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10. 03. 16

男の作った詞・女の作った詞(その2)

前回は男の作った恋愛の詞、というのを見てみました。
では、今度は女性の作った詞です。

女性の心理を代表していただく歌は
ドリカムの「大阪LOVER」。
作詞は吉田美和さんですから、もちろん女性です。

   大阪LOVER

 ”最終間に合ったよ 0時ちょい前にそっちに着くよ”
 メール短すぎたかな わたしもそっけないけど
 新大阪駅まで むかえに来てくれたあなたを見たら
 いつもはいてるスウェット 今日も家へ直行か

 万博公園の太陽の塔 ひさびさ見たいなぁ!
 明日さ たまにはいいじゃん!
 「そやなぁ、、」って行くの? 行かないの?

 (中略)

 言いたいことが言えなくて 黙ってしまうのも良くないよね
 毎週は会えないから けんかだけは避けたいし
 通い慣れた道が いつもより長く感じるこの空気
 御堂筋はこんな日も 一車線しか動かない

 家に着く前に 何か飲むもの買ってこようか?
 気分変えようとしてるんじゃん!
 「そやなぁ、、」っているの? いらないの?!!

 何度ここへ来てたって
 「一緒に住まへんか? 」とは言わないし
 楽しそうにしてたって 
 そこは内心 めっちゃさびしいんよ

 近そうでまだ遠い大阪

 覚悟はもうしてるって
 大阪のおばちゃんと呼ばれたいんよ
 家族と離れたって
 あなたとここで生きていきたいんよ

 東京タワーだって
 あなたと見る通天閣にはかなわへんよ
 なんでそんなに笑って!
 一生に一度の告白やんか!
 
 恋しくて憎らしい大阪

 (中略)

 どんだけけんかしたって あなただけ
 ほんまに大切やもん
 「もうこっち来いや」って言って
 あぁ! 催促してしもたやないの

 近そうでまだ遠いか? 大阪

 恋しくて憎らしい大阪!


こういうふうに歌詞を書きだしてみると、この歌に歌われている
女の子の意識って、謙介がごちゃごちゃと解説しなくても
もう、すっ、と了解できるのでは
ないでしょうか。

私はあなたの言葉を待ってるのに、
あなたときたら、楽しそうにするばかりで、
何にも言ってくれないじゃないの、
と女の子は思っています。


要するにこの歌の女の子は「私はこれほどまでに
あなたと一緒になる覚悟を決めているのに。
それにもかかわらず、あなたは何も言わないで、、。
一体何を考えているのかさっぱりわかんないわよ。」
っていうことですよね。


ほらね、彼女は、
「もうこっち来ていっしょに所帯持とやないか。」って
言って欲しい、って。
言ってもらわなきゃわかんないじゃないの、って。
ね、女の子はこうです。

だからちゃんと口に出して
自分の意志を私に伝えてほしいわけです。

でも、この相手の男性は何にも言わない。
「好きや。」もなければ、「俺と一緒にならへんか。」もない。
まぁ一緒にいて楽しそうだし、、、
まぁ例えば桃谷とか鶴橋にでも行ってですね、
差し向かいで韓国料理を食べてる、と。
彼の顔はすんごく楽しそうだ、と。でも、そこから先が
一切ないんです。 もう付き合ってある程度の時間も
経ってきてるし、こうして私は大阪まで何度も来ているのに、
この人ったら、一体、何考えているんだろ????
っていうのがこの女の子の気持ちだと思います。


女性はこういうふうに「言葉」で自分の意志を
伝えるし、言葉で相手の意思だって知りたい。
自分の眼の前にいる相手がどう思ってるのか
何を考えているのか、それはちゃんと口頭で
言ってもらわないと分からない。
俺の気持ちはこうなんだよ、と。


ところが男は、そういうの、、苦手、もあるでしょうし、
そういうの、面倒くさくて、やってらんない。
もしくは見たら「楽しそうなんだから、そんなの、
言わなくったって、分かるだろ? 
察しろよ。一体どれくらいの付き合いなんだよ。」ですね。

ここに昨日見た男の意志の伝え方と女の意志の伝え方の
大きな違いがあるように思います。

ですから女性から見たら、この歌、ものすごく共感できる、
っていうことではないですかね。

ところが昨日の「ふたつの唇」では
「僕の熱いものは君に届いているかい。」
で、意志の伝達を済ませてしまっているわけです。(笑)
ただこれでは女の子にはすごく分かりづらいと思います。
いや、まぁ例えばこういうシュチュエーションであれば
分かるかも-----
以下謙介の妄想。

男の子と女の子が桃谷に焼肉を食べに行ったとします。
(新世界のジャンジャン横丁で串カツでもかまいません)
あそこ(桃谷)は、環状線の駅から、ちょっと距離があるんですね。
で、焼肉食べて、お勘定済ませて、ガムをもらって
店を出た、と。
暗い道を二人一緒に歩いています。
どちらともなく身体を密着させて歩く。
そうしたらあれま、男の子の下半身が、、変化を見せた
わけです。それを女の子にぐいぐい押し付ける。
そんでもって暗いから、耳にマヌル(ニンニク)くさい息を
フッと吹きかけたりする。
男の子は何にも言いません。ただ歩いている。そのくせ
フッと時折女の子の耳に息を吹きかけるだけ。
そうして下半身をぐいぐいと密着させるばかり。
「なぁ、、、。」と男の子。
「あ、、、ほ、、」と女の子。
(こういうときの、大阪弁のアホはもう絶妙なニュアンス
だなぁと思います。
こういうシュチュエーションなら意志は伝わるんでは
ないか、と。(ハハハハ)

でも、普通の場合だとちょっとムツカシイ。


意志の伝達の男女差について
どっちが悪いとか、だから、男は、、、というふうには
俺は思いません。もうこれはお互いの性故の特徴だと
思っています。

ただ、女性というのはそういう部分があるのだ
男性というのは、そういうものなのだ、
ということを知っておけば、多少なりとも誤解とか
感情の行き違いからの摩擦は少なくなるような
気もします。(多少なりともですが、、。笑)


まぁすごく荒っぽくて雑な歌詞の分析ですが
男の作った詞と女の作った詞の間に
そういうお互いの性の違いっていうのが
はっきり出てるんじゃないか、と思いました。

(今日聴いた曲 もちろん 大阪LOVER 
 DREAMS COME TRUE 歌)


 

 

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Comments

某有名トレンディドラマで、
「カンチ、セックスしよう!」
と、衝撃セリフの場面がありますが…。

衝撃は衝撃だけど、生理的な側面から考えても、
突拍子過ぎる、ってことはないわけですね。
なーんだ、そうなんだ。そういうことねぇ。

って、なぜか主題である「歌詞の視点から」から
離れてしまいました(笑)。ゴメンナサイ。

Posted by: ヒシ | 10. 03. 17 at 오후 9:41

---ヒシさん
 赤名リカ嬢にとってみれば、ですね、長尾くんにそういう方法で意志を伝えた、ということなわけです。まぁ、「つつしみがあるかどうか」という観点でいけば、このような述懐はもう論外ではありますが、それはまた別の評価判断だと思います。
で、ヒシさんですよ。ヒシさん、その東京ラブストーリーの撮影場所の横を通ったんですけど、、。知ってました? 

Posted by: 謙介 | 10. 03. 17 at 오후 10:02

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