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10. 08. 30

やんきー2態

先週の8月26日から、9月の第3週にかけて、
4週続けて毎週後半は
出張とか旅行が入っています。
この暑さ、身体は持つのか? ちょっと心配ですが
もうひっくりかえったらかえったで、病気になったから無理です
って居直るしかないなぁ、と覚悟を決めて移動の日々開始です。
でもまぁ26日の出張は、実家の地元だし、
会議の中で発言することもあったのですが、
それは今、自分の仕事場で実際にやっていることの
説明なので、そうしんどいことはありませんでした。
問題は来週からの4つです。

夏休みの8月ももうおしまい。
学生・生徒のみなさんは宿題、できたでしょうかね。


最近の学校って宿題はスライド制になっている
ようで、読書感想文は8月の10日の学級登校日まで、とか
社会科の自由研究は8月20日の全校登校日まで、
っていうふうに、それぞれの期限があるから
9月の1日に一斉に持っていかなくちゃ、
っていうふうにはなっていないようですね。
加えて実家の辺の学校は2学期制なので
9月になってもまだ1学期のままです。


それはともかく。
先週は水曜の晩に実家に帰って
木曜・金曜と出張でしたが晩は実家に戻る、
という生活だったので、いつもの週より、ちょっと
気持ち的にも楽だったなぁ、と思いました。
週末の土曜日は例によってスーパーに買い物に
行ったわけですが、、。

で、スーパーの入り口のところに
すんごいおねいさんがいたわけですよ。
女の人で、頭は金髪で毛がワサワサと噴火してて、
お顔は、眉毛がなくて、、。
まるっきり剃ってしまったのか
最初から薄いのかは分かりません。

まぶたに金ラメの入ったアイシャドー
につけまつげバシバシで、
口紅はピンクで、
指はつけ爪してて、金ラメとかなんかすごく
デコラティブな爪で、、。
ええ、思わずじーっとみてしまったんですが、
こっちを睨んでくるわけです。
で、「何か文句あるんかおっさん。」って言うんです。
「別に。」
「ほんならなんで見るんや。」
「だって見て欲しいから、目立つ派手な格好しとんと違うん? 」
と、いつも思ってることを言ってみたら、
「見るなくそじじい。」
って言われてしまったわけです。

これって、本当にわかんない。
だってさー、目立とうとしてこんな格好してるんでしょ?
で、だから願いどおりに派手だから注目浴びて、
ジーっと見られたら、怒ってくるの、って、
何で?って思う。
そのために目立つ格好してるんじゃないのか?


でも、ホンマ、すごいなーって思ったわけですよ。
あーあ、と思いながら入り口でかごを取って、歩き出したら
人の肩をたたく奴がいて、
振り返ったら、わっ!

また金髪のおにいさんとおねいさん!
「久しぶりぃ。」
「え? あ、、ああ。 あ、こんちわ。」
おにいさんのほうは、実家の近所の○○工務店の
大工さん。おねいさんは、おそらくは、彼のガールフレンド
なんでしょう。
そばを通る人がちらちら見ていくのがわかります。
そりゃそうでしょう。
金髪のおにいさんとふつーのおっさんが
ただでさえ人通りの多い、スーパーの入り口で
フレンドリィに話しているわけで、、。

実はこのおにいさんと仲良くなったのは、
近所の工務店の大工さん、だったからではありません。
このおにいさん、何せオートバイが好きで、
というのか、何年か前まですんごい音を立てて走る
珍走団というのか、そういうオートバイの走り屋集団に
入ってた。
で、とうとうある日、警察の一斉検問だか夜間検問だかに
引っかかって、パトカー追跡されて、警察につかまって
しまった。 しばらくの間「別荘暮らし」をした後で
釈放されて帰ってきました。
で、そのときに、工務店のおやっさんと彼が
うちに来たわけです。
「警察に走り屋の解散届けを出さないといけないので、
その解散届けを謙介さん、書いてくれんやろか。」
というご依頼でした。
字を書いて、って言われて今までいろんなものを
書いてきましたけれども、
暴走族の解散届、なんて書くことになったの
後にも先にもその時だけでしたけどね。

ええ書きましたとも。
書道用品のお店に行って、奉書紙買ってきて
墨も間に合わせの墨汁じゃなくて、ちゃんと墨をすって、、
墨も中国は清の時代の古墨をすって書きました。
何度か練習もしてみました。
こういう届けに書く字としては、楷書なので、
字の形の確認と文字の配置のチェックだけ
だったんですけどね。

1週間後、工務店の社長と(当時は)坊主頭の
彼が二人で取りに来られました。
作品をお渡しして確認してもらい、
「ひええ、えらい立派や。」と言ってもらえたので
安心したのですが。

その時に、書いていただいたお駄賃、
ということで国産の松茸を一かご(4、5本入っていた)
いただいてしまいました。

そういうことがあって以来の顔見知りです。
「彼女? 」と聞いたら、
「まぁ、、、。」と照れていましたが。
でもまぁ、話をすると彼は早く家族を作りたい、
ということなのだそうなので、ひょっとしたら
今年中に結婚して、来年の今頃なんてパパかも
しれないなぁ、と思いました。
外見は確かに、、ではありますが、
話したら、本当にいいヤツで、
こういう人は、何でもできることがあったら
手伝うよ、どんどん言って、って応援したくなります。

しかしなぁ、、
当たり前といえば当たり前な感想ですが、
世間って、本当にいろいろな人がいるなぁ、
と思ったことでした。


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Comments

>謙介さん
 何年か前は、ガングロというの?が流行ってましたよね。
 私は、つい先日 謙介さんの反対バージョンの人に遭遇しました。
 失礼ながら、ブルドッグ顔の太ったおばさんが、こてこての化粧をして、若い子が
着るようなミニスカートはいて、とてもじゃないけど見ていられませんでした。。
 謙介さんの書が、そんなところで生かされるなんて驚きです。。お名刺とかだと、
たまに見かけますよね?
 

Posted by: yoko | 10. 08. 31 PM 10:32

---yokoさん
 多分今も○出警察署のどこかにあるはずだと思うんですけど。(笑)
 そうなんです。看板とか題字、のしぶくろ、というのはよくあるんですが、おそらく暴走族の解散届なんて、最初で最後だろう、と、思います。
 ガングロ、とか「やまんば」とか、ありましたですね。唇まっしろけ、で、、本当にああいう流行はよく分かりません。 

Posted by: 謙介 | 10. 08. 31 PM 10:58

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