« 経年 | Main | そして誰も責任は取らない。 »

10. 08. 04

夏休み

前回も書いたのだけど、日曜日の午前中は、
いつもの高校生2人の国語と日本史を見ていた。
今回は夏休みなので、国語は作文。
日本史はワークブックのおさらい。
作文、と、言っても二つあってひとつが小論文で
もうひとつが読書感想文。
読書感想文の書き方については前に書いたので
ここでは繰り返さない。

小論文については、自分の意見が明解に伝えられているか、
論文だから、その意見についての具体的な経験とか
論証がきちんと書かれているか、そういう文章を書こうね、
という話をした。
それで、いろいろな論説文の中から
一応ピックアップしておいたのを何編か見せた。
「日本語って表現があいまいだ、っていうけど
そうでもないんですね。」
「日本語だから表現があいまいで、英語だからすっきり、
っていうのは、ステレオタイプの決めつけだと思うよ。
そういう思い込み、って、全然物事を発展させないし。
ドイツ人は勤勉だ、フランス人はオシャレだ、ったって
そうじゃない人だっているじゃない。俺、ニューヨークに
行ったとき、思いっきりリズム感のない、黒人見たもん。
それまで黒人はリズム感がいいんだ、っていう思い込みが
あったけど、全然そうじゃない人みて、俺、びっくりだったもん。
だからそういう決めつけって、よくないよ。」」
「英語って、何か表現がストレートだって思うんですよ。
日本語は、なんかはっきり言わないでもやもやしてる、とか。」
「英語だって、二国間の交渉の結果の共同声明なんか
読んでごらんよ。相当に訳のわかんないあいまいな
表現が多いから。だってどっちの国も自分のところに都合の
いいように解釈できるようになってるもん。
だから、それは日本語でもきっぱりとして論理的な
文章を書こうとするかどうか、っていう技術の問題だと
思う。」
「なんかむずかしそうですね。」
「論文は感想文じゃないから「思う」とか「感じられる」はダメ。
要するに感情を抑えて、自分の意志を段階を踏んで説明できたら
オッケーだから。」という話をする。数学の証明問題を
数式じゃなくて文章で置き換えたらいいの。」

学部の学生だったときに、実践文章講座、という実習を
取った。前にもこの授業の話はしたことあったと思うけど。
20人定員の授業で、毎回決められたテーマについて
800字くらいの文章を書いてきて、それをお互い読んで
その場で批評しあう、という授業。
「ここの~の部分の表現、読み手に分からない。」とか
「ここのところ、もうちょっと別の言い方できない? 」とか
批評しあうのが主眼。
1年間、授業は30回くらいあったかな。
毎時間それの繰りかえしでさー。
もうねぇしんどかったけど、でも、そのときに
どうやったら感情を措いて、日本語で論理的な文章が書けるのか
ということは学習できた、と思う。

友達に何度言われたことか。
オマエさ、エッセイと論文は違うんやぞ、って。
論理的な文章に感情を入れるからややこしいことに
なるわけで、でも、日本人って、そういう「情」で
文章を書く、というメンタリティがあるからね。
あいまいな文章表現使うな、って。
外国人に説明するつもりで書け、とか。

でもその時に本当に言われて批評された経験が
院に行って修論書くときに役立ったもん。


実践文章講座でやった肝心な部分について
高校生にも分かりやすいように話をした。


日本史は摂関政治のところまで。

何たって謙介さん、こないだ、つらちゃんの日記の舞台に
行ったから、えっへん、という感じで
その時の写真を見せる。(笑)

Kokucho1

2時間にわたるお勉強タイムが終わったので
以下少々雑談。
実は2人の学校の野球部が今年の夏の甲子園に
出場することになっている。
「で、応援行くの? 」と聞いたら、
「暑いところ行くの嫌です。」とクールなお返事。
担任の先生からも「課外授業とか補習を
優先しなさい、って言われてるし。」

さいですか。

「じゃあ、謙介さんが行こうかな。」
と言ったら、お茶を持ってきたオフクロにそれを聞かれて
「あんた、もう歳と体力を考えなさい。真夏の昼間、外で
若い子たちと一緒に野球の応援なんてしていたら、
熱射病で倒れるから。」

