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10. 06. 21

使いまわし

マガジンハウ○の、三日月パンでの韓国特集が
終わった、と思ったら、今度は、「アンア○」が
特集を組んでました。
思わず、使いまわしじゃないかぁ、って思いました。
今年は確かに韓国訪問の年とかで
観光客の誘致を目指している「韓国観光公○」あたりから
マガジンハウ○に特集記事組んでもらえませんか?
というふうなご依頼がいって、そういうことに
なったのかなぁ、と、何となく想像しています。


でも世の中、すっかり変わってしまいました。
俺がはじめてソウルに行った80年代はじめは
韓国旅行はもっぱら男が行くのが主流で、
それも、しぇらとんうぉーかーひるでのばくちつあーとか、
その後はおきまりの○春つあーとか。
ソウルに行く、と国文の同級の女の子に言ったら、
変な顔をされていた時代です。
実際たまたまソウル便で乗り合わせた隣の席の
おっちゃんは、一晩でカジノで100万だか
200万だか遊ぶ、と言っていました。
その後は「一晩中やりまんやで、あはははは。
にいちゃんもどや。」と言っていました。


それがいまでは、、、ねぇ。(笑)

ですから当時女性の韓国旅行というのは、たとえば
大学の専攻が史学とか、陶芸とかで
よほど、韓国の歴史とか文化に関心の
あるような女性だけしか行かなかったのですが、
いまやコスメにエステにショッピング。
やっぱり冬のソナタからですかね。
女性の韓国旅行者は飛躍的に増えました。

しかしさすがにアンア○の読者層になると、
おばさまのようにお金を持っていない、という
ことなのでしょう。「4万円台でいける、韓国」
と書いてありました。

で、雑誌の内容見てみました。お決まりですが
韓国のイケメンのいる店の紹介がありました。
でもね、俺、思ったのですよ。
前にも俺、旅行前にソウルのガイドブックなんて買うの
バカバカしい、と言ったと思います。
そんなもの韓国という国は、状態が突然大きく変化する、なんて
しょっちゅうだからです。朝と晩では全く違うことになっている
なんてごく普通にあります。
ですからそんな数ヶ月とか1年前の情報のガイドブックなんて、
すでにあちこち変っているでしょうから、買っても役にたたない
部分だって相当あるはずです。

おそらくこのイケメン取材だって何ヶ月か前のことだったでしょうが
現在彼らがその店にいる、というのはどうですかねぇ。
いない可能性だってありますよ。
韓国の人って何せ熱いですから、店の人間と喧嘩したりして
突発的にすぐに辞める、っていうことなんてごく普通によくあります。

店だって突然閉めてしまって、雑誌に載っていたその店の
場所は全然違う店が入ってる、なんてよくある話です。
だからガイドブックなんて買ってその店に行こうと思って、行ったら
違ってた、なんてよくある話です。


確かに、取材したときはそのイケメンさん、
その店にいたかもしれないけど。
雑誌がでた今、ソウルに行っても、
その店にそのイケメンさんが居る、ということは
うーん。どうでしょうね。いないかもしれない。
第一その店が今現在あるかどうかだって怪しい。
俺の見た経験では、1ヶ月で店がBYCの下着屋から
CDショップに変わった、というのがありましたもん。

それと、有名人の紹介するお店、っていうのが
載ってたんですけどね。
もう見たら、地域がてんでバラバラなんですよ。
明洞があった後で、龍山(ノンサン)の二村洞(イチョンドン)が
あって。その後に新村(シンチョン)があって、、
今度は弘大前(ホンデアップ)と。どうせだったら、ちゃんとエリアごとに
分けてあげたらいいのに、と思いました。まぁ龍山の二村洞と、弘大前は
比較的近いから一緒にすれば、とか。
ソウルの中心部、南部、西部、と、もう統一性もなく
あっちこっちが載ってる、というふうでした。
たとえて言うなら、東京のおススメの店、とあって、墨田区のお店の後に、
中野区のお店が載っていて、その後に、銀座のお店があって
そこから吉祥寺のなんとかというお店はね、という状態です。

龍山っていうのは、ソウルの南、
漢江(はんがん)の北岸にある地区で、
かつて日本統治時代にここに朝鮮半島を統括する陸軍の総司令部が
置かれた場所です。それから最初のソウル駅もこの龍山駅の場所が
ソウル駅でした。なので、鉄道車両の整備をする工場もこの龍山に
置かれました。その関係でこの辺って、鉄道関係者と軍関係者の
官舎のあった地区として発展してきたわけです。
1945年の光復後はその場所にそのまま在韓米軍が
駐留してきました。今もこの辺の区画は、ソウルの旧市内と
違って、いかにも都市計画されたような家々の区画になっているのは
そういうことです。地図を見てもらったら
ある特定の一画だけ、縦横きちんとなってて
周囲と違ってる、という場所があるのが
よくお分かりいただけるか、と思います。
中央の広大な灰色部分が旧日本軍の統括本部の
あった場所です。
地図にもありますが、ここに中央大○(日本のとは違います。)
の附属病院があって、そこに友達がしばらく入院していたので
何度かお見舞いに行ったことがありました。


