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11. 02. 04

1000の失敗・1の成功

毎週、いろいろな雑誌を見る。
スポーツ雑誌にはじまってトレーニングの雑誌、
料理の雑誌、文学の雑誌、心理学の雑誌。
結構どれもおもしろい。


料理、とか、文学、はまぁ措くとして、
スポーツ雑誌とかタウン誌、ファッション誌を
見ると、あらー、と思うくらいかっこいい人とか
どこかの世界大会で優勝した時のこととか
が記事になって出てるのにぶつかる。

特にスポーツ誌はそういうのが多い。
どこかの大会で優勝した時のこと。
もうじきサッカーも出るよね。きっと。

それはそれでいいのだけど
ああいうのを見る側の人間は
どういう受け取りをするのかな、という
のが謙介的にはすごく気になる。

勝ったことはああやって出る。
しかし、本当に一勝するのでも大変な中、
どんどん勝ち進んで、ついに優勝、という
ところまで行ったのだから、それは本当に
稀有なこと、と言っていいんじゃないか。

でもね、雑誌って、そういう勝ったことは
特集に出ることが多いのだけど、負けた
ことって、あんまり出ないんだよね。
雑誌に出てくるのは大抵みんなかっこいい人ばかり。
なんだか輝いてぴかぴかな人ばかり。
出てくるのは成功モデルばかり。
そりゃそうでしょ。
普通、載せたって雑誌は売れないから。


でもね、勝った勝った、とか、かっこいい人ばかりっていう情報ばかり
目立つようにあふれていて、そうして自分に振り返ってみたとき
どうなんだろう。
周囲はそういう「勝った」っていう話しかない、(ように見える。)
でも、自分自身は負けてばっかり、うまくいかないことばっかり。
だんだんそう思うようにならない?

ヤ○ーとかの特集とか見たって、
かっこいいだの、勝っただの、そういう事例ばかり
たーくさん出てるから、
読み手としたら、あ、、みんなかっこよくて
うまいことやれてるよなぁ、、
でも、それに引き換え、自分って、どうしてこんなふうに
ダメダメな人間なんだろう、って
落ち込んだことない?
知らず知らずのうち、表面的な見方しかしていなくて
いいところだけしか書いてないの。

俺、これもマスコミの恐いところだと思うんだ。
もちろんそれを受け取る側ももう少し考えてみる
必要がありはしないだろうか?

ホントは全然そんなことなくてさ、勝負に負けた機会のほうが
多かったりするもんね。勝ち続けている人は、それが
ニュースになり得るからそうやって出てくるんだけど、、
そういう記事を一方的に見さされると、なんだか成功するとか
勝つ、っていうのが普通で、負けるとか
失敗、っていうのが、見えにくくなってるような気がする。
おっさんになると、結構そういう裏の想像力も
働いてくるけど、若い人はそういう一方的な情報を
じゃんじゃん与えられ続けると、いつの間にか
「それはそういうものだ。」って思ってしまって
「そうじゃない」のは、「変」っていうふうに考えてしまうように
なるんじゃないか、っていう気がする。

何しろマスコミは派手なことしか言わない。そういうものしか
表に出にくいものだから、負けた、っていう事実に
気づきにくい。

最近って、仲のいい友達、っていう人間関係を
なかなか築きにくいからさ、自分よりほかの人が
どんなふうに失敗をしているのか、ドジなことを
やってるのか、ってわかりにくいもんね。
だからそういうのが見えないからさ。
ほかの人はかっこよく決めていて
自分ばっかり失敗して、、って
余計に落ち込んだりする。
そういうことってない、かなぁ、、。

でもね、みんな口に出さないけど、結構
ああっ、やっちゃった! っていう失敗だってやってるし、
人生うまくいかないことの連続だ、って思ってる、
んじゃないかなぁ。
謙介、ずっと前にミュージカル劇団の裏方
(書き文字担当)してたことがあってさ。
その時に主演俳優のかっこいい人がいたんだけどね。
俺なんかから見たら、「きみぃ、その容貌で何が不足だと
言うんだい。罰が当たるぞ。」というような
奴だったけど、でも内面で迷いがあってね。
いつ役者やめようかやめようか、って、
すごい不安があるよ、っていうことをいつも言ってた。

でも舞台に立ったら、そんな悩んでるの嘘みたいに
駆け回って踊ってたけど、、。


みんなそうなんだよね。
うまくいくことなんてなかなかない。
自分ひとりでもなかなかうまくやれないところへもってきて
さらに横やりが入るの、条件が合わないの、
ってうまくいかない。
でもね、それは大抵みんなそうなんだ、と
思う。


ただ、そこからどうするか、で
また大きく変わってくると思うけど、、。
失敗からどう立ち直るのか、という話は
また別の機会に。

自分だけうまくいかない、っていうことは
ないと思うよ。 みんな五十歩百歩なんだから。
うまくいかないことのほうが断然多いもん。


だけど目立つところには成功の話しか流れてこないんだよね、、。
あふれているのは華々しい成功の話ばっかり。
でも本当は1000の失敗の山があって、
そのうちで成功って1くらいじゃないかなぁ。
そんなふうに思う。
他人は成功した、うまく行ってる、というふうに
他人と比べるのではなくて、
ちょっと立ち止まって自分とちゃんと向き合ってみる。


雑誌を見てて、そういう「見方」にも
気をつけないといけないなぁ、ということを
思ったのだった。


       ×       ×

相撲について、今日もうちの仕事場で話が
出たんですが、俺は前々から何度も言ってるように
相撲をスポーツって取り違えたのがそもそもの
問題でさ。あれは見世物じゃないか。って思う。

見世物だったら何の問題もないし、、。
それこそ相撲の伝統から言っても、相撲って
いうのは最初からそういうものだったのだし、、。
だからきちんと元の見世物に戻せばいい。
それだけのこと。


このことについてはまた別の日に書きたいと思うけど。

(今日聴いた音楽 カーペンターズ
 遥かなる影 1973年盤 LPレコード
 今日はカレンの命日です。)

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