとき、
こうしたいんだ、っていうのはあるんですけど、
案外、もし抵抗にあったとき、どこまでだったら
退けるか、とか、考えてなかったりするときも
結構あるんですよ。 
今回の研修の中でも互いの意見を聞いて
質疑応答してみたら、案外各人の考えが
他者の質問を受けることで、明確になった、なんていうことも
何度かありました。

仕事場の中の人間関係で、この問題だと
どの人にどういう言い方をしたら、いいか、
とかこの人にはこういう言い方のほうがいいか、
とか、謙介はやはり考えます。


そういう人の気持ちを斟酌するのなんて、
文学をやってる人間だったら
一番得意分野ですから。(笑)
そういうこともあるし、やっぱり人間って
感情の動物じゃないですか。


こちらから頼むときに自分の都合ばかりいうのではなくて
日ごろからの「関係」がやっぱり大切だと
思います。日ごろからいろいろな話をしてきて
相手の考えなり自分の考えをきちんと通い合わせて
ある程度のコミュニケーションができるように
しておく、ということがやっぱり仕事場では
大事だろうな、と思います。
謙介も20代の頃なんかは、自分の言いたいこと
伝えたいことばかり言って、ちっとも相手の感情とか
話を聞こうとしませんでした。
やはりそれでは話って通じない、という失敗やら
いろいろな経験をしてきて、じゃあ、お互いの利害が
対立したら、どこに着地点を見出すのか、
というようなことも何度かやってきて、
改めて思ったのです。
日ごろのコミュニケーションが大事だなぁ、って。

自分だけで進めようとしても難しい。
かと言って他者の考えを全面的に入れてしまったら
今度は一体オマエは何をやりたいのか、という
ことになってしまいます。
でもね、相手の意見を聞くときとか、相手の行動を
考えようとするときは、俺の場合、一度自分を
なるべく全部消し去って、相手の立場になって
考えてみることにしています。
どうしてそう考えるのか、なぜそういうふうに思うのか


ただね、相手の立場に
立ってみて考えても、それは自分にとってみたら
到底容認できないことだってあると思うんです。
でも、一度は相手の中にすっぽり入って見てみます。
そうしないと相手の論理がどうしてそうなのか、
って考えられない部分もありますし、、。


確かにここはお互い合わないけれども、
じゃあ、次の策として、どこまでだったら
自分はオッケーなのか、っていうのを
考えつつ相手に向かい合っていかないと
いけないですねぇ、、。
そういうことを前回の研修会では
お互いに考えていたのでした。


発表の後に、質疑応答が必ず40分くらい
あるのですが、そのときに「どうして、あなたのところの
組織ではそうなってしまうのか? 」というような
質問が来て、改めて自分の組織について
考える、ということもよくありました。

でもまぁそれはともかくとして。
お互い何度もお互いのプレゼンテーションを聞いて
きたのですが、(4回の研修会で各自最低5回は
プレゼンをしました。)みんな最初に比べて格段に
プレゼンがうまくなったなぁ、というのももちろんありますが
それとともに、みんなそれぞれの個性が
出てきたようにも思います。

同じテーマで話していっても、プレゼンの方法なんて
各人各様でそれぞれ違うところが出てきます。
それもまた個性、ですよね。

やっぱりプレゼンのスタイル
ひとつにも、その人となり、というものが出るんだ、
と思うと、人間って、おもしろいなぁ、と
改めてそう感じました。


(今日聴いた音楽 恋は流星 吉田美奈子歌
 1977年 アルバム トワイライト・ゾーン から
 吉田さんの当時の彼氏、山下達郎が参画して
 こしらえたアルバム。このアルバムから吉田さんを
 聴きはじめ、山下達郎も知ったのでした。音源は
 LPレコード。)

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