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11. 01. 11

ストレスの問題

先日テレビを見ていたら
野菜ソムリエの方が出てこられて
いい大根の見分け方、ということについて話をしていました。

大根の表面にぶつぶつがあって、
これがらせん状にぶつぶつになっているのは
大根の生育上ストレスがかかって
育ってきたものなのでよくないです、と。
このぶつぶつがまっすぐな帯状にあるものが
生育時にストレスがかかっていない証拠なので、
味がいいのだ、ということでした。
ふーん。大根って、ストレスがかかったら
よくないんだ、ということをはじめて知りました。

でもね、反対にストレスをかけたほうがいい、っていう
作物だってあるんですよ。
かんきつ類って、ストレスをかけることが大切なんです。

夏、雨が少ないと、ひとつひとつの実は
確かに大きくはなりません。しかし水分の少なかった分、
凝縮された味になって
しっかりと甘いみかんになります。
世界的なオレンジの産地、
バレンシアだって、フロリダだって
比較的雨の少ない場所ですよね。


雨が適度に降って水分が十分だとみかんの実は
玉太りはよくて、そこそこ大きくはなるのですが
味は水っぽくておいしくないのです。

今年のみかんは、裏年で生産量が少ない年です。
最初、裏年、表年をよく知っていなかった謙介は
こっちのみかん畑は奇数年が裏年になって
あっちのみかん畑のものは偶数年が裏年になるように
生育させたらいいじゃないの、と思ったのですが
そういうふうに行かなくて、全国的に今年は裏年と
なったら全部そうなってしまうし、表の年は
全国的に全て表になってしまうそうで、
こっちだけ裏、こっちだけ表なんて、机上で考えただけの
都合のいいようにはなってくれないそうです。
なので今年は裏年です。
ですからちょっとみかんの収穫高も少なめだそうです。
(少ない、たって、もともと生産量がみかんですけど、、。)
去年の夏の終わりから秋のはじめ
非常に暑くて、雨も降らない日が続きましたよね。
暑い暑い、と言っていました。
謙介の仕事場の街でも雨が長い間降りませんでした。
とうとう最後のほうになるとみかん畑のそこここに設置している
スプリンクラーで水を散布していたほどでしたが、
こういうふうに雨が降らない状態で、木にストレスがかかると
おいしくて甘いみかんができます。

謙介の仕事場の街の小学生は、
パッと見ておいしいみかんかそうでないかを
見分けられる子も結構います。
そういう子が選んでくるみかんは
たいてい、大きなみかんではありません。
小さめで、表面の皮も比較的薄めのものです。
それから寒い海風がビュービューまともに吹き付ける場所の
みかん。
吹きっさらしの場所で、水分少なめというような
いかにも環境のよくなさそうな場所で
ストレスをためて育ったみかんのほうが、むしろ味はいいのです。


作物にストレスをかける、かけない、と言っても
作物によって、いろいろなんですよね。
ストレスをかけたほうがおいしくなる、っていう
作物もありますし、、
かけないほうがいい、っていうものもありますし。


その作物によって、やはり微妙に生育条件を
あれこれと考えて細かく管理することが必要なんだ、
ということを改めて知ったのでした。

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