« 土佐へ(その2) | Main | 経年 »

10. 07. 29

ノンフィクション

ちょっと前の読売新聞(大阪本社版)
に桜田門外の変の時、居合わせた中間(ちゅうげん)
の聞き書き記録を儒学者の菅茶山(かんちゃざん)が取っていて
その記録が出てきた、という記事がありました。
そこにその部分の本文写真が出ていたので早速読んでみました。
原文はところどころ変体仮名を使っていますので、読みやすいように
今のかな表記に謙介が直してみました。

 殿様御駕籠へ誰爾(に)候哉 刀抜連切て掛り候 者数人
 有之(これあり) 其勢烈しく怖しき事言ん可多(かた)奈(な)し
 其内爾(に)御駕籠の内可(か)外可(か)不存候へ(ぞんじそうらへ)
 共 大奈(な)る声爾(に)て 一声叫ひ候 声八(は)耳本(みみもと)
 へ響て聞へ候 御供方(おんともがた)八(は)前後へ颯と
 逃散り 抜合候士(ぬきあいそうろうし)も無之(これなき)様爾(に)
 者相見候へ

大老井伊直弼の乗った駕籠のところへ、どこの誰だか分からんけれども
刀を抜いて切りかかってき者が数名いた、と。その勢いは烈しく
怖ろしくて言葉にできないほどであった、と。 そのうちに
駕籠の中だかそ外だかはよくわかんなかったけれど、
大きな声が一声したのが耳元に聞こえてきた。
応戦しようとする(警護の)士もいないように見えた、って。

誰だかわかんないヤツが、刀を抜いて、「うぉぉぉぉお。」と
切りかかってきたので、警護の武士はみんな恐くなって
さっと逃げちゃった、って、それで、おそらくそこに井伊大老の
乗った駕籠があったのでしょう。それに刀をグサッと刺した、と
そうしたら駕籠の外か内かは知らんけど、ぎやああああああ
という声が上がった、と言うことなんでしょうか。

昨日、死刑の執行があって、法務大臣がその状況を見た、
というニュースがありましたけど、今から20年ほど前に90
で亡くなったうちの母方のばあちゃんのそのまたおっかさんが
小さかったころは、まだ打ち首、という処刑があったそうで。
で、その打ち首は公開処刑なので、みんな見に行ってた、って。
それもね、お弁当を提げて、って。
で、刑場はお祭りというのか市みたいに屋台も出て
すごい人出でにぎわったそうです。これ、前にもお話しましたよね。

処刑って、当時の人にとっては「エンタテイメント」、
「娯楽」だったいう話なんですよ。
死んだばあちゃんも話の最後に
「まぁねぇ、昔は娯楽が少なかったからねぇ。」って。

確かに長い年月がたっても人間の思いとか考え方の
中に変わらない部分とか
ものの見方で今と近いなぁ、ということも
あるでしょう。しかし、大きく変わった部分だって
あるわけです。

今の世の中の考え方では簡単に推し量ることのできない
その時代独特の流れ、とか、空気というものがあったと思います。
今とどこが違っていて、どこが似ていたか
それをきちんと見ないといけない。
ここに歴史を勉強しないといけない理由も
あるように思います。


俺が何度も何度も手を変え品を変えして放送している
坂本龍馬のドラマが大嫌いなのも、
あれはそうした江戸の終わりの時代を描こうとした
ドラマではなくて、単にちょんまげを結った
人間の出てくる現代のドラマにしか過ぎない
描き方、描かれ方しかしていないからなんですよ。
だから見る気が全然しないんです。

あの時代、下級のお公家の位なんて
金で買えていました。ですから昨日までは
八百屋のおっさんだった人が、いきなり下級の公家
(従七位とかその辺の位)になる、っていうこと
だって普通にできていた時代です。
そういうことだってありました。
よく一般的な常識で江戸時代は
一般の町人は苗字を名乗ることは許されて
いなかった、と言われます。
でもね、もう江戸も後半になると
一般庶民は、通称というふうな形で
苗字なんてこっそり使ってたわけです。
そういうことだって実際にあります。


そういう変わった部分、変わらないで今に至っている部分
をよく見た上で、その時代のことを見ていかないと、、
って、思うんですよ。

        ×       ×

今日は和風のオリーブ料理でした。
普通オリーブなんて断然洋風料理ですが
今日のは絶対これは和風でないといけなかったんです。

じゃーん。

Oliso1

小豆島で最近作ってる「オリーブそうめん」
これ、作ったけどさ、全然売れてなかったんですよ。
だってスーパーで最初はちゃんとしたそうめんの棚に
あったんだけど、しばらくしたら100円コーナーに移動してましたもん。
でもま、100円だし、買って仮に
おいしくなくってもあきらめはつくしなぁ、って
思って買ったわけです。

まぁ小豆島といえば国産のオリーブの産地だし
そうめんも産地だし、その両方がドッキングしたら、
ということで作ったんだとは思うんです。
でも、やっぱりどう考えたってオリーブはイタリア料理とか
洋風料理の素材だし、そうめんは、、ねぇ、、。
和風でしょ。(笑) やっぱり固定観念があるしさ。
だから色物そうめん(まぁ実際に色は付いてましたけど。)
と思って買ったんですよ。
ところが、ゆでてみたら、「なんということでしょう。」(加藤みど○風)
緑が冴え冴えとしてきて、それが茶そばよりもっと冴えた緑というのか
翠でさ。

Oliso2


昔上海だったか蘇州だったか忘れたけど食べた翡翠麺の
ような色合いで、、。いやそうめんだから翡翠麺より美しくて、、
思わずもっと買っておけばよかった、と今後悔しているところです。


そんでもっていくつかの報告。

うちのブラウン管テレビのことですが、ソニーに連絡しました。
こちらとしても部屋の模様替えをしたいのですが
テレビがどーんとあるためにできないのです。
夏休みにしたい、と思っているのですが
いつまでも、これだとできませんし、、。
連絡が1ヵ月半、ずっとなかった
理由は分かりません。
でも謙介って、こういうふうに忘れられてしまっていることって
すごく多いんです。
今回も、ああ、どうせまたそんなところでしょう、と
思うんですけど、、。
とにかくソニーの担当の人が
忘れていたみたい。 やれやれ。
来月の初めに引き取りに来ることが決定しました。

それから日ヘリ航空(NH)のミラクルキップです。
(国内路線全線半額)
5月くらいに「お使いやす。」といって
会社から送ってきてくれたのですが、
Ana101
謙介はこんな体調だから
どうせ使えないし、誰か要るかなぁ、と思って、
俺、周囲の友達に「今年の夏は帰省する?」
とか聞いてまわったんですよ。
使ってくれたらいいじゃないか、って思って。

みんなからお返事待ってたんだけどなぁ。
誰も何にもお返事をくれなくてさー。
なしのつぶてだったし、、。
きっとみんな忙しいんでしょうね。

だから、今回は金券ショップに持っていくことに。

暑いですねぇ。
週末、四国も連日35度台って天気予報にあって
正直うんざりです。
次の研修までの宿題、ぼちぼち片付けています。
暑くてなかなかはかどらないけれど。

これをお読みのみなさんもどうぞお身体、ご自愛ください。

それではまた。


 

|

« 土佐へ(その2) | Main | 経年 »

おべんきゃう」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/48849279

Listed below are links to weblogs that reference ノンフィクション:

« 土佐へ(その2) | Main | 経年 »