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10. 12. 27

たまには温泉

木曜日の夕方、
大学の時の友達から「お歳暮」が届く。
「いつもの送ったからねー。」と言ってこちらはうどんを
送り、向こうからは「たまには違うもん送ろうか? 」
と言われても「いつものでええわ。」と言って
ずーと同じものを送ってもらう。
彼とは、1回のときの新入生オリエンテーション以来、という
延々と長いおつきあい。
最初はさ、あわよくば何とかなりたい、
なんていうスケベ心がありましたんですが
ある日、彼の下宿に行って話をしていたら、
「こないださ、風呂屋で、身体洗ってたら、
ゲイのおっさんに、言い寄られて、もう水ぶっかけてやったわ。」
という話を聞いた。 彼の身体を見て、ゲイのおっさんが
ついふらふらとアプローチしてきたんだとか。
「もうそういうヤツ、吐き気がするくらいヤ。」
さいですか。ということで俺の気持ちは
伝えられないまま、とはなったのだけど、、
でもまぁ俺もそこですっぱりあきらめて
それ以後、自分のヤツに対する「感情」を
持ち込まなかったから、
おかげで長続きできているのかな、と思う。
この時期、こうやって物を贈りあいしてるのはね、
お互い生きてるぞー、まぁとりあえず生きてるからなー、
オマエはどうなんやー、という生存証明みたいな
ものなんだよね。

さて。いつものおせんべですが、
謙介な、何か欲しいものあるか、言うてみぃ。
今やったらすぐきに千枚漬けかてあるで。
他の何か送ったろか? 
というお問い合わせをもらったのだけど、、。
実は京都は大徳寺近くの
紫竹のこの田○弥のおせんべいが好きなので
田○弥のおせんがええの、と即答する。

Tamaruya121

ふふ、ふふふ。期待がいやがうえにも、、。。
Tamaruya122

のし紙をとっていよいよ、、、。
Tamaruya123


じゃーん。
Tamaruya124

このおせんべいって胡麻を贅沢に使っているのだけど、
その胡麻の風味がなんとも言えない。
確かにね、胡麻を入れたら、なんでも風味がよくなるのさ。
だから「ごまかす」というくらいでね。
胡麻を入れて味を「ごまかせる」でしょ。
でも、ここのごませんべい『白川路』はおいしいの。
吉田兼ちゃんも言ってるでないか。
「物をくれる友達は大切だよ。」って。
ただね、ここで兼好法師が言ったのは、
即物的に、物をくれる、っていうんではなくてさ。
(まぁそれはそれでうれしいのはうれしいだろうけど。)

物をあげる、というのは、その人にあげたら
どうなのか、っていうのをちゃんと考えるでしょ。
相手のことをおもんばかる、というのかな。
これをあげたら相手は喜んでくれる、とか
思ったり、思われたりする友達関係というのは
非常に貴重な相手ではないか。
だからそういう友達は大切ないい友達だ、っていうのが
俺の解釈なわけ。


ここの店、デパートには一切出さないので
お店に行かない限りこのおせんべいは買えないんだよね。
早速ありがとうとメールを打った。


そして月曜日の夜。
がんセンターから帰ってきて、、。
家でひとり。
しかし、寒い。

実はうちの職場、福利厚生の一環で
年間10回市内の温泉に行ける券をくれる。
温泉のタダ券、ってね、いただくときは
やったー、って思うんだけど。

そう。確かに思うんだけど、、。
夏になると、暑いのに温泉まで出かけるのが嫌、
暑いの面倒くさ、と思い、
冬になると、冬こそ温泉シーズンだ、と気候のいい時期には
思ってるけど、真冬になると、あー寒いし、家の風呂で
いいや、寒いの面倒くさと思って
結局出かけない。
で、10枚のうち、精々1枚か2枚使っておしまい、
ということになってしまう。

今日も今日とて寒かったんだけど、
何せ昨日は四国でも雪が積もりましたし、、。
今日は温泉だーーーと思って行くことに。
土日、ずっと仕事をしていて、肩もこってたし、、。

さて、ということで、
お風呂セット(シャンプー、石鹸、かみそり、タオル)
を持って、家を出発したのが6時50分。
この時間だと、観光客の人はホテルで晩ご飯だったり
するので、県外のお客さんが少ない時間。
駐車場に停めて駐車券を持って出る。
Ohuro1

券を売るところで利用券と保険証を出すと
クーポン利用券という券をくれる。
入り口の改札のところで券にハサミを入れてもらって
2階に。

行くと、案の定お客さん少な目だった。
Ohuro2


おみかん色のトレーナーを着たおねいさんが
浴衣を持ってきてくれる。
早速浴衣に着替えて階下の浴室に。
久しぶりの入浴。
ここの温泉は泉温が高いので、ちょっとずつ回数入る。
出たり入ったりしながら、
身体を洗ったり、髪を洗ったり、髭をそったりして
のんびりとお湯に。

風呂から上がって出てくると
さすが温泉。
さっきまでの寒く凍えるような身体はどこへやら。
ぽっかぽか。
障子を開けたって全然寒くない。
Ohuro3

お茶をいただいてさて。
Ohuro4


3階の「坊ちゃんの間」も見学できます、と案内のおっちゃんが
言っていたので、行ってみなくちゃ、ということで
早速行ってみる。
入ったら、ボタンを押したら案内が流れます、
というので、先に来て見学してた人が、そのボタンを
押していた。すると録音の案内が流れはじめた。
「夏目漱石の小説、坊ちゃんの舞台となったここ、、」


でもね、でもね。夏目の金ちゃん、確かにここの中学校の
先生はしてたよ。(漱石の勤めていた学校が後に高等学校に
なって、あの映画「がんばっていきまっしょ○」の高校になった。)

でもね、でもね。あの小説で、一言もこの街が
舞台で、、、とは書いてないからね。 まぁ仮にそうだと
しても、もう「坊ちゃん=この街。」っていうのはどうですかねぇ

Ohuro5

小さなお床には「則天去私」の軸が。
漱石さん、「私の個人主義」で、自分を大切に、と言っておいて
次は「自分を離れて、大きな宇宙の運航の中に、自分と言う存在を
置いてみる。」というふうになって。 
漱石さん、小さい時から里子に出されたりして
自我を絶えず傷つけられていたから、
自分、っていうものがうまく育たなくて、、
絶えず人の顔色見て、という人間になっちゃった。
それであるときは、自分というものを強く持たなきゃ、
っていうので「私の個人主義」って言ってみたり、
あるときは、「則天去私」って言ってみたり、、。
俺はそういう漱石さんの魂の苦悶の末の言葉じゃないか
って、思う。そうして悩みに悩んで、最後は
悩みすぎて胃潰瘍で亡くなってしまうんだもん。

そんなことを思い出したりしながら、温泉から
戻ってきたのだった。
今はぽかぽかでーす。
頭はゆだってしまって思考できませーん。
あ、仕事の構成忘れてしまった。
どうもこうも仕事が進みそうにないので
今宵はこれにてそれがし失礼仕り候。

           恐惶謹言頓首頓首
         


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