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11. 02. 08

やはりこれも地域差なのだろうか

図書館で自分の探している本が無い場合、どうします?
最近はWEB OPAC (オンライン・パブリック・アクセス
カタログ=ウェブ上での蔵書目録)方式で
検索できるようになっている図書館が大半ですし、
図書館によったらその地域にある図書館すべての
蔵書目録の横断検索ができるようになっているOPACも
あります。


それから、自分の探している資料は
日本国中のどこの研究施設・大学図書館が
持っているのか、一発で分かるNII(国立情報学研究所)
が運用しているウエブキャット、という目録があります。
たとえば自分の探している雑誌は、日本中の大学図書館のうち
どこの図書館に何号から何号までは所蔵がある。
それを持っているのが近所の大学図書館であれば、そこに出かけて
見ればいいわけです。
もし近所の図書館になくても、
近所の公立図書館から公立図書館からその資料を
所蔵している図書館に依頼をして複写資料を
送ってもらえばいいのです。
それからもう一つの方法としては、
例えば自分の探している本が、日本中で
琉球大○の図書館だけしか所蔵がなかった、とします。

でも自分は大阪に住んでいて沖縄まではそう簡単には
いけない。


その場合は「現物貸借」という方法で、
その本を直接那覇から大阪まで送ってもらう、
ということができます。
まぁその場合往復の送料は自己負担ですが、
大阪から那覇に行く何万の旅費を考えたら
数百円とか1000円程度で済んでしまうので
お財布にやさしい方法です。(笑)
資料を見る、探すのは
こういう現物貸借、という方法もあります。

こういう他所の図書館の資料の取り寄せというのは、
ILL(Inter Library Loan の略)と言うのですが、
謙介はいつも資料の取り寄せはこの方法です。

と、いうのか、大学で卒論なんかを書くのに、学校の図書館で
こういうことをやった、って言う人も結構いると思います。

このところネットがずいぶん幅を利かすようにはなってきましたが
論文を書くときには、まだまだネットの資料は、使ってはダメ、と
言われることが多いですね。

そりゃそうです。ネットの資料は
ある日突然そのサイトが閉鎖とか
消えてしまったりすることが
よくあるじゃないですか。

後から別の人が確認しようと
しても出来ない場合だって結構あります。
後から別の人が検証しようとして、できないような資料は
論文には使えません。
ですから引用に参考資料として使うとなったら
どうしてもやはり文献資料、が中心になります。

それでこの間、ある本を探していたのです。
民俗学の本ですが、関東圏にある札所の本です。


関東は四国くんだりまでは遠いので、
地域地域に四国八十八箇所の札所を模した
小さな札所めぐり、というのがありました。
その探していた本は、ウエブキャットで調べてみたら
日本中の大学で持っている図書館が
4大学だけ、と出ました。いずれも関東圏の大学なので
四国からは遠いです。
それで現物貸借をお願いしようと思ったわけです。

ただ、その本は、「辞典」とあったので
参考図書かもしれない、と思いました。
大抵どこの図書館でも辞書辞典類は「参考図書」というカテゴリーで
貸出禁止です。なので事前にその持っている図書館に
電話をして貸し出しオッケーなのかどうかたずねてみました。
「すみません、、 、、札所辞典、っていう本なんですけど、、
これ、館外貸し出しできますか? 」とたずねました。

ちなみに札所は、「ふだしょ」と読みます。四国の
おっさんおばさんならこんなの何のためらいもなく
「ふだしょ」と読める、と思います。

札所というのは巡礼でまわるそれぞれのお寺のことを言います。
そのお寺にお遍路さんが納経札を納めたので
例えば四国八十八箇所とか西国三十三箇所の
お寺のことを札所、といいます。

小さいときからお遍路さんやお遍路さんにまつわる文化が非常に
身近なものである四国のおっさんやおばさんにとっては
札所はごく自然にふだしょ、と読めるわけです。

しかし、電話の向こうの関東圏の大学の図書館の司書さんは
これを「さっしょ」と読みました。
ああ、そうか、と思いました。
四国はお遍路さんなんてごくごく普通です。
謙介も毎日の通勤の道路でお遍路さんを見ない日は
ありません。お遍路さんへのお接待、というようなことも
よく耳にしますし、そういうお接待の場面も見たりします。
四国の人間にとって、
四国八十八箇所のお寺とかお遍路文化は
ほとんど血肉化している、と言っても言い過ぎではない、
でしょう。

そういうわけで、若い人ならいざ知らず、四国在住の
おっさんおばさんならまず間違いようのない単語の読みです。


ですが、ふだしょ、と言う読み方、よく見てみると
湯桶読みなんですよね。ふだは訓読み、
しょは音読みです。

なので、結構難しかったりします。
だから向こうの人は上も音読み下も音読みにして
「さっしょ」って読んでしまったのでしょう。

そうか、やっぱりお遍路さん、とか巡礼というものが
あんまり日常的ではないようなところと、
お遍路文化が身近な四国では、こういうところに、その
違いがあるのかな、と、司書さんの発音を聞いていて
そんなことを思ったのでした。

その本、貸し出しオッケーということで
こちらの図書館から依頼を出してもらいました。
もうじき届くとのことです。

          ×        ×

栄養士の友達と話をしていて
今日はじめて知ったのですが
イチゴって野菜だった、ということ。
みなさん、ご存知でしたか?


何が野菜で何が果物かは、とても簡単なことで
木になるものは果物。苗を植えてから1年以内に
収穫するのが野菜、なんだそうです。
(非常に明快な分類方法ですね。)
イチゴは木にはなりませんから、当然野菜
ということなだそうです。だからスイカも野菜。


これからイチゴショートケーキをベジタブルケーキと
呼んでやろう。(笑)

(今日聴いた音楽 ヴィヴァルディ作曲
和声(ハーモニー)と創意(インヴェンション)の競演 作品8
から 協奏曲第一番 ホ長調 「春」 RV.269
クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
1982年ロンドン キングスウェイホールに於ける録音)

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Comments

>謙介さん
 告白します。
わが愚息は、夏休みの自由研究を
ネットの掲載記事を貼り付け、コピペ
した卑怯者です><
 苺が野菜って知ってました。
というか、子供が通っている小学校の
時の社会科教科書に載っていて、知る
ことができました。
 元祖ベジタブルケーキである韓国の
トマトがのったケーキなんかどうでしょう?1ホールでしか売っていないことも
驚きでしたが、上にのっているのが
苺じゃなくてトマトだったのは、@@
でした。。
 

Posted by: yoko | 11. 02. 08 at 오후 9:29

---yokoさん
最近、先生向けにコピペ検知ソフト、というのができた、と聞きましたです。(笑)コピペも初心者がやると一発でわかります。そんなもの、筆者と、コピペした人間の文体がそれぞれ微妙に違いますから。それですぐにばれます。もしくは、その人が日ごろ遣わないような語彙がそこにあったとしたら、これは、どこからかとってきたな、とすぐに見当がついたりします。でも、高等な技術を駆使すると、文体もちゃんとかえるし、なかなかわからない場合もあります、ね。
韓国のケーキも俺がいたころは、まだようやっと生クリームがぼちぼち出てきた、という感じで、まだ主流はバタークリームだったです。釜山の○ッテ百貨店の地下にフォショ○がありましたけれども、そこのケーキが堂々とバタークリームで、ひっくり返ったことがありました。時々韓国って何を考えているんだか、わかんないケーキがあります。そういえばきゅうりのケーキもありましたです。(そんなもの、ケーキでなくて、サンドイッチにしろよ、と謙介は思いましたが。笑)

Posted by: 謙介 | 11. 02. 08 at 오후 10:40

謙介さん、こんにちは。関東は吹雪で寒いです。大昔、大学院に入る前、予備教育を別の大学で受けた際、論文の書き方の授業で、どこまでが許容される引用か、書き換えか、練習させられたことを思い出しました。こぴぺが出来れば、論文を書くのは楽ですよね。昔はカードを作って、それを並べて、でも頁、行を書き漏らしたりして、何度も図書館に通い、ノートに取りと、時間がやたらかかったなと記憶しています。こぴぺが出来れば、もっと良い論文を書いただろうか、などと考えてしまいました。こぴぺでは記憶として定着するのか、どうか疑問なしとしませんが、論文を書く生産性が格段に向上することは間違いないですね。(社会科学系の場合に限るとは思います。)

Posted by: まさぞう | 11. 02. 11 at 오후 2:13

---まさぞうさん
 お話聞いていて俺も全くおなじことをしたなぁ、と思い出しました。 カード、生協で買ってきては、書いて作りましたよね。今もその当時のカード、ちゃんと項目別に分類して置いています。論文を書くときも、まさぞうさんのお書きのように、論文の構成から始まって、原稿を書きはしましたが、それを切って、こっちに貼ってみたりあっちに動かしてみたり、だったですね。でもパソコンで調べたことって、簡単に調べられる分、記憶にも残らないそうです。論文を書いてしまったら、忘れる、なんて、ちょっとブラックな話ですが、脳はこんな情報はさっさと忘れていい、と指令しているようです。ですからやはり、以前のようにちゃんと調べて、カードに書き出して、、というのが頭に残る方法で、それがベストと思います。

Posted by: 謙介 | 11. 02. 11 at 오후 4:56

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