と意見されてしまった。
でも、ちょっと行ってもいいかな、と思ったのは
事実なんだけどな。
まぁいいや。

高校生たちが帰ってから昼ごはんの用意。
「お昼どうしよう? 」
「昨日、うどんの生めんもらったから。
あれは(食べるの)、急ぐよ。」
ということで、自動的にお昼はうどん。
もらったうどんは10玉分だったけど
どうせ食べるやろ、という観測のもとに
全部ゆでることにする。

できたざるうどんを食べるときは、そりゃつめたいですよ。
ですが、うどんをゆでる、となったら、
当然熱いガス台の前に立たないといけないわけで。

気温が35度のときにガス台の前に立つのは、嫌だけどさ。
でも、仕方がないから立ちましたともさ。


Kawataudon


大鍋で時々かき回しておいてその間に
ネギを刻んだり、つくりおきのおかずを出したり、、フリーザーから
氷を大量に出したり。
茹で上がったら、ざるにうどんをあげて、氷水で一気に冷やす。
生ぬるい水ではダメ。
できるだけ冷たい水で一気に。
そうして麺をよく洗う。
さてもさてもいただきます。
で、10人前の麺はあっという間に無くなってしまいました、とさ。


|

« 経年 | Main | そして誰も責任は取らない。 »

おべんきゃう」カテゴリの記事

Comments

謙介さんおはようございます。
うどん美味しそうですね。めんつゆもお手製でしょうか?
関西はお水が美味しいから、それがはっきりとお茶やうどんの味に出ます。
実家は山の湧水を水道水として使っていましたので、○○の美味しい水より実家の水の方が甘くて美味しいと思います。
今朝のニュースでロシアの小麦が猛暑で不作のため輸出禁止になるとか、価格高騰が懸念されています。
遠い異国のお天気で購買動向まで変化するのですね。
関西より関東が長くなった私はしばらくはお蕎麦にしようかなと思いました。

友人に美味しいお素麺が食べたいと言ったら、[あるよ。三輪素麺の工場の隣に直営のお店があって美味しいよ。]と言われて悩んでます。

Posted by: ラジオガール | 10. 08. 06 at 오전 9:24

---ラジオガールさん
やっぱり水、ってとても大事ですね。讃岐うどんのお店で有名なお店の位置を見てみたら、大抵が川の横なんですよ。(もしくは昔の川筋のあと)やっぱり麺類ということでは水って大きいと思います。
夏は食欲が落ちるので、そういうそうめんっていいですよね。 でも、暑いから、ついそうめんとか冷麦に偏ってしまいがちになるんですが、、。 うどんのツユは、イリコと昆布で取りました。そう面倒でもないですし、、。ロシア、すごいことになっていますね。四国で37度とかだったら、たまにあるけど、っていう気温ですが、きっとかの地の人はそういう経験なんてないから、ぐったりしていることでしょう。でも小麦の輸出が、、というのは、、どうなるのでしょう。ちょっと注意をしておかないといけないですね。

Posted by: 謙介 | 10. 08. 06 at 오후 5:29

娘が大学受験の頃、二次試験の小論文を夫がみておりました。実際の試験に近い形で時間と字数を決めて書くのですが、グループで同じ題で書き、後から読みあって批評する方が勉強になる、しかし家でやるには相手がいない…そうだ君が書きなさい、ということで私まで小論文を書かされ、なおされました。大変いい思い出ですとも。
暑い毎日ですね、どうぞお体を大事にしてご無理のないように。栄養のあるものを召し上がって、しっかりお休みはとってくださいね!

Posted by: アリクイ | 10. 08. 17 at 오후 11:42

----アリクイさん
「大変いい思い出ですとも。」というところに辟易というのか、もう二度と嫌、というお気持ちが、ずん、とこめられているように拝察しました。 そんなぁ、書け、って言われてもですね。授業で取っててそういうものだ、っていうのなら「あきらめ」もつきますが、全然関係なくて、「書け」ってねぇ。本当にしんどいことでございました。実は、謙介、今の研修でまた非常にたくさんの原稿を書かなきゃなんなくなってしまい、、、夢にうなされそうな今日この頃なんです。こういう気楽に書く、っていうのなら別ですが、意志と意図をもって書く、って、本当にしんどいことですね。よくされた、と思います。

Posted by: 謙介 | 10. 08. 18 at 오전 6:24

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/49037176

Listed below are links to weblogs that reference 夏休み:

« 経年 | Main | そして誰も責任は取らない。 »