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10. 01. 21

今年のピッコリーナ・プリマヴェッラ

かんきつ類のシーズンもそろそろ後半に入ってきて
「晩柑類」と呼ばれるような品種が出てくるようになった。
実は晩柑類に属すかんきつ類が、一番バリエーションが多かったりする。
そういうわけでこの時期、この辺のスーパーには、怒涛のように
いろいろな品種が並ぶので、片っ端から買って官能検査(笑)を
試みているところ。
さっき行ったスーパーの店頭に今出てるのは
大体次のもの。
温州みかん、(八幡浜産、中島産)ネーブル、レモン
いよかん、はれひめ、天草、ぽんかん、ピッコリーナプリマヴヴェッラ
以上9種類が地元産で、あと、グレープフルーツ、オレンジが海外物、
というところ。
後、もうちょっとしたら、はるか、はるみ、あたりも出てくると思う。

それで今日はピッコリーナプリマヴェッラ、と天草みかんを
買ってきた。写真はピッコリーナプリマヴェッラ。

Mikan2

本当はビニールの袋に6個入って298円だったのだけど
一個味見してしまったので、写真は5個。(笑)
この品種はすごく皮が堅くてむきにくい。
だけど、中の薄皮ごと食べられるし、
香りが特によくて、おいしい。
去年の夏は水不足気味だったので、
味は濃厚でなかなかよかった。
次ははれひめ、か ぽんかんにしようっと思った。

昨日は脳の本を読んでいた。

Brain2

脳科学の真実、という本。
俺、このブログでも前々から何度も
あの脳トレ、って胡散臭い、って
言ってたんだけどさ、
これは、脳の専門の先生が
最近の脳トレブームの何が問題で
何が変なのか、というところにも言及してくれていた。

以下引用

  脳トレに説得力があるのは科学的な手続きを踏んでいるからです。
  脳トレには、まず脳科学にもとづいた理論と仮説があり、これを
  検証するための実験を行い、そして脳トレは効果的だとの結果が
  得られていると主張されています。(中略)
 
  この仮説を証明するためにfMRIという脳科学の先端技術を用いた
  脳活動計測実験を行ったところ、簡単な計算や音読で前頭葉が
  強く「活性化する」ことがわかりました。(中略)

  実は、この一見、科学的な手続きにはさまざまな問題点があります。
  頭を良くするためには前頭葉を「活性化する」訓練をすればよいのでは
  ないか、というのはあくまでも仮説であって、脳科学で確立された
  理論ではありません。

  次いで、簡単な計算や音読といった課題のほうが、難しい計算や
  考えごとをしているときよりも前頭葉が「活性化する」との「実験結果」
  は、これまで得られてきた脳科学の知見と相反するものです。
  複雑な課題はそれだけ多くの情報処理が必要であることを示して
  います。

  さらに脳トレが効いているのか、についての証拠はありません。
  子どもたちの成績が上がり、認知症患者さんたちの症状が改善
  したことは事実として認めるとしても、脳トレでなければいけない
  ということにはなりません。脳トレは単純作業を速く、数多くこなす
  ことによって自信をつけさせ、意欲を向上させる効果があります。
  課題の内容そのものよりも課題を達成したことによって、
  やればできる、という自信がついたことによる効果が大きいのでは
  ないか、と思います。

引用が長くなったけれども、だから脳トレそのものと、他の脳を使った
諸活動の長い年月による対象比較実験をもっとやる必要があって
脳トレをやった、こんなふうになった、というだけのことであると。
まだそれを長時間かけて、分析や比較研究はなされていないのだ
ということだった。
脳トレもひょっとしたら、一時の流行で終わるかもしれない、と
謙介は改めてこの本を読んで思ったのだった。


今日は木曜なので、「とめはねっ!」を見た。
最後の書家の先生による批評のところ、
確かに勅使河原くんの字、俺も惜しいと思った。
彼は米芾の臨書だったんだよね。黄庭堅、蘇軾、とこの米芾、
みんな中国の北宋を代表する書家ね。
ドラマの書家の先生の台詞で米芾について
大胆な筆遣い、って言ってたけど、俺は蘇軾だって
大胆じゃないか、とは思ったけど。

ただ、この三人の中でも中国の人に一番人気のあるのは黄庭堅
だと思う。無難と言えば無難だし、、。
彼の法帖(お手本)は、上海でも鄭州でも南京でも無錫でも
蘇州でもどこの本屋さん(新華書店)にもあった。
人気のある順序で言えばその次は米芾かな。
それで最後が蘇軾、という順番かな。

で、勅使河原くんの書いた作品なのだけど、惜しいなぁ
と思ったのが、松のつくりのほうの「公」の字の右払いから
その下のムにいくところの線。
書家の先生(高橋秀○)台詞では、その連綿線を
「迷いのある線」って言ってたけれど、
俺の言い方で言えば、下品な線だね。
何も行書だからって、それぞれの画をつないで書いて
いかないと、っていうことはない。気持ちが
身体の中でつながっていれば
紙から筆が離れてたって、きちんとその一連の身体の
動きは字に出るもの。それはそれでいい。
いや、むしろあちこちにわざとらしく次はこっちにつながりました
その次はこっちです、なんていかにも分かるような
細い線をつけないほうが
却っていい、とさえ思う。作品全体に無駄な線が見えて
結局作品の値打ちが下がってしまう。
その線が見えててね。そこが残念だと思った。
でもまぁ、いくら集中して練習したって
あの合宿の中だけで、あそこまで劇的に変ることの
できる字を書くのは、、無理でっせ、とも思った。
まぁ確かにね、習っていたら、字が劇的に変る、
というのか変化できる一時期がありはするのは
事実だけど、それは習い始めて、もうちょっと
後のほうのような気がする。
もうね、字を習い始めるでしょ。
そうしたら、どんどんどんどん下手になっていくような
気がするわけですよ。
これはもう一体なんだ、と思って、
へこむ、いや、へこむなんていうような程度じゃ
ないなぁ。自分の字に絶望する、というのか。
確かに字を書いているのだけど、
それが字に見えなくなってきて
なんかいろいろなパーツの寄せ集めでしか
見えなくなってくる。
そういう時期を経て、もっと落ち込んで
絶望してしまう時期がしばらくあって、、
それでもあきらめずに書いていったら
ある日、を境に、少しマシになったか?
と思えるような日があって、、。
でもまたすぐに落ち込んで、、
その押しては退く退いては押す、という
葛藤がずーっとありまして、実際なんていうのは
その辺から、少しずつ、、ということでしょうか。
自分とか、周囲の字を習ってた連中の
状況を見ていたら、そんなふうに思ったけど。


今日はあれこれと思ったことなどを記してみた。

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Comments

僕もドラマは楽しみに見てますよ
字の良し悪しは分かりませんが(ノд・。)
漫画のイメージでいくと、書道の先生は加藤嘉か浜村純なんだけどなぁ。
あ、どっちも亡くなっていますね(;´▽`A``
主人公のお祖母ちゃん、山○陽子では若すぎで、池内淳子、草笛光子あたりなんじゃないでしょうか。

Posted by: mishima | 10. 01. 22 at 오후 10:01

---mishimaさん
そうですね。原作のイメージからすると、もうちょっと枯れた(笑)感じの、、と思うのですが、実際の書家なんて、政治家みたいに欲のかたまりみたいな人が多いですもん。(だからいつまでもぼけないわ、長生きするわ、なんですけど、、。)全然枯れてなさげな高橋さんが謙介にとってはすごくリアルでいいと思います。山本さんはなんだかおばあちゃん、という感じがしませんよね。しかし、高校生の母親が葉月さん、というのも、以前の真田さんとのあれこれを聞いたりしていた人間からすると、あの人が高校生のおっかさんの役をするようになったか、と思ってしまいました。(こういう時って、不思議に自分が歳取ってる、というのは蚊帳の外で考えるんですよねー。)

Posted by: 謙介 | 10. 01. 23 at 오전 9:43

手習いの時期を5年ほど悠長にやっていましたが、
今年、漢字に関してはその時期が終わりました。
といっても、人様に見せられるような水準ではなく…。
本当に回数を重ねるごとに拙さを認識し、
恥ずかしさはどんどん増しているような気がします。
なので、謙介さんの字に憧れるファンはいっぱい、
いらっしゃると思いますよ。もちろん、私も、です。

>パーツに思えてくる。
(画数の少ない文字、特に)ひらがなを書いていると、
「り」を確かに書いているんだろうか?
2本の棒を書いているのではないかと思えるような、錯覚に似た
瞬間に出会うことがあります。感覚的で説明は難しいんですけど、
これでしょうか?

あまり関係ないことですが、今年はまだ、
柑橘類は口にしていません…

Posted by: ヒシ | 10. 01. 23 at 오후 5:37

----ヒシさん
おめでとうございます!

 といっても、人様に見せられるような水 準ではなく…。
 本当に回数を重ねるごとに拙さを認識  し、恥ずかしさはどんどん増しているよ うな気がします。

それが自分で客観的に理解できることこそ
一番大切だと思うんです。
誤解しないでくださいね。俺はヒシさんの字は大好きで、決して拙い、とは思いませんけれども、、。
友達で日展には入賞するし、毎日展には入賞するわ、というヤツがいますが、それでも結婚式でご芳名帖に字を書くのは苦手で嫌い、って言っていましたよ。
周囲の人は、いいじゃないか、って思っていても、自分はまだ全然、っていうことよくありますよね。でも、そう思ってるほうがよほどこれからも伸びる、って思います。どうぞこれからもがんばってください。

Posted by: 謙介 | 10. 01. 23 at 오후 6:23

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