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10. 03. 03

今日のご本

同僚が「おもしろい本なーい? 」って聞いてきたので
今日のお昼休み、ご飯を食べながら
最近読んだ本の話をしてた。
「謙介はオガワヨーコさんってどう? 好きな作家?」
「ごめん。俺、あの人の小説、好きじゃないの。」
「どうして? おもしろくない? 」
「あのさー、もうこれは趣味の問題なんだけど、
あの人の小説って、あざといんだもん。
いや、言いたいことは分かるんだ。だけど、知に走り過ぎてて
意、余って計算足らず、というのかねぇ、、。
俺ね、小説って、作者のたくらみを見せてもらう、
っていうところがあるって思うんだけどさ。
あの人の作品って、「さぁ、今からさくひんの中に
入っていきますからね。いいですかぁぁぁ。」って、
大仰な前振りがあってそれで、どっこらしょって跳ばないといけないの。
だから嫌いなの。
入るよ、っていう意識して入っていかなくちゃなんない、っていうのが。

俺がいいなぁって思うのは、自然に気がつかない間に
のせられてて、気がついたら、作品の中に入ってて、、っていうの。
小説なんてだまくらかし、なんだから、
どうせだったらうまくだまして欲しいわけ。
知らない間にだまされてた、っていうのなら
あ、やられたなぁ、って思うし、うまいなぁ、
って思えるんだけどさ。
あの人の作品は
なんだか作品に入っていくところから身構えないといけなくて、、
それが「わざとらしい。」というのか「あざといなぁ。」って
感じさせられるから嫌なの。

でも彼女の小説が好き、っていう人にとっては
彼女のその世界に入っていく行為が特別な感じがして
いい、って思えるんだろうけど、俺は、なんかそこがねぇ
取ってつけた、っていうのか、、どうしても好きになれなくて。
まぁ、これはもう個人の好き嫌いの問題だからさー。
「という理由で謙介は好きじゃない、と。」
「そう。」
「だけど、あんた、結構好き嫌い激しいねぇ。」
「だってさ、たとえば大学の講読の授業で、
単位がかかってる、っていうのなら
好き嫌いはとりあえず横において、
分析作業しなきゃなんないだろうけど、
趣味で読むんだもん。(笑)」
「まぁね。気楽に読んだらいいんだけどさ。」
「そうそう。」

「で、おもしろい本よ。」
「うーん。おもしろい、っていうんじゃなくて、
こんな本もあったか、っていうのになるんだけど、、。」
「どんなの? 」
「一冊はこれ。」
「なぁに。」
「あぶら部」
「あぶらぶ? 」


Aburabu


「うん。油をたーっぷり使った、お料理の本。
もうねぇすごいよー。サブタイトルが、こってり料理で男子のハートと
胃袋をわしづかみ!! だもん。」
「男子のハートと胃袋をわしづかみ、っていうのがいいねー。」
「うん。」
「で、わしづかまれてしまいました? 」
「そりゃあもう。」(笑)
写真がハレーション起こしてて申し訳ない。
でもねぇ、本当にどれもこれも、、魅惑のお料理ばかりでさー。

Aburabu3
衣もおいしい、ジューシーパイコーハン (中華風豚肉のてんぷら)

Aburabu4
半熟目玉焼き×ウインナー×チーズカレー

Aburabu5
あぶLOVEお好み焼き(中の肉は当然豚バラ)

Aburabu6

とろけるチーズのフライドポテト&ケチャマヨオニオンリング。
さすがに、一品あたりのカロリーは書かれてませんでしたねぇ、。
あぶらたっぷりのお料理って、
どうしてこうもまぁおいしそうに映るのでしょうか。

痛風? 肥満? そんなものはクソくらえだぁぁぁ。
食べたいものを食べたいときに食べられなくて
どこに人生の楽しみがあるかぁぁぁ。

ま、そこまで言うのは、大げさですけど、、。
たまには、こういうお料理もいいですよね。
(そうです。たまに、です。決して日常的にではありません。笑)
ということで。

はい次、二冊目。

Shigotoba1

今度は絵本です。
タイトルは「しごとば」
もちろん「仕事場」のことですね。
いろいろな職種の人の仕事場のありさま、
一日の仕事の流れ、というのが文字通りの絵で
紹介されています。
その紹介されている職種の選び方が
おもしろい。

歯医者さんとか

Shigotoba7


Shigotoba3

プロ野球選手とか(ここでは○天の選手、ということになってる。)
Shigotoba4

後ね、美容師、新幹線の運転手さん、パティシエ、 本屋の店員さん、
イラストレーター、 豆腐屋さん、革職人
獣医さん
っていうふうに、この仕事の選び方、っていうのも
絵本を描いた人のセンスが出てるなぁ、って思った。
最初、「しごとば」、1冊だったけど、好評だったみたいで
続編が今年の1月に出た、って。(そりゃそうでしょう。)

でね、それぞれの人の仕事に使う道具、とか仕事場に
置いてある細々した道具ひとつひとつの名前が、
全部書き込まれているところが本当にすごい。

「ひとつ残念だったところがあります。」
「何? 」
「続編でさー、考古学者のしごとば、っていうのが
あったんだけどさ。」
「ふん。」
「お酒のビンが全然描かれてなかったんだよ。
あれがリアリティがなかったー」
「そんなもの、子どものまじめな絵本に描けるわけないでしょ。」
「だってさぁ、、酒ビンの林立していない
考古学者の部屋なんて、、有り得へんわ。」
「そんなのダメダメ。(笑)」

「まぁ謙介の最近のお勧めはこの2作品ですね。」
「でも、あたし、別に胃袋をわしづかみにしたいお男子は
今のところいないから、しごとばのほうを見てみようと
思います。」
「さいですか。(笑)」

最近の中では、謙介の印象に残った本です。
書誌データをご参考までに。

あぶら部
著者 市瀬悦子
出版社: 泰文堂 (2009/11/25)
標準番号: 978-4803001808


しごとば (続編もあります。)
著者 鈴木のりたけ
出版社: ブロンズ新社 (2009/03)
標準番号: 978-4893094612

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