あんなことしてるからばったり倒れるんだよツアー
3時に待ち合わせなのですが
その前に買っておきたいものがあったので
妙心寺前からバスで市内に出ることにしました。
ここから市内へ、だと市バスなら91系統の四条烏丸行きか、
京都バスの三条京阪経由の四条河原町行き
に乗ることになります。どっちでもよかったので
早く来たほうに乗ろうと思っていました。
程なく市バスの91系統が来たのですが、すんごい人数の
人が乗っていたので、こらあかんわ、と思い
京都バスに変更です。
京都バスもすぐに来ました。
寺町御池(てらまちおいけ)で降りて、
寺町を北に。
お茶を買いに一保○の本店に行きます。
今回行ってびっくりしたのは一保○がポイントカードの
発行をはじめていたことでした。
ちょっとびっくり。
お茶を買って今度は南に下がります。
御池通りをまたいで、さらに南に。
鳩居○でいつも使ってる封筒が切れていたので
それを買って、次は本屋です。
三条通を東に。そうして河原町通りに出ると
右折して、今度は南に。
もうねぇ、この界隈の本屋の話をしようとしたら
本当に悲しくなってしまいます。
というのか、以前は河原町といえば
本当に京都を代表するような
繁華街だったのに、、。
今度四条河原町の阪急が閉店をするというし、、。
確かにここ、過去に何度か入ったことありましたけど
あんまりお客さんが入ってる、という風情では
なかったですね。
この建物のこのロゴももう見納めですかねぇ。
京都では、ちょっと前に京都駅前の京都近鉄百貨店が
閉店しました。
京都近鉄って多分京都の地元の人間は
あまり行かなかったのではないかと思います。
京都人の「差別意識」と微妙につながって
いるのですが、やはり京都駅のあるあたりは
「下(しも)の方」なんです。街外れ、という意識です。
京都の人間にとってデパートといえばやはり
四条高倉の大○か、四条河原町の高島○しか意識には
なかったのだと思います。
それでも京都駅にJR伊勢○ができるまでは、かろうじて京都に来た
観光客が京都近鉄を支えていたのでしょうが
駅に直結でしかも新しくてきれいでおしゃれなな伊勢○ができて、
もう決定的にダメになった、ということでしょう。
確か、この阪急が出来たときにこの中に
紀伊國○書店が入る、といううわさがありました。
当時は紀伊國○は京都になかったですから。
それがその頃は、河原町通りには力を持った
個性的な本屋がいくつもあって、そうした本屋が
一致協力して反対したために、紀伊國○がびびって
進出を断念した、という話がありました。それくらい
あの頃は河原町の本屋はみな強かったのですが、、。
その後、の状況は、、もうため息しか出ません。
京都書院もつぶれ、オーム社もなくなって、
丸善も消えて、駸々堂京宝店もなくなって、、
いまや、河原町で大きな本屋といえば
かつてのファッションビルのBALビルの中に入ってる
淳久○だけということになってしまいました。
西の新京極に行けば紀伊国○があるんですけど、
河原町通りということであれば大きな書店は
もう淳久堂だけです。
やれやれ。
で、その淳久堂に行きます。
買いたい本を、検索して、探します。
15分ほどで何とか欲しかった本を3冊探せました。
時計を見ると2時過ぎ。
ちょっと急がないといけません。
河原町を四条まで下がって今度は左折です。
木屋町を越えて鴨川を渡って、おけいはんの四条に
行きました。
あ、京阪四条じゃないんだ。
駅名変更で祇園四条ということだそうで。
河原町の淳久堂から京阪の四条まで7分で歩きました。
大体こんなむちゃくちゃな歩き方してるからあとで疲れて
ぶっ倒れるのです。はぁ。
地下のホームに降りたとき、
うまい具合に淀屋橋行きの各停が来ました。
ここからおけいはん電車に乗って、待ち合わせ場所に行きます。
各停ですから、ガラガラです。
電車は京都の街中を出てやがて地上に出ます。
ちょうどこの辺にあの有名な任天○の本社があるわけです。
いまや世界のニンテン○ーですが、
うちのオヤジの年代の人の頭の中では、
「任天○なんて花札作ってる会社やんけ。」ということのようです。
やっぱり「芸者地元で流行らず」ということでしょうね。
どうしても地元の人間ってその会社の草創期からの
発展過程を全部知っていますもんね。
前にも言いましたが、ベネッ○なんて、今でこそ
おしゃれでなにやら「お文化的な出版社」のイメージですが、
地元の岡山ではベネッ○っていうと
福武○っていう岡山駅前周辺をショバにしてる
ヤクザ、でしたし。
地元の人間って、そういう会社の草創期を知っていますから
どうしても見方がシビアになってしまう、というところは
あるかもしれませんね。
さて。
おけいはん、待ち合わせの駅に着きました。
深草で待ち合わせです。
お相手は深草の少将ではなくて(笑)いとこです。
(深草の少将は悲惨な人生でしたね。)
無事に落ち合うこともできました。
いとこに「どこか行きたいところある? 」と聞いたら
観光客風に清水に行きたい、とか言うので、再び
おけいはんで、五条に戻りました。
あ、「五条」じゃなくて清水五条だそうで。
今日も長くなりました。今日はこの辺で措きたいと思いますです。
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Comments
河原町の本屋だと、河原町阪急のお向かいのビル(昔、三和銀行でした)にブック○ァーストが入ってますよ。阪急系の本屋なので雑誌やおしゃれな本が中心で、謙介さんの探されているような本はあんまりないかもしれませんが。
東宝公楽の跡はホテルになるらしいですし、京都も色々再開発が進んでいますね。
Posted by: mishima | 10. 04. 06 PM 11:48
---mishimaさん
あ、そうでしたね。前に駸々堂京宝店のあったところに、最初ブックファース○、入っていたのに、立ち退かされて、河原町近辺で候補、ということで、結局、今のところに移ってきてた、ということですね。うちのオヤジの時代ですと、今そのブックファース○の建っているビルって、三越の京都店があったんだそうです。京都店、ったって、正式な大きな店舗でなくて、以前祇園にあった三越エレガンスみたいな小さい売店、っていうお店ですが。
ブックファース○、そうなんです。やっぱり、文庫本とか、資格参考書、雑誌、っていうのはあるんですが、かつての駸々堂京宝店みたいに専門書が揃うか、と、なったら、、無理なんです。そういう意味で、謙介的にちゃんと本が揃う、っていうと、淳久堂しか、、ないんです。(悲)
駸々堂京宝店、丸善京都支店、京都書院、京都書院イシズミ店、河原書店、駸々堂京宝店、萬字堂、そろばんや、サワヤ書店、オーム社、ミレー書房、祇園書房、海南堂。 四条・河原町界隈にかつてこれだけの本屋があったのですが、ここ数年の間に、これだけの本屋がすべて消えてしまったのです。
Posted by: 謙介 | 10. 04. 07 AM 8:33