で、こういうお勧めの店の行き方を見たら、確かに行きかたとか
交通機関(地下鉄・バス)を書いてはくれているんだけど、、
ハングルの地図を見て、地元の交通機関を乗りこなして
その目的地に行く、ということができるかなぁ、と
ちょっと思いました。
見てる分にはいいけど、じゃあ、実際は、、と
なったらねぇ、、。


結局のところ、こういう旅行ガイドって、
いくら雑誌のちょっとした特集でも
使う側の身、実際に行く人の身になって
作っていないと何の役にも立たない、という
ことのいい見本だなぁと思ったのでした。

はてさて。
今朝も新聞を見ていました。
どこも記事はお相撲とサッカーと選挙の三つ巴ですね。


お相撲の賭博問題。
賭博に限らず、賄賂とか補助金のプールとか、談合とか
そんなものはいつの時代、どこにだってあることだと思います。
ダーティとはいいますが、それはある意味
どうしても必要な部分っていうのも確かに
ありますから、そうしたことがなくなる、
ということは、おそらくはないんじゃないかなぁ。


この手のニュースが、こういうふうに表立って大きく報道される
というのは、大体相場が決まっています。
理由は二つですよね。
それがよほど長年にわたってなされてきて、
大掛かりになってしまって、相当に悪質化してしまった
ために、当局も見ないふりができなくなった。
もしくは、悪いことしてたヤツが「鼻薬」を
全員等しくかがせなかったか、じゃないですか。
A.B.両方のグループに等しく鼻薬をかがせる
と静かなのですが、Aグループだけかがせ
Bにはかがせないと、Bが嫉妬して報道機関
なり取り締まり方に「チク」ってしまう
ということになりますね。


それに今回は歌舞伎とか能とかオリンピック競技と同じで
伝統文化・スポーツというのは管轄官庁が
文科省だった、ということも大きいですよね。
やっぱり「教育」をつかさどる役所ですから、
ダーティなものは一切だめ、というところも
あるでしょうし。


ですが相撲とその筋の結びつきなんて、今更
もう仕方のないようなことでしょう。
映画とかサーカスとか相撲の興業といえば、
そういう筋の方々の仕事、というところだってありますし。

岡山の駅前をショバにして興行をなりわいにしていた
福武○というやく○が出版業界に手をのばして
福武書○になった、と。それが発展して今のベネッ○に
なった、とうことは前に書きましたよね。

進研ゼ○のベネッ○という会社は、ですから
最初は岡山駅周辺を縄張りにしていたやく○、だった、
ということです。
そういうわけでJR岡山駅前の映画館、今も
福武がやっているのは、興行を仕切ってた名残ですね。

岡山にもうひとつあったやく○の木下○が発展して
できたのが木下サーカ○ですし。(こちらは後楽園方面が
ショバ)
こうした興業とやく○というのは、もう切り離せないものだと
思います。興業という商売はそういうやく○の組織力を
うまく利用してきた、という側面だってありますし、、。

それに大体が元貴闘○の実家なんて神戸の暴力○
だったと記憶しています。暴力○との黒い関係を
断ち切ろう、って言ったって、、ねぇ、、。
うーん。それはちょっと難しいんじゃないですかね。
新聞を見ながら、そんなふうに思いました。

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Comments

そうですね、
確かに(特に飲食店)は、ころころ変わりますよね。
この前、ソウル行ったとき、伝統10年という看板には笑ってしまいました。伝統って
普通50年とか、少なくとも3世代くらい受け継がれた物を言うんではないのかなって・・・
そうそう、最近のソウルの地下鉄、シンガポールみたく、最初にお金を預け入れる(デポジットみたいな感じ?)面倒な仕組みになって、不満です><

Posted by: yoko | 10. 06. 24 at 오후 11:04

---yokoさん
そうなんです。仁寺洞に行くと、伝統茶院なんてありますが、あれだって、できて、まだ10年そこそこくらいです。「伝統」とか「歴史」と言うのですが、その実、見てみたら、なんだ、という程度のもののことが多いです。 李朝もあこがれがあるみたいなのですが、太平洋戦争終了後、さっさと旧李王家を廃止してしまっていたり、でもその一方で伝統、っていうことは言ったり、、ちょっとその辺がなんだか全然論理的な整合性がなくて、、よくわかんないんですよ。地下鉄、80年代に行ったころは、まだ切符売り場っていうのがありまして、「シーチョン」とか「トンデムン」とか言って買ってたんですが、、そのうち自動販売機になって、少しずつ変りましたですね。プリペイドカード方式ですが、おっしゃるように、そこで暮らす住民の方々にはいいんですが、たまさかに行く観光客には、、ちょっと、、ですね。

Posted by: 謙介 | 10. 06. 24 at 오후 11:32